【2019初タビ(1)】ハントンライス目的で金沢途中下車
ちなみに、何日めにどういうルートでどこ行ったとか、順番に紹介されても、
読む側はちっとも興味がないでしょう。
書く側も時系列に順番に紹介して意外性もなくつまらない。
だから4泊5日の旅のなかで何が印象に残ったのか、どこで函館を思い出したのか、
「全体」の中から「部分」をピックアップすることで、逆に自分の言う「旅」って、
そうなんだ…と新発見したりするかなあ、と。
想像力がかきたてられたほうがいいんじゃないだろうか。
ブログカテに行程詳細・エピソードなんてあるけど、あれ(当時)は単なる記録で、
もはや日本一周も2周め後半になると、画像ライブラリでいちいち確かめないと記憶が
あやふやだし、もうそういう利用価値がないかな、なんて。
さて、金沢で有名なハントンライスと言えば「グリルオーツカ」という洋食屋さん。
最初に言っちゃうと「ふわとろオムライス」じゃん?って話。
なのにそれを食べるために金沢途中下車???
大切なのはここからでしょう。
たかがオムライスがなぜこんなに人気?
ハントンライスの「ハン」はハンガリー。「トン」はフランス語でマグロのことらしい。
ふわとろオムライスの上に小エビのフライが2ケ、
ひとくちサイズのマグロのフライが2ケのっていて、
ケチャップのほかにタルタルがかかっている。
気合を入れて今回は大盛り150円増し、ハントン大盛り1080円を注文。
なかみち食堂のカレーチャーハン(普通盛)がよぎる。
いいトシこいて大盛り、やめたほうがいい(笑)。
満足度の高さは店の雰囲気にもある。
家庭的な雰囲気。いまのところは釧路の泉屋と双璧だ。
最近は金沢もインバウンドが増えていて店頭には7か国語のメニューがありますよ、
と明示。
日本の中で消化(昇華)された洋食文化とは何なのか、必死に説明しようと試みている。
おいしいオムライスだけなら70点だけど、残り30点の愛されるべき理由が存在する。
↑こんなキモチが伝わる店頭、函館の店にはナイ…自分も3年の修行でそれがわかるように。
自分の到着は午後2時半。遅い。
でも店内には打ち合わせの終わったビジネスマン2名。家族4人連れ1組。
その2組が退出したあとは女性のおひとり様ご来店。
実に客層が幅広い。
こんな店は函館にない。
金沢にはおいしいものがたくさんあるのに、まずココに来たくなる自分の
洋食バイアスを差し引いても、金沢飲食店の層の厚さ、レベルを感じる。
いわゆるTA(トリップアドバイザー)ランクは51位。3378店中(19/1/29時点)。
名店中の名店というには家庭的すぎるお店。
ハントンライスのほかにもいろいろ試したいメニューがあるので、
次回はまた3年以内に再訪して、
チャレンジしてみたい。
しかし、こうなるとメニューの表紙のイラストすら、ほんわか好ましく見えてくるから不思議。
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コメント
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他サイトでは感じる事が困難な貴殿の超水準な御文章に夢中になり、
最後まで貪り一気に読ませて頂きました。御紹介のお写真のメニューを食してみたくなりました。本当に貴殿の御内容は素晴らしく最大の尊敬申し上げます。天性の御才能に感服申し上げます。長文大変申し訳ございません。失礼いたします。誤字脱字ございましたら御勘弁下さい。
投稿: | 2019年1月28日 (月) 10時57分