創業20数年でこの枯れ具合@千代台【函館洋食の系譜】
このブログで書き続けているコト。
とある分野を網羅することで、
新たなものが見えてきて、次へつながる。もっと人生が面白くなる。
もちろん網羅といっても100%なんかじゃない。半分まで到達するかしないか。
しかし、そこに100%までどれだけ足りないか、の自覚が生まれる。
さて、函館の洋食、さっぱりだ。
これが第一感。その犯人はいろいろ特定できている。
が、その前にまだまだ掘り足りない部分があるわけだ。
とあるフリーペーパーで発見したこのお店。
昔、自分がよく足を向けていたエリアなので、近しいテリトリーのはずだが、
不覚にもこの店も知らなかった。平成に入ってからの開店だそうだから無理もないか。
なんか函館、開店して20年も経てば立派な老舗らしい。
オムライス自慢の喫茶店???
いや、違いました。洋食を志向するお店でした。
しかし、ロケーションもアピールもそこがほとんど伝わってこない。
味はともかく、なのである。
機が熟してチャレンジの入店。
いろいろ話題を振ってみたが、店主もマダムも寡黙である。
そうか。
ようやく独立して自分の店を持ったところでもはや多くは望まない
そんなところか。
「気まぐれオムライス」をオーダーしようとして、
知ったかで「マスター、気まぐれひとつ!」というと、
「気まぐれにはカレーとオムライスがありますが…」という。
オムライスのほう、と答えると、今度はマダムが、
「シーフードが入ってますが、大丈夫でしょうか」
何かトラウマでもあるかのような、チグハグさ。
で、気まぐれオムライス登場。
…と思い、卵のカバーを崩そうとすると、
中のどでかいソーセージにざっくりスプーンが突き刺さってしまった(笑)。
ほどよいボリューム感とスペシャル感。
でも、このお店のトップメニューは「ステーキ」なのである。
それこそ、どーよ、だ。
この日のBGMはポールモーリア。
いまどきポールモーリアって、
平成初頭の開店当時でもレトロなのでは?
と「珍しいですね」と突っ込むと
「お客さんが何かBGMをかけなさい、とCDをくれたんでかけている」
というマダムの回答。身も蓋もない。
こうした「函館洋食」が前に出てこないうちに、消えていく理由、
わかった気がする。
言っとくけど、迷店よりは隠れ家レストラン、知る人ぞ知る店寄り。
店名を前面に押し出せるとこまで、あと一歩。
それゆえ記事カテゴリー分類は「ぶった斬り」ではなく、こっち。
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