北海道最新ホテル事情???【PART2】
さて、函館市内のホテルをトリップアドバイザーの評価をモノサシに
チェックアップしてみると、自分が市外から訪れて泊まりたい、と思える
ホテルはどれだけあるか。
はなはだ疑問である。
特に湯の川温泉。
温泉など温泉地でなくても掘れば出る。また温泉でなくても大浴場なら
その差がわからない宿泊客は多い。
湯の川温泉はナトリウム塩化物泉だが、有難味は効力最下位の単純温泉に
続いてブービーだとも言える。(※一部の源泉はナトリウム・カルシウム塩化物泉)
登別や酸ヶ湯や草津とは湯力は雲泥なのである。
もう日々、宿泊客の出入りに接しているので、そのレベルと満足度は
顔を見ればわかるのである。
自分の体験と比較すると、会津若松市・東山温泉、天童市天童温泉、
あわら市あわら温泉…のあたりとどっこいである。
北海道三大温泉が単に宿泊施設の数、市場規模で判断していることが
よくわかるってなもんだ。
となると、湯の川温泉以外のホテルがコストカットして個人客勝負を
かけたらどうなるのか。
6月の道北・オホーツク旅の道中、特急に乗りあわせた女性から、
面白い情報を得た。これを書こうと思っていろいろ聞いた。函館に泊まって
「エーゲート」というホテルが良かったと。
さて函館市民の何割が知ってますかね。聞かれて案内できますか?
たぶん2018年春にに改装したローコストビジネス。
ただアメニティの充実は女性客に響いたらしい。
ミニボトルにシャンプーその他が
詰め放題だったそうだ。
(恥ずかしながらそのエピソードに触発されて、無印でポンプボトルを買い求めた…笑)
朝食はマクドナルドの食事券。(200円ぶん?)
↑たった200円のマックの食事券で好印象とは何が功を奏するかわからぬ。
函館にバブリーな旅を夢見ている人ばかりが訪れるわけではない。
海鮮がすべてだと思ったら大間違い。
昨今の旅はかなり多様化している。
多数派でくくろうとしたら足元をすくわれることだろう。
大手チェーンがシステマチックに接客シーンを減らして機能性に絞ると
するなら、その逆もあるのである。別な意味でリピーターを作る宿。
それは豪華一棟貸し、なんちゅう発想ではない。
リッチモンド、ダイワロイネット、ドーミーイン、コンフォート、
ウイングインター…大手の強みは魅力的だが、ポンコツ大手も少なくない。
コストと内容がミスマッチなら、旅慣れた客はサービスをじっくり比較する。
まあまあ、函館的朝市ビジネスに象徴されるように
「リピーターを想定しない」生き方もあるようだけど、将来よりも今日、明日を
選ぶ姿に、自分は哀愁しか感じませんけどね。
※北海道最新ホテル事情???【PART1】(8/21更新)
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