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2018年12月15日 (土)

クルーズ船の幻想【前編】

誤解してしまうのは自由です。

でもそれが誤解なら早めに気づいたほうがよろしい。

ただ現代は人々の誤解を利用して成立するショーバイも多いので。

誤解の構造を詳しく説明すると業務妨害になったりします。

だからといって特定の利益のために世論をミスリードするのは

悪いことだと思います。

人口減少を止められないのなら、せめて交流人口を増やそう。

観光を含めて、函館にやってくる人を増やそう。

この考え方は格別間違っているようには思いません。

函館にたくさんの人がやってくれば経済も活性化する。

雇用も増える。

ハイ、段々とズレてきましたね。

来訪者がやってくれば、確かに経済は活性化に向かうのでしょう。

宿泊施設とか飲食店とか。

でも、雇用が生まれているかどうか検証されてますかねえ。

はい、クルーズ船の話でした。

いちおう公式の数字で観光客入込数。

平成29年度、函館の観光客入込数は以下の通り。

20172018hakodate_tourist_by

交通機関別はこうなってます。

船舶の比率は5.9%です。

年度がズレて、これは平成30年度実績ですが、

クルーズ船の入港はこうなってます。

2018hakodate_cruiseships

全部で27隻の入港。

すべての船が定員いっぱいいっぱいの状況で入港したとして

上陸人数は、58,297人。船舶全体の18.9%。

20172018cruisship_rasio

もうここでクルーズ船効果が超限定的であることがわかります。

もっとも観光客入込数の交通手段別、バス・自動車の比率が多いのは

高速効果だったり道の駅効果だったりするんですけどね。

観光客の実態と交流人口の実態を反映していないのは明らかです。

後編ではインバウンド問題と、クルーズ船の中身について考察します。


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