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2018年10月12日 (金)

無知が暴挙を生む…そして自然破壊【松倉川改修問題】

人間それぞれの立場があるのはわかるんだけど、

理解しようとしないスタンスと自己正当化が前面に出てくると

かなり醜い。

それに例の愛のない函館人気質が垣間見える

そんな、ぴったりな例。

ちょっと根源的な問題でさらっとは書けないので了承いただきたい。

まずは以前に紹介したこの画像。これはオイルフェンス。

上流で重機を動かしたときに汚れを下流に行かないように止めるための…。

180821ryuboku

↑8/21撮影

180826ryuboku

↑8/26撮影

この夏、2か月も放置されていたのでついに

函館建設管理部に問い合わせてみた。担当者からは、

・台風の時期なので安全を考えて固定ロープを1か所外した

という回答。そう見えますかね?

じゃあこれは?

撮影は10月4日。

181004koji_matsukuragawa

9/20にすでに終わった工事の看板。

言っておくがこの工事は実施されていない。

9月の初めに行ったときは、あったはずの看板が撤去されていた。

なぜに今頃再設置?

・台風の季節なので強風に対して危険だと判断して撤去

ほう。で、今頃再設置。

・不注意というか、間違いです。

工事をしたというアリバイにしたいのかと思った。

で、この工事行われてませんよね?

・野鳥の会などからの陳情により、延期しました

なるほど、夏鳥が繁殖にやってくる貴重な自然だから配慮してほしい、

という主張のあったあれね。

半年延期で結局やるのなら、陳情を聞いたフリ、というわけだ。

野鳥に「ここは今年が最後だよ」が通用するとでも思ったか。

これらがいったいなぜそうなっていて、これからどうなるのか?

現場を見ても(現場にいても)さっぱりわからない

・受注業者にも計画やその意図を伝えていませんから現場ではわからないと思います

・都度都度の入札で受注業者は決められるシステムです

なるほどね。ブラックな仕事の手先になるのは、日々のご飯のため、

なのね。

今回はこの場所の「地図」を紹介して、その後の展開は続編へと譲ることにする。

対象の全域ではなく一部だけど…。

Matkurariver01a

この地図のもとはゼンリンの日本で有数の精密な地図。

ここの記されている土地を抹消しようとするのがこの事業の本質?

・松倉川の改修は30年来の課題なんですよ

・予算の限り、現在の改修ポイントから200m程度上流まで実施したい

なかなか驚きますが、この30年間の自然の営みを災害へのリスク、住民の不利益

と考えているらしい。この膨大な?ヤナギを中心とした樹木が豪雨などのために、

流木となり橋脚を痛める根源なので排除すべきなのだそうだ。

181008matsukuragawa_11

↑河岸はどこまでかすでにわからなくなって長い月日が経つ(遊歩道より)

見かたを変えるなら、自然が「公共事業」というメシの種を与えてくれている

という発想か。

野鳥の住みかとしてどれだけ貴重かなんて、客観的に立証することは不可能だし、

函館市域全体から見たら、微々たる自然。

ただし、市民が親しむことのできる、アクセス容易なエリアはそう多くない。

温の川温泉も近いし、観光面から見ても魅力的なコンテンツ。

でもそう発想してしまったら建設業者は食えなくなる、とでも言うのだろうか。

さて、問い合わせた翌々日、さっそくオイルフェンスに突き刺さった流木は

撤去されてました。言われないとやらない、典型かな?

こうして自分で判断のできないオトナがいちばん恐ろしい。

・10月7日、台風25号から変わった低気圧が道南を通過していったが、

このときは看板撤去する必要はなかったらしい。

181007koji_mat2

そして日付が変更されている。(10/7撮影)

181007koji_mat4

自分が問い合わせた結果だ。

いつ始めるかは「人手の手配がついたら」だそうで。

(実際、10/11から工事スタートのようです。)

どうにかして大義名分を作りたい…そのため、彼らは

ああ言えばこう言うを繰り返して生きていくしかないのだけれど。

近日続報。


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