嗚呼…哀愁の十字街界隈、迷店DNAが育つ街
旅にノスタルジーはつきもの。ノスタルジーだの、風情だの、趣あるだの、
寂れているだの、プラスイメージになる単語を選ぶのは大変だ。
函館のノスタルジー…西部地区のイメージがあるかもしれないが、
実は伝統的建造物指定地区から外れた、十字街界隈が実に味があるのである。
まあ、そこを感じるかどうかは個人差があるので、建物については語らないが、
去る4月、行こうとしていたランチがまだ始まっていなかったので、
2階にある喫茶店のカレーランチを訪ねた。
大正から昭和にかけて、函館を代表する繁華街で、昭和9年の大火で
被災するもいち早く復興を遂げた地区。
しかし今ではラッピぐらいしか有名店がない。
かろうじて支持できるのは「元祖こいけ」「とん悦」「the very very beast」ぐらい。
向かい合うこの2軒と、このレストランはいつも前を通るたび、
やる気ないなあと思う。
↑中華のワンプレートランチ、いったいどんな料理だろう。入店してみたいか?
↑何がいくらか覗きこもうとするとラストオーダー1.45PM!!!の文字が飛び込む店。そっちの情報のほうが重要かあ。
こうして函館には飲食店は味で勝負、と思い込んでいる老練な料理人が
いかに多いか。
味以外の要素にどれだけ背を向けているか。世の中の流れについていけない、
そんなノスタルジーの十字街。味わい深い。
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