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2018年7月23日 (月)

とても悲しい八戸問題PART3

八戸おっとっと、のエピソードのオープニングは実は合掌土偶ではなく、

出発前、朝のホテルで起こったエピソードから。

正直、これはないと思う。

泊まったのは駅前のコンフォートホテル。駅近で安価で安心して泊まれるホテルだ。

つい先日もコンフォート帯広のレストラン案内を絶賛したばかり。

これまで苫小牧、八戸、帯広、北見、札幌、鈴鹿、小倉…だいぶ各地で利用している。

コンフォート八戸は駅付近に高い建物がないため見晴らしがいい。

3月だったのでエレベーターホール横の窓から遠くの雪を抱いた連山が見えた。

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↑画面中央の遠方

フロントで「見えるのは八甲田ですよね?」と尋ねると

「少々お待ちください。詳しい者を呼んできます」

衝撃である!

「八戸市は意外と広いですよね? JR八戸駅は街の中心でなく本八戸が中心ですか?

隣は三沢市でしたっけ?」

この質問にも正解が答えられない。

「たしかJR八戸線と路線バス乗り放題の1日乗車券がありますよね。どこで買えばいいですか?」

するとネットで検索し始める始末。

ホテルマンがここまで意識が低いと重ね重ね衝撃である。

たまたま新米なら、カバーするベテランが勤務しててしかるべき。

さて、1日乗車券は駅の窓口でしか販売していないのであった。

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↑はちのへエンジョイカード

それでいいのか?

さらにさらに。八戸駅在来線改札はJR八戸線と青い森鉄道線の改札を兼ねている。

そのときの改札の係員はこの1日切符をあまり見たことがなかったらしい。

実は同様な不徹底が他にもあるのだ。

1泊2日の旅の終わり。帰りの新幹線まで30分ほど時間があり、

ここまでのエピソードを駅ビルの観光案内所のスタッフに伝える。

地道に伝える。ただやっぱり案内所スタッフも…。

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↑3月には成鳥はすでに夏羽なのですっきりしている

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↑その年生まれの幼鳥も8月には成鳥並みのサイズ(函館市内にて)

最後にこんなおまけの質問。

「(ウミネコで有名な)蕪島のすぐ脇の港でオオセグロカモメの幼鳥がいましたよ。

八戸の鳥として指定されているウミネコですが、市民はウミネコを即座に識別できるのですか?」

すると案内所のベテランスタッフは

「ウミネコは尾が黒いです。他のカモメは白ですからすぐにわかります。」

野鳥に詳しい人なら失笑である。

知ったかぶりの実践が伴わない机上の知識だからだ。

とりあえずオオセグロカモメ、ウミネコの比較で言うと

1.大きさが違う。大型カモメと中型カモメ(ウミネコ)

2.ウミネコは脚が黄色。大型カモメはピンク。

3.ウミネコの嘴は先端に赤点と黒点。大型カモメは赤点のみ。

以上が成鳥での比較。

4.鳴き声が違う。ウミネコだからミャアミャア。大型カモメはクワアクワア。

さて尾だが成鳥ではウミネコ黒、大型カモメ白。

ただし幼鳥はどちらも黒。

幼鳥の嘴は生まれて間もないほど、ウミネコ=先端部が黒、大型カモメ=全体が黒

育つにつれて個体差あり。

大型カモメは4年で成鳥なので、

・生まれ年のコ・2年めのコ・3年めのコ・そのとし成長になるコ

ウミネコは3年で成鳥なので、

・生まれ年のコ・2年めのコ・そのとし成長になるコ

一年の前半と後半でも季節によって印象は変わる。

ま、鳴き声、大きさ、脚の色、嘴で総合的に一瞬でわかる。

尾の色は飛んでいるときに成鳥を識別する方法なのである。

関心を持って実践をしないと、無知も同然、という好例であった。

↓オオセグロカモメ(ほぼ成鳥、4月撮影)…顔つきがまったく違います

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旅先でなかなかプロフェッショナルには出会いません。確率30%ぐらい?

せっかくの青森バナシなのでもう少し続けましょう。

ブログ中断中に何度青森に行った? 「6回」。

主目的は津軽海峡フェリーをマスターするため。ま、この話も長いのでまたいつか。

残りのがっかりエピソードもフェリー関連なんで。


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