【2018ラス旅-7】栃木県の盲腸線の終着での出会い
2018ラス旅…「行ってきました」以外の感じたことを
さっさとまとめて次の旅(2019年初回タビ)へと準備を進めようと思ってますが、
この4泊5日の中で、もっとも予期していなかった出会いがこの町、
那須烏山市でした。
JRの不思議なダイヤのおかげで
「山あげ会館」なる地元の祭りのPRセンターにちょっくら立ち寄って
「へえ」とうなりました。
たぶん函館市民の中にこの祭りを知っている人は皆無でしょうね。
もちろん自分もまったく知りませんでした。
でもこの祭りはユネスコ無形文化遺産としては「秋田・男鹿のなまはげ」よりも
先輩なのです。
(2016年に「山・鉾・屋台行事」として指定された33のうちのひとつ)
ま、安直に山=山車で豪華な山車で町内を練り歩くのかと思っていたらさにあらず。
主役は背景・大道具(=山)。移動可能な野外歌舞伎なのです。
この「山」を毎回一から組み立てて、移動したり切り返し(舞台転換の意)たり、
豪快豪快。
これに演者(役者と演奏)がついていてこのセットを6町が持ち回りで競います。
さらにはクライマックスへ向かっての何日間かにすべて細かな段取りが
定められていて、とても簡単には説明できません。
これを250円の入場料を払うと、人形の語り部爺さんの説明で
オートマチックなミニチュア人形劇が演じられ、その後メイキング映像が上映されます。
所要時間は両方合わせて25分…。ちょっとした感動モノ。
ただね、JR烏山駅にはそんな誘導はないし、全然PR度が薄い。
あんまりなので会館の受付にいた関係者に「もっと頑張って!」と
強くエールを送ってきました。姉妹都市?の世田谷区千歳烏山あたりで
出張PRでもやればいいのに。そのうち過疎で人手が足りなくなりますよ。
(もうなってる?)
↓各町内でそれぞれこうした「屋台」も競ってます
とにかく列車の折り返しまでに盲腸線8線区の中でもっとも長い98分だったおかげで
烏山の伝統文化を知ることになりました。
栃木県那須烏山市…母親の古い親友がここにいて毎年の年賀状整理で記憶して
しまった「からす・やま」という地名。これもン十年ぶりに新たにリアルな記憶に
刻み込まれました。
※ユネスコの文化遺産に指定されただけでは何も変わらない、という貴重な例ともいえます。
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