無知から「ワクワク」は生まれてこない…アクシデントもまた楽し
最近、他人が気づかない非日常に気づく自分萌えがはなはだしい。
でもこれこそが旅の極意である。
これまたとある目的で夏の日の真ッ昼間に大沼公園へ。
これまた案の定、目的をほとんど達せず。
ついでに夕方の遊楽部川を見ようと八雲を目指す。
こちらの第二目的も霧のため、目的達せず。
とはいえ、世の中よくできていてちゃんと非日常体験ができるから不思議だ。
午前10時57分函館発の森行普通列車に乗っている時点で出遅れているのだが、
大沼公園に着いた直後、駒ケ岳~姫川(廃止駅)間で線路が変形したとやらで、
不通に。
函館~札幌のスーパー北斗はナントすべて渡島砂原回りになるという。
自分が八雲に向けて乗車しようとしていたのは14時21分大沼公園発。
10分前に駅舎に到着すると券売機が止まっていて、大沼駅まで代行タクシーが出るという。
天気が良けりゃ線路トラブル、とはJR北ついてない。
それにしてもこうしたケースでの代行タクシーは経験がないのでなんだかわくわく。
大沼駅に着くと大勢のインバウンドさん(ほとんど台湾?)が大沼駅の駅舎にあふれかえっている。
こんな光景もレア。
そこへ沼の家の大沼だんごを持った担当者登場。大沼公園駅から積み込む予定だったとか。
あわてて車でかけつけた。
ほどなく大沼公園駅前の源五郎のスタッフも、大沼牛の弁当を持って駆けつけた。
特急の車内販売が縮小されて、1日2便しか積み込みがないそうだ。
大沼駅の待合室にあふれかえっていた観光客は自分を残して全員函館への上り列車。
札幌行の下り列車を2人の積み込みスタッフと一緒にホームで待つ。
それにしても1日上下5本しか通らない、砂原回りに、特急が乗り入れて大丈夫なんだろうか。
沿線住民は特急通過に腰を抜かすのではないか?
札幌行スーパー北斗の車内は落ち着いたもの。というか経由変更をほとんどの客が理解して
おらず、目的地到着の遅れしか気にしていない様子。
結局森到着で1時間遅れ。
でも砂原回りのスーパー北斗、なんだかわくわくする。
渡島沼尻で写真を撮っていた少年はどこで情報を仕入れたのだろうか。
砂原駅でベンチで座ってみたご婦人もどこで知ったのだろうか。
掛澗駅では特急同士が行き会いトラブルもなく。
八雲からの帰りの特急は駒ケ岳~姫川のトラブル以前に通過した車両の
札幌折り返しだったため、ダイヤに影響はなし。
17時21分八雲発の時点で不通区間は解消、ダイヤ通りの運行に戻ってました。
↑ただ止まるだけなら特急が一時停車することはある。ただ特急を大沼駅ホームから撮るチャンスはまずない。
↑ホントは大沼駅構内跨線橋の上からよく見える駒ケ岳。ただしフィルムでガードされているのが残念。2番ホーム先端、大沼公園よりにてぎりぎり剣ヶ峰山頂が。
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