【脱イナカモノのすすめ】<3>さて「地元愛」はどこに?鉄道不要論
秋田県って高齢者率が日本一なんですってね。
でも今後20年で北海道が抜くそうです。
元気に年を取りたいものですが、そうは問屋が卸しませんか???
さて、イナカモノの現実、前回12月に感じたJR奥羽線の疎外感
(おもにJR八郎潟駅のハナシ)…ウラが取れた思い。
19/1/21更新記事
感覚のズレ、コミュニケーション能力、おもてなし精神@青森、秋田
河川敷に出て河口の手前で風の松原へと向かいます。
国内最大級の防風林・風の松原、その向こうには展望塔。
だーれもいません。思ったより遠かったので松林の入り口を舐めて
駅に戻ることにしたわけです。
市内循環バスの停留所があり、乗ったら駅まで連れて行って
くれるだろう、ということになりました。バス到着時間まであと3分。
地元の70代女性がやってきたのでいろいろ能代のことを聞いてみました。
・東能代方面にはバスが出ていないのですか?
【出ていないと思う。JRは使わないので奥羽線も五能線もほとんど乗らない】
↑能代駅・五能線東能代方面時刻表
五能線は1時間に1本もないわけだから、特急停車駅「東能代」から
能代市民は旅立たない、ということになる。
(注:高校生は当然通学しています)
函館から来たことを告げると
【千歳の近くに親戚がいるので、飛行機は利用します】とのこと。
※ただし大館能代空港からは直行がなく、秋田空港まで行くそうだ
また、
【新潟と長野に子どもたちが住んでいる】とも。
で、
【秋田空港から新千歳へ便があるので、秋田まではクルマ。子どもたちに会いに行くときもクルマ】だそうです。
【以前、JRで北海道に行こうとしたら直行列車…トワイライトエクスプレス?がなくなってしまった、と駅員に言われた】そうです。
この70代のお母さん、自分でガンガン運転していくタイプなら、
こんな循環バスの停留所で会うはずがありません。
自分で自在に動けなくても
【鉄道より飛行機のほうが慣れている】と言います。
これが日本の現実です。
飛行機に乗ったことがある、と旅慣れているは
まったくもって同義ではないのですけどね。
よほど鉄道は乗り慣れてない、からそのコトバが出ます。
自分の街の「最近」についてもあまり語れない70代。
いかにも「心の限界集落化」ではないでしょうか。
とても親切なお母さんでしたけどね。
↑能代駅前バス停。17分ははまなす号、51分は別の循環バス。でも東能代行き、はない。
↑というわけで位置関係。国道7号沿いにショッピングモールが発達。JR駅前は閑散。すっかりクルマ社会というわけ。それで高齢化が進んでいるって?
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