○○はどこから来て、どこへ行くのか?…という基本的かつ難解な問題
いま何がもっとも関心事かと言えば、すでにおわかりのように
どうしてこんな函館になってしまったのか、という問題。
30有余年の年月を経て故郷に戻ってきたら、その変貌にけっこう驚いた
と言う話。または、30有余年前も同じだったのに、それに気づかず
幻想を抱いていただけかもしれない、という話。
最初に断っておきますが、現状認識をしてから改善につなげるまでの道のりは
何であっても遠大です。
言うだけで結果が変わるなら世話ないこと。
ちょうどいま西郷どんブームで、西郷対大久保がクローズアップされていますが、
明治維新がいったい何だったかは150年経過した今になって、
そういう位置づけか、となってるぐらいですから、時間の経過とともに
過去の見え方は変わります。
実際、昭和中期の初等教育で教わった内容と、日本の歴史なんて、
かなりの部分で様変わりしているんですね。
つまり現状認識なしに、未来の函館を語ることは何の意味もないわけです。
その点で「はこだて検定」がマスターベーションであることは、明らかです。
まあ「歴史観光検定」ですから、過去から現在へのつながりは不要。
そのうち「函館の未来なんてどうでもいいや」
という無気力市民が過半数を占めるようになるのも時間の問題。
もちろん函館だけがどうこうではなく、日本全体としてはどうこうで、
相対的に函館のポジションがどこなのか?も大切になってきます。
たくさん旅をしていると、たとえば観光施策などあまりにひどい、
函館の比ではない自治体もたくさんあるわけです。
(その話もいずれ書きます)
なぜ知らないのか、ではなく、知らないとどうなるのかを学ぶ、
という事です。(なりすまし詐欺対策と根っこはいっしょ)
そのために本ブログで「無知な人々」をあえて紹介しているのも
そのためです。
TBS「東大王」リーダーの伊沢拓司クン(24歳)の座右の銘?を紹介しておきましょう。
「無知を恥じず、無知に甘えるを恥じる」
そりゃそうだ。タイムリーにシンクロしたのぅ。
無知であり続ける人々は「他人のふりしてわがふり直す」も
理解できていないので、無知の再生産が続く悲しい人生だからです。
もちろん、生きて生活していくうえで、
その前に大事なのは「健康」ですけどね。そして受容力もだいじだな。
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