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2018年7月19日 (木)

JR北・完乗への道(4) 石北本線、上川~網走

以前層雲峡(上川町)まで行ったことがある。16年夏の話。

上川町は町内にスキー・ジャンプの高梨沙羅、勢藤優香を推しているバナーが

そこかしこに目立つ、何ともほんのり温かい町。

そうそう今回駅前の「あかし」で列車の待ち時間に海鮮チャーハンをいただいた。

ここも温かい駅前食堂であった。

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↑上川駅

16年夏の度重なる台風被害で根室本線(東鹿越~新得)は不通のままだが、

石北本線の旭川~網走もけっこうの長い間復旧しなかった。

オホーツク海側への峠越えはかなりハード。層雲峡の先、国道が北見に出るまでの

ルートがかなり迂回するのを見ても、難関なのがわかる。

以前あった駅が廃止されたせいもあるけれど、上川駅からとなりの白滝駅までの距離は

37.3km!!! 石勝線のトマム~新得でも33.7kmなので、いかに沿線に人家がないか、

ということになる。こうした区間が豪雨災害などに見舞われると復旧に苦労するわけだ。

白滝は実は北海道でもっとも寒い地域のひとつ。最低温度で有名なのは十勝の奥、

陸別だが、真冬日の平均日数では白滝も負けていない。

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↑白滝駅(遠軽町)

今回初めて知ったのは遠軽駅の構造。

昔々遠軽から紋別を経由して名寄まで名寄本線が走っていた。本線ごと廃止されて

しまったわけだが、そのせいで遠軽駅は結節点で、旭川~遠軽が開通する以前に

網走~遠軽が通じていたため、現在では途中で列車の向きを変えるスイッチバック構造になっている。

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↑スイッチバックの証拠がコレ。駅が両隣でないことを示している

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↑一応行き止まりの標識

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↑雨の遠軽駅

そもそもスイッチバックは急こう配を登るために設計されたのかと思っていたら、

こうした歴史的背景により、スイッチバックになっている駅もあるのだ。

駅巡りにまた新たな「くくり」を発見した。

上川からの難路、通る自治体は遠軽町、北見市、美幌町、大空町、網走市。

平成の大合併で小さな自治体がかなりまとまってしまった。

ちなみに北見は北海道でもっとも広い面積を持つ自治体である。

よってカーリングで有名なのは常呂(ところ)であって、北見ではない。

現在住所は北見市だが常呂は常呂なのだ。

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↑北見駅
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石北本線、旭川~網走を通じて走るのは1日4本の特急オホーツクのみ。

公共交通の主力は都市間バスに置き換えられつつある…。

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↑瀬戸瀬駅(遠軽町)

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↑生田原駅(遠軽町)

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↑留辺蘂駅(北見市)

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↑美幌駅(美幌町)

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↑女満別駅(大空町)

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↑網走駅


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