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2018年7月17日 (火)

夕張という町…。JR北完乗への道(3)



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↑右は駅に隣接した大規模ホテルマウントレースイ。冬にスキーで訪れた人も多いかもしれない。夏はすっかりオフシーズン

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夕張は炭鉱都市である。いや炭鉱都市であった。かつての炭鉱都市で過疎にあえぐ町は

道内にも数多くある。

同様に福岡県内にも数多くある。

石炭→石油のエネルギー転換によって、行き場を失った人々がどんどん去って行った。

これは北洋漁業に活気に沸いた函館と重ね合わせられないこともない。

ここで地元愛を語っても空しいかもしれない。

稼ぐためにここへやってきて、稼げないから去る人々に

郷土愛を強制するのは間違っている。

「夕張支線」は廃止へのカウントダウンがすでに始まっている

新十津川以上に静かに時が流れている。

JR北の乗換だけではこの町を無理に観光することが難しい。

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↑夕張行き@札幌駅名BT

今回は札幌12時45分発のバスに乗り、2時間ほどでたどりつき、16時31分発の

千歳行に乗り、新夕張乗り換えで19時00分帯広着(泊)という行程。

新夕張から夕張へ入ろうとすると16時23分夕張着、16時31分発で夕張という街を

 

全く知らずに去ることになる。

夕張~新夕張間は1日5本である。そして石勝線の特急接続も良くない。

捨て去られてしまった感が強くなるのは集落が散在し、

街の中心に駅があるタイプではないせいもある。

札幌からバスで到着し、辺りを見渡しても、列車までの2時間どうするね?

である。

今回は駅に隣接しているホテル、マウントレースイで自転車を借りて、

隣りの鹿ノ谷駅、その隣の清水沢駅まで「サイクリング」してみた。

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↑鹿ノ谷駅

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↑清水沢駅

鉄道営業キロだと7.9km。そこそこアップダウンがあり集落が散在していて

「夕張」の成り立ちが少しだけわかった。

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ここでも象徴的だったのは「幸福の黄色いハンカチ広場」。

77年公開の高倉健主演のあの有名な映画作品だが、何しろ公開から40年。

若い世代にはすっかり縁遠い。

そして急坂を登ってたどり着いてみると…ナント入場料(540円)を取られるのであった。

「屋外モニュメント」で有料というのはなかなか抵抗がある。

しかしながら、そのために料金徴収ゲートを設けて人を置いているのだから、

これぞ「夕張」なのである。

それにしても、北海道・高倉健&吉永小百合&「北の国から」ロケ地めぐりに

どれだけの観光的ポテンシャルがあるのか…。

単なる地元と観光客のジェネレーションギャップでなければよいのだが…。

でも自分のバアイ、現地に行った後で改めて映画を見返してみる、

そんなパターンもあるので、ロケ地巡りもありっていればありかもしれない。

それにしてもみんな気づくのが遅いって話か。

↓マウントレースイ2階売店で購入した、「夕張メロンパン」(自家製メロンクリーム入り…1個180円)

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