嗚呼…哀愁の十字街界隈からの…メディアに出ない函館洋食?
こっちは定例更新。です。
函館洋食を語るために、先にこの記事を出しておかないと都合が悪いので、
とりあえずお読みください。
せっかくメディアに出ても、意欲がないと…ザンネンな展開になると思うわけです。
それぞれのお店の姿勢の違い、経営者の知力とこだわり…料理の腕がすべてでは
ないわけです。それが「経営」かもしれませんね。
この件を強く思ったのは以前の「ハコラク」の洋食特集。
函館に洋食店なんかあったっけ? カレーの五島軒を除外すれば、
アメリカンダイナーな店をこのフリーペーパーは洋食と定義する?
そう思って読んでみると、意外に行ったことのない店が載っている。
極力アクセスできる範囲で足を運んでみたが…
まず十字街の「C」はラストオーダー時刻強調の後ろ向きのメッセージ。
絶対2時半には締めるからな、って感じ。
これでまずまずおいしいハンバーグ、ライス大盛り880円なら、
十分アリなんだが、これで「とりあえず、入ってみろ」の態度が気に入らない(笑)
同じく「ハコラク」掲載店。
この4月にBS日テレに登場した「G」は、ほんとうは日替わりランチではなく
1000円越えのメニューをオーダーしてほしいらしい。
↑イチオシメニューなんで最後に大きく書きました? 雑なだけ?
↑これが日替わりランチ…いたってふつう。自分の感覚なら税込780円かな。70円足りない。
そして先の十字街の閉店してしまった喫茶店のマスターも名を挙げていた
美原の「F」にもがっかりだった。
濃い目の味付けで大味なのは「レストラン」でなく「パーラー」だからね。
しょうがない。
昔、松風町の大門広小路の角にバンビという洋食店があった。
五稜郭の交差点にもあったはず。釧路の泉屋で思い出した。
函館の街ではこうした洋食屋は生き残れないのであった。
店側の希望客単価1500円! 妥協して1200円…
ほんとうの庶民にはついていけないでしょう。
数少ない函館洋食がすべて住宅街の奥に引っ込んでしまったのには、
洋食を支持しなかった市民の存在を抜きにしては語れない。
店主だけの問題とは到底思えない、愛のない函館の話である。
その点、新川町「ソマリ」は価値がある、とそういうことである。
もちろんカジュアルフレンチなどと背伸びをしてみても、
特定のリッチ層以外には響かないから、青柳町の「K」も
宝来町の「B」もこの現状、と相成るわけだ。
市民間のギャップが思いのほか、激しい街だよね。
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コメント
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御無事でなによりでした。
スーパーの品揃えも少しずつ回復してきましたね。
カフェレストランソマリの閉店は本当に残念です。
この先、価格という点で函館市内の客のニーズに応えられる(質は外して考えて)店はガストのようなチェーン店だけになってしまうかも‥。
投稿: | 2018年9月10日 (月) 00時04分
コメントありがとうございます。
地震の件は、基本話が別ですが、そこからもいろいろ読み取れるものがあります。
何事も前向きにとらえて、ようやく現状維持のように思うのですが、函館人の気質は「新しいものに飛びつき、すぐに飽きる」傾向が強いようです。そしてそれを知らずに「我が道を行く」で経営する店主。いやあ、変わった店が多い、ですまされない現状が見られますね…。
洋食好きな自分はまずはこの側面からの考察をしばらく続けるつもりです。
否定的なネタ、ばかりではなかったりしますけどね。
投稿: fishlights(ブログ主) | 2018年9月10日 (月) 07時46分