郷土愛のバリエーションは多彩である。人それぞれ
いやあ、昨日は「応援記事」を早く読んでもらいたくて、夜更新予定の記事も午前中に
アップしてしまいました。失敗。
「情報を立体視する習慣」とでも呼んでおくか
テレビ番組を見た感想をここで書いても、見てない人には
ほぼ伝わらない。
それは承知しているが、書きたい。
例に挙げる番組はまず2本。
1本めはNHK総合。北海道ローカルで
北島三郎と大泉洋の対談番組(=北海道クローズアップ)
本人写真がマイライブラリに見つからなかったので、記念館まで行って
撮ってきた。記念館のスタッフはナントこの対談を見ていない、という。
なんだかなー。洋ちゃんの画像は入手できないので、あしからず。 2本めもNHK総合。
「プロフェッショナル 仕事の流儀」地方公務員くまもん編である。
最初の対談番組は、ふたりとも「らしさ」が出ていて
とても楽しかった。
北島三郎が「ふだんは無口だけど、大泉君の前だと饒舌になる。
地元の顔見知りと話しているような雰囲気」
という意味合いのことを言っていた。
大泉は大泉で「何をおっしゃいますか。こっちはもう初対面で
キンチョーして、番組でこんなに無口なのは初めて!」
と爆笑を誘っていた。
北島三郎の時代。青函連絡船、東北本線を乗り継いで、
「夢を追って東京に出てきたからにはおめおめ故郷には帰れない」
「もし、いまのような時代だったら、とっとと帰っていて
今の自分はないはず」
いっぽう大泉は
「売れないことが恐かったのでいつでも帰れるように、
北海道ローカルのレギュラーはいまでも大切に続けています」
そんな二人の「北海道」への思い。
どこが共通で、共通でないのか。
稚内や網走や帯広や釧路の人々はこの番組をどう見たか。
函館という立ち位置で、両氏を見る自分のポジションと決して
同じではあるまい。
いまや全国区のくまモン。
熊本県の「くまモンチーム」は何を目指しているのか。
地元はくまモンをどう見ているのか。
どれだけ愛しているのか。
「くまモンは郷土の誇り」
郷土とはどこまで?
熊本県と言ってもそこそこ広いです。
水俣も玉名も阿蘇も熊本(県)です。
熊本市だけが熊本じゃない。
この感覚はやっぱり地元民しかわからない。
そういう意味で日本は広い。
同じ都道府県の中でもさまざま…。
そういえばこれもNHK総合で麒麟川島MCの
単発番組「ニッポンのワケメ」(第三弾)
納豆に砂糖をかける地域が秋田、と紹介された。
でも秋田とひとくちに言っても
横田周辺の県南山間部に限られるのだとか。
番組出演の元乃木坂・生駒里奈は
「自分は県南でも海に近いので納豆に砂糖はかけない」発言。
「西郷どん」じゃないけど、大久保利通が頑張った
「廃藩置県」を学び直すと、とても多様なニッポンが見えてくる。
何事も共通点と違いをしっかり意識することから
始まるんだなあ、とね。
そこが面白い、ポイント。
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