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2018年7月15日 (日)

かかし@帯広

未乗車路線の沿線話は次回以降を予定。

その前に(ブログ再開の)「きっかけ」を書きたい。

ことし1月の釧路の(レストラン)泉屋の話も締めていないのだが、

今回の出会いは「帯広ならやっぱり豚丼」という発想からのスタートだ。

これまで2回訪れた帯広JR駅ビル内の専門店「ぶたはげ」。

もうここだけでいい、と思っていた。特急「スーパーとかち」の到着は

ちょうど19時00分。改札を出ると、ナント駅ビル店舗はすべて営業終了。

「ぶたはげ」は電気が点いていたが扉がしまっている様子。

とりあえず、コンフォートホテル帯広にチェックイン。

フロントで、「豚丼のおすすめの店」を聞く。

フロントスタッフも手慣れたもので、ささっとリストを取り出す。

「○○と○○がありますはオススメは"かかし"です」

明確にオススメがあるらしい。地図を見てすぐに夕食に出発。

そのオススメの「かかし」はかなり賑わっている。とりあえずカウンターに。

あたりを見渡すと確かに豚丼専門店ではない。

居酒屋寄りの料理屋ふうのニュアンス。まずは目に留まったのはコレ。

180626kakashi_moriawase_2


「よっちゃん盛り」「なおちゃん盛り」「あいちゃん盛り」…

って何だ? 実は現在店を切り盛りしているのが三代目のあいちゃん。

初代の「よっちゃん」(あいちゃんから見て祖母)が創業して43年なのだそうだ。

30代半ばと見るが、これがよく客もスタッフも見渡して取り仕切っている。

ときどき自分の娘の話でお客さんと盛り上がったり…。

自分がお品書きを見ているとファーストコンタクトはこうだ。

「お客様、お飲み物は出ていますか?」

まだひと声も注文の発声をしていない。

「じゃあね、生ビールをください…それと…」

注文は躊躇せず一気に伝えるクチなので続けようとすると、

「3番さん、生ビール一丁!」

素早い。

後ろからスタッフがおしぼりを差し出すとほぼ同時にカウンター越しに

あいちゃんからもおしぼりが出てくる。テンポがいい。

料理を味わう前に間違いない!と思える店はなかなか珍しい。

そしてここで「豚丼!」は野暮だと直感。ど素人丸出しだ。

ということで、こんな注文を。

180626kakashi_butakushi

↑豚串

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↑よっちゃん揚げ(アスパラ+豚肉+海苔+大葉+胡麻)


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↑広尾産の焼きししゃも♀

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↑そして豚丼のアタマのみの「かかし焼き」

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↑ビールの次の飲み物は池田町のスパークリングワイン

お愛想のとき、自分があいちゃんに、力みかえって言った言葉。以下の通り。

「2つだけ苦言を呈します。
1.テッパン料理が多すぎる 
2.もっと季節感のあるメニュー演出をすべき」

決して特別な店ではない。特殊な料理があるわけでもない。

でも近所にこんな店があると知り合いを連れていけて便利。

肩肘張ることのない店で、2階があるので宴会だって可能。

年内にはロケ中のNHK朝ドラスタッフの間でも、評判店になるのでは?

180626kakashi_obihironight

↑交差点のカドにあってわかりやすいロケーション。駅から徒歩4分。

残念ながら、自分が知っている限り、こういった活気のあるお店は

函館の駅近(ないしは人の集まる繁華街)には存在しない。

ホテルに戻って導いてくれたスタッフにお礼をしたのは言うまでもない。

(帯広=豚丼の方程式はこの時点で終了。

「ぶたはげ」はイートイン19時終了、持ち帰り19時45分まで。

ホテルからもらっら地図にあった○○は第一、第三火曜日休とあったが

なぜか第四のこの日もお休み…こうした巡りあわせ、小さな努力が

旅の出会いを生むわけだ。)

☆ブログ更新が途切れたのが釧路の「泉屋」。復活が帯広の「かかし」。

だからこりゃ「きっかけ」だ、と思った次第。

どちらも函館ではこういう店が育たないという話。

なんて感じでいいんじゃないでしょうか。


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