堆積するルーズさ→時間は巻き戻せない…
公務員職務怠慢系の中では小ネタですが、
なかなかナイスアシスト!
と思ったので採用。
まずはご近所の人から聞いたこの話。
「函館の道って走りにくいよね。計画性ないし。もう少し碁盤の目になっているといいのに」
その方は人見町、乃木町方面から電車通りの向こう側に出るとき(松陰町付近で)
直進できないことに対してそうおっしゃいました。
このあたりの道路が整備されたのは昭和の初期ですかね?
昭和9年の大火の後に道幅を広げて防火帯を整備した歴史が函館にはありますが、
決して都市計画が進んでいたわけではないんですねえ。
札幌や旭川では道路が碁盤の目のように整備されているわけですが、
函館はそういう形跡がない。
まあ未来を予見して街を創る、という時代はもう少し後なのだと思います。
飲食店チェックをしていてこんな場所があります。
いわゆる六軒長屋。
左から4-9、4-9、4-10、4-9、4-9、4-9。
きっと誰かが間違えていると思い、市役所で尋ねました。
担当部署は市民部戸籍課住居表示担当。
担当者は数分かけて該当地番の地図を出し、
こう答えました。
左から3戸が4-10で右の3戸が4-9。
「住人は自己申告でどちらかを選べるのですか?」
と聞くと、この建物が立つ前がわからないのでなんとも言えませんが、
それ以前は4-9と4-10に分かれていたはずです。
ぜひ証拠写真を撮らせてほしいと言うと、地図の複写は断られました。
おや?
そこで現地確認。住居表示が重複してます。
(もしこれが3戸めと4戸め、真ん中にあるのなら言い訳できそうですが、1戸めと2戸め、5戸めと6戸め、扉のあいだにも同じ央に表示されているんですなあ)
そこで次は郵便局へ。
「市内にそういう住所はいくつかあり、あらかじめ知っているので
配達に支障はありません」
ときっぱり。
「ただ本人確認を必要とする郵便物の場合は、受取人の示す公的な証明書と
一致しないと渡しません」
そりゃそうだ。
この本町の建物の2・3階は集合住宅なのに、4-9でありなおかつ4-10であるとは
ナントいいかげんな函館なのでしょう。
このルーズな判断はこの建物が存在している限り、もはや修正不可能です。
ほかにも飲食店関連でこんなケースがあり、
ここも31-23と31-24が「混在」しています。
ひとつの区画に住宅が増えすぎて例えば18-1の番地に5軒も6軒も
該当建物があるケースがあるいっぽう、どんどん建物が減って空き地が
増えていき24-11のとなりが24-18だったり歯抜けのケースも
よくありますから住居表示なんていろいろで予見不可能です。
でもだからといって、4-9でも4-10でもあるなんてケースは
かなり不可解です。
どうも市民部では原則論を説明するだけで、実際の運用は把握していない
様子。飲食店の届け出でこれは不可解と保健所が判断することは
たぶん不可能でしょうね。届出人がそうです、と言えば、
「はい」で済ませるのでしょうね。
というわけで本来は本町4-9なのに本町4-10として届けているケースを
正しくないとは言えないんだろうな、それもそもそも
函館のいいかげんさのなせる業なんだろうな、と
そういう小ネタ、でした。
いちばん明快だったのは函館中央郵便局、とそういう話でした。
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別にそんなのどうだっていいべさ! おめぇ暇なんだな!
可哀想になってくるでや!
クリスマスも年越しも1人か?
投稿: セガちゃん | 2018年12月13日 (木) 23時33分