なかなかヘビー級な洋食レストラン@釧路
ブログですからね、写真にインパクトがあれば、小理屈の何十倍の
威力なんですよ。
このお店。トリップアドバイザーのレストラン、釧路市2位。
あんまりね、順位は信用していないんですが、
確か釧路はスパカツが人気だったと思い出して、
とりあえず夜9時半までやっているのが嬉しくて、
到着早々足を向けたわけです。
レストラン泉屋。
建物に近づいて…1階の店舗は人影ナシ。
あれれ?と思って玄関を開けると
まずは目に飛び込んできたこのショーケース。
営業は2階のみのワンフロアでした。
それにしてもこんな膨大なバリエーション、大丈夫なの?
と思いつつ2階へたどりつくと、すでに6、7組が食事中。
親子連れ、友人同士、カップル、おひとり様。
夜8時に釧路でこの人数はただのお店じゃないことが
すぐにわかります。
人気はスパカツ、というか鉄板スパゲティなのですが、
ブログ主、へそ曲がりなのでA~Dまであるセットメニューから
「Cセット」を選択。1500円也。悪かろうはずがないでしょう、
ショーケースからのイメージなら。
オーダーして10分も経たずに、Cセットがどーんと到着。
1=付け合わせのスパゲティじゃない内容とボリューム。
具入り、肉入り。
2=ビーフシチューの肉、2切れは多いんじゃないの?
3=ホタテのベーコン巻。こういうのを手札に持っているお店
少なくなりました。
4=もちのろんの有頭海老フライ(その左にはカキフライ2ケ)
こんな洋食屋さんが徒歩圏にあったなら、高カロリーにドキドキしつつも
月2はカタイよなあ…(笑)。
昭和の時代にはこういう洋食屋さんは珍しくなかったんだけど、
東京でももう見かけない。ファミリー層は回転ずし屋さんに
御馳走食べに行く時代。
再度言い換えるならデパートの食堂のちょい高級版。
食事に満足して、まさかと思ったけれど
5=1500円也って…内税でした。
6=創業は昭和34年。来年で創業60年だそうです。
やっぱり実績と歴史のあるお店には何かある。
函館の五島軒も1970年代はこっちへの道も拓けていたはずだけど、
老舗なブランドとレトルトカレーに特化した特別なお店になってしまったのは、
函館でこういうお店が愛されなかったせい。函館人気質。
待てよ、五島軒には五島軒の事情があるだろうって?
いやいや。確か80年代にはBという庶民な洋食屋さんが、
大門広小路とか五稜郭公園前の交差点にあったことを覚えている。
続かなかった。
庶民派を意識して薄利「多」売の「多」でしくじってしまうケースは
世に多いけれど、それが食文化として求められていれば、ソウルフード化して、
他の料理人が後を継ぐこともある。
返す返すも現代人。味より便利さへ走りがち。
函館に限ったことではないけど、釧路で「あり」なのは
ちょっと悔しい気持ち。
ちなみに道東限定でセブンイレブンに「スパカツ」が並んでいた。
でもね、大事なのはカツ>ミートソース、スパ。
このバランスが一筋縄ではいかないんだよね、
ラッピ昭和店で痛い目にあったから、よーくわかる(笑)。
ヤングオンリーメニューと割り切る経営者もいるしね。
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