【BSフジ】ポンコツ旅番組に失笑すら起こらず…
それにしてもまさにテレビは危機的状況である。
多くの若者はテレビを卒業してしまった…。
受像機すら持ってないケースが多いとか。
ある若者は地デジになって映らなくなったので見なくなった、らしい。
ネット+スマホでじゅうぶん情報は得られるのだ、と。
ヒマなときはYou Tubeほか動画サイトがいちばん面白いと。
こうなるとテレビに残るのは高齢者ばかり。
よって健康番組と関連する通販番組ばかり増える仕組み。
近いうち極私的テレビ論もまとめなきゃならんかな。
それにしてもフジテレビにはため息である。
そしてしかもBSフジ。CSフジはたまに見たい番組があるが、
BSフジが他の民放BSと比較しても、さっぱり見たい番組がない。
高齢者対応にも遅れている。
いやいやBSを続けているようにも見える。
それは制作費や企画の深みにも如実に現れる。
今回久々に取り上げる旅番組は
<BSフジサンデースペシャル>『ローカル線でめぐる旬旅 函館からニセコ、小樽へ雪景色旅情』(O.A.19/2/10)
なる2時間番組である。
CMカットして作業終了。
というか冒頭だけで見たくなくなるのである。
いわば「バカ旅行者要請番組」。ほんと差別用語で申し訳ない。
第一。函館本線を函館から小樽まで(通年で)直通している列車はない。
よく「函館本線」というキーワードにダマされているからわかる。
「函館」を検索ワードに入れると自動的に「函館本線」も引っかかる。
「山線」は山線なりの干からびた趣がある。
これを「函館」という街といっしょにしないほうがいい。
「してほしくない」じゃなくて「しないほうがいい」。
第二。キャスティングされた女優が朝市(駅二市場)でタラバガニを持つくだりで
「ちょっとぉ持てなぁい。こわーい」とキャーキャー言って尺を稼ぐ。
呆れます。ハタチそこそこの小娘ならいざ知らず、御年48歳、バツイチの
「女優」。彼女の名前は「中島ひろ子」。ウィキで出身地を見たら東京、とある。
東京都民もこんなんばかりだとは思われたくないでしょう。
そしてど素人がここで引っかかる。というかそういう番組台本。
↑函館駅ホームのゼロキロポストで立ち止まるのも台本と思える不自然さ。
そして特急に乗りこみ、ホームのコートを来た年配の駅員に
「あ、映画の鉄道員(ぽっぽや)みたぁい!」
もうやめてくれ、である。ホーム上のJR北海道の職員は全員そうなんだから。
第三。せっかくだから五稜郭にも寄っていこうと函館駅から特急「S北斗」に
乗ったばかりなのにすぐ下車。
「雪の街を歩くのはいいわねえ」と途中カットであっという間に
雪の五稜郭公園到着。
ここまでで視聴終了。
ちなみに制作協力Koba-Kとテロップにありました。
プロデューサー出てこいレベル。(女性プロデューサーでしたけどね)
フジテレビが業績不調なので、こうしたお手軽企画&制作を
繰り返すしかないのであろう。
冒頭十数分で(地元民に)「ないな」と思わせる番組…
年にイチ、ニのポンコツ旅番組であった。
系列のUHBに制作協力を仰いだらもっともまともになるのに。
BSだからって投げてる感。
NHKの旬感ゴトーチ3連続函館(1/21-23)のキャスティング
(ロケ=乃木坂・桜井玲香、ノブコブ徳井、バービー、
スタジオ=関根勤、ベッキー、島谷ひとみ)と比較して
哀れしか感じませんでしたとさ。
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