(事実誤認判明分は訂正しています)
1回分のネタではないのですが、強引に突っ込みます。
けっして茶化すつもりはありません。ってかその逆。
しかしほとんど七不思議の世界ですわ。
そうかあ、4年前はまだ住民票を東京に残したままだったので、
参加してないんですなあ。
ということで生まれて初めての函館市議選。
何をどう読み解けばいいのか、あくまでもノーマルに
アプローチしてみました。
これだけ公務員(市職員)の怠慢を許す議会は
あくまで形式的な存在なのではないだろうかと思ったわけですよ。
市民の声を聞く気なんてさらさらない。
そんな疑いを持ってしまいます。
さてソノまったく知らないことにどうアプローチすればいいのか、
今回は絶妙なサンプルとなりました。
まずは基本構造。
市議会の定数は30。(注:これは前回の選挙まで。2019年から定数は27に3減)
こまで会派の内訳は
市政クラブ11、民主・市民ネット8
公明党4、市民クラブ3、共産党2、無所属2
2005年の合併後、定数が減ってきたことは「はこだて検定」のテキストにも
あるので知っています。(そして2017年の議会で定数はさらに3減が可決)
そりゃ議会はコンパクトなほうがイイ。(少数派の意見が届かないとの意見も一部にあるようです)
ところが現職30議員の年齢を見て超ビックリ!
平均63歳超え!!!
前回は33人が立候補して落選は3人6人。これが前回の得票結果。
前回涙を飲んだ3人のうち、2人が今回再挑戦しています。
現職30議員はこのうち24人が再度立候補。6人が勇退?転身?
その6人の年齢は73、73、70、69、68、61。
年齢がすべてじゃないですが、今回の立候補者の最高齢は
79歳。このほか77、74、71、70と70代が5人。
いやあ残念ですがどうみてもこれは老齢議会。
わかりやすくこうしてみました。
年代別。丸が黄色は現職、オレンジ丸囲=新人。
青矢印は年齢公表の新人候補。
ベテランと若手が融合しているのではなく、ベテランのみ若手(ほとんど)不在。
40代は新人を含めて4人!
で新人さん9名に期待したいところですが、年齢を公表している4名は
67、65、50、42です。非公表の5人のうち3人は現職議員平均年齢より下ですが
2人は60代以上のようです。
4年後は人間ですから全員4歳年を取るわけで、
さらに超高齢議会が進行するわけですね。
議員年齢66歳とは、どんだけ人材不足。
また議員にしがみつく理由もありそうです。
これが最大の不思議、驚き。
33人立候補して3人しか落選しない。
6人落選する。これは無風に等しいですねえ。
あれ?でもポスターに32人しかいないような…
2つめの不思議。
自分が4/15に最初に出会った候補者掲示ですが、ひとりぶん足りません。
立候補は33人。どういうこと???
いまどき新聞を取っていない世帯は選挙公報はネット経由でPDFですが、
ふつう候補者一覧って届出順でしょう。五十音順ではありません。
先般4/8知事選道議選で不祥事を起こした函館市選管のPDFにはその注釈がありませんね。
(定数は公報には書かれていないんですね)
で、掲示板。左端の31番、32番に前回落選者が並んでいて、
さらにその左側の33番にもうひとりいます。なんか不公平な並び。
(1~33は届出順のようです…これも明記を見つけられませんでした)
で33人めの候補者のポスターを見たのは2か所だけ。残りの10か所ぐらいは存在がない。
掲示板の枚数は印刷しなかったのね。あり、なんだ…それ。
3つめの不思議。
前回共産党で立候補(当選)した女性現職さんが任期中に会派を離脱。
今回無所属で立候補。
気になるこの組織票のゆくえ。そしてこの現職さんだけ公報がなぜか手書き。
4つめの不思議。
ポスターを少ししか印刷しなかった33人めの無所属新人さんの公報は
けっこう日本語がおかしい。公約の最初の「教育」に関するくだりで???
そして限られたスペースに自分の職歴ばかりとうとうと書いています。
ポスターも他の候補と比較して独特のデザイン。
5つめの不思議。
前回落選の新人候補さん(のうちひとり)。騒音になるから
宣伝カーでの名前の連呼はしないのだとか。
でも前回の獲得票、ダントツに少ないですよ???
6つめの不思議。
こうなると新人候補の中でどの候補が今回当然するか「予想」したくなっちゃいますね。
現職が全員当選しても6つ枠が空いています。全員当選したら残る枠は3。組織票を失った現職さんもいますけど。
前回の最大会派「市政クラブ」は4人が今回出ません。その得票数は計10,376票。
これがあれば確実に3人当選できます。
で、当選後は自由民主党を中心とした保守系のこの最大会派(現職だと7名)に
合流するのに、立候補時に無所属な候補も相変わらずいますねえ。
現在立憲民主党が中心の会派「民主・市民ネット」はその「市政クラブ」と最大会派を
競う存在ですが、前回は「立憲民主党」が成立していないので、前回選挙では
「民主党」ではなく無所属で立候補した候補が3名も含まれていました。
なので、重要なのはどんな無所属~?ということになりますか。
今回の無所属新人5名は当選したあかつきには
どの会派につくのでしょう?
ちなみに会派に属さない完全無所属現職は共産党離脱のひとりを含み、
前回は30名中2名のみ。
これは無所属のほうが当選しやすい。当選後は会派に属して活動というスタイルの
議員がいるわけです。無所属も当選後は会派に属す、を知らないと。
7つめの不思議。
そんな当落線上候補が気になります。
立憲民主の新人候補はだいじょうぶでしょうか。
日本維新の会も1名しかいないのでだいじょうぶ? でも当選後はどの会派に?
共産党新人は前回現職の取った票を切り崩す、と。
幸福実現党も65歳の新人を送り込んでいますが、当選ラインに届くでしょうか?
再挑戦の無所属新人2人。今回初が3人。
ポスターを印刷しなかった候補は足りてる確信があるのでしょうか?
残るは2人。
おっとこのうちのひとりは年齢も書いていないし、無所属とも明記していない。
年齢と無所属がセールスポイントではないので…若手ふうの保守系候補ですな。
もうひとりは塾の先生。こっちは年齢と無所属はしっかり書いている。
ま、公報ではせいぜいここまでしかわかりませんでした。
勉強不足だなあ。もっと日頃から情報収集してないと。
新人9人のうち6人は確実に通ります。確実に通るのは3人です。
最低6人です。まあいろんな人がいたほうがいいので、当選したから
長いものに巻かれる、は勘弁してほしいような気もします。
いやあ、ほんとうは具体的に個人名を書いたほうが野次馬的には面白いんですが、今回やめときました。
これだけ言えば、「結果検証編」も必要?
結果のインパクト次第かな。
それにしても市議会にも脈々と放置精神を感じますね。
たとえば…
なんだ、出ないんかい!とツッコミたくなりました。
無能無気力な市職員のスタンスがこのままでは函館もさっぱり変わりませんから、
選挙のときだけ必死に名前を連呼している中に託せる人物がいるとは
不勉強な自分にはさっぱりわかりません。
4年後に向けてしっかりマチアルカーしながら勉強しないと。
不本意このうえないですが、投票日には白紙を出しに行きま~す。
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