宗谷本線の驚き。ノースレインボーエクスプレス(前編)
「JR北海道完乗旅」からは脱線である。どうしてもサロベツ湿原に行きたくなり、
豊富町を目指すことに なった。日の明るいうちに現地に着きたかったため、
通常月曜発のところ、日曜夜に出発しまず前泊を千歳とした。
↓行きたかったのはここ、サロベツ湿原
これまた通常なら札幌発特急宗谷7時30分発、11時59分豊富着であるところ、
ヒルメシを考慮して旭川駅のイオン立ち寄りを目論み、1本早発のオホーツク1号(6時56分発)
に変更。例によってこうした気まぐれが旅のハプニングを生むことになる。
8時32分にオホーツク1号が旭川駅に到着した時点でイオンは開いており、
予定通り昼食を買うことができる。昨今JR北では車内販売はほぼ廃止されているので、
食事の調達は強く意識する部分であろう。
さて特急宗谷は何番ホーム?と案内を確認すると…そこからがJR北ジゴクの始まりである。
この会社の組織の腐敗(時代遅れ)は根深い。社員が利用客を意識せず、
それぞれの任務を勝手な判断で遂行していることがよくわかった。
1.この日、特急宗谷は運行されていない。
これは大変なことである。札幌駅では何も言ってなかったように思うが。
特急宗谷の代わりに「臨時」という名称の列車が運行されるという。
臨時特急稚内行きではないのか? 旭川駅の電光掲示板には「臨時」とのみ表示されている。
改札では「これでいいんです」と言う。
よくない。
2.構内の駅員に電光掲示板の不備をただす。担当業務外のようでまったく要領を得ない
3.一旦改札を出てみどりの窓口でクレームをつける。「臨時」とは「特急宗谷の代替である」旨
どうして明解にアナウンスしないのか。ただみどりの窓口は切符を売るところ。
インフォメーション担当ではないのである。
4.ホームに出て旭川から運転席に座らんとする運転士に質問する。
なぜ「臨時」なのか? すると彼は「車両の急きょ変更のため特急宗谷のダイヤで運行できないため、
特急宗谷を名乗れない」と言う。特急宗谷は261系なので183系だから走行スピードが
同一でないのか?と突っ込むと、彼は「イチパーサンではありません。
ノースレインボーエクスプレスでの運用です」だと。
ノースレインボーも臨時特急の特別仕様だがキハ183系であることには変わりない。
(つづく)
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