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2018年7月30日 (月)

偉大なる隣人、青森にヒントあり。

実はそんなに青森を極めよう、というつもりはない。が結果的にことしに入って何度も訪ねた。

「津軽海峡フェリー」がテーマのひとつだったせいもある。

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青森とひとくちに言っても、青森市、弘前市、八戸市はそれぞれ違い、

津軽と南部、下北も全然違うので、青森、とひとくくりにするのは軽率だ。

ただ函館市民もけっこうな割合、青森出身者(もしくはルーツを持つ人)で

構成されていることだけは見落としてはならない。

とっかりになったのはここである。

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この市場「魚菜センター」は「のっけ丼」を前面に推してアピールしている。

自己プロデュース型の海鮮丼としては1ユニット1300円(食券10枚)

というのは、手頃な価格だと言える。

ただし、手頃感と満足感はかなりの精度でリンクしている。

そういうものだと思えばいい。

ひとつそこで感じたのは「控えめさ」である。

青森県人のキャラクターだろうか。

魚菜センターの付近には函館では見かけなくなった古い商店が残っていて、

そこからは「忍耐強さ」「ひたむきさ」「頑なさ」を感じ取ることができる。

これは先走り、すぐにいいふりこく、函館のキャラクターとは真逆の方向性だと言えるのだ。

どうも青森市民は函館を見上げるのに、函館は青森を見下しているように思えてならない。

函館に行ったことのある青森市民と、青森に行ったことのある函館市民と。

果たしてどちらが多いのか。

函館市民は青森どころか、札幌を通り越して東京を見据えて当然の感すらある。

青森の人々は東京どころか仙台に就職するのでさえ一大決意という説すら聞く。

…違うのなら別にいい。

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↑新青森駅

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↑はやぶさH5系

東北新幹線がかなりの乗車率なのに、北海道新幹線の乗車率がどんどん下がるのも

そこにヒントがある。津軽海峡フェリーが地道に営業しているのもそこかもしれない。

とりあえず、お気に入りの青森の定番のひとつ。クドーパンのジャリジャリを紹介しておく。

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↑クドーパンのイングリッシュトースト、バリエーションはまだほかにも

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↑味の大西「みそカレー牛乳ラーメン」

青森市の定番ですら、函館市民はまだまだ知らぬ。

控えめで忍耐強くひたむきでも繊細さに欠ける気がするけれど、隣人をちゃんと知ることも重要。

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↑三内丸山遺跡。中空土偶「「カックウ」の現物も見たことない函館市民が世界遺産とはおこがましい。まずはここを訪れるべき。


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