最近気づいた…五島軒のカレーがすごすぎる!
ある市内のシェフさんが、
こう言っていました。
洋食と言えばやっぱり
「ハンバーグにエビフライ! これが最強コンビ!」
いやいや、そこはあくまでも
「個人の感想です」という範疇でしょう。
それにしても、函館には庶民的な洋食屋さんが
少ないですね。フレンチやイタリアンより少ない???
自分のバアイ、新しい店にチャレンジするたびに
がっかりしてしまいます。
いやいや庶民的ではない洋食屋さんはあるんじゃないですか?
ランチ予算2000円を基準にすれば…。
そしてまた「御馳走論」「グルメ論」に戻ってしまいます。
毎日でも食べたい洋食屋さんがなぜ函館にないのか。
それは函館に洋食人口、洋食文化が根づいていないからにほかなりません。
さて今回のテーマはカレーです。
もともとカレーは洋食でした。
インド経由ではなく、イギリス経由で日本にもたらされたからです。
ただ、美味しいカレーの概念ほどあいまいなものはないかな?と思います。
チャーハンほどではありませんが、不味いカレーにはあまり出会いません。
ときどき無性にカレーが食べたくなる…そんな経験は誰にもあるでしょう。
ただし、品質指定、提供店舗指定で「カレーを食べに出かける」経験は
少ないと思います。
これもあくまで自分個人の感想ですが、カレーは辛さ>旨味となるケースが
多いのだと思います。
函館の洋食店の草分けと言われる五島軒。創業年の伝統を誇る老舗です。
だからこそカレー=洋食と主張されると何も言えないのですが、
先日お昼に元町にいてちょうど前を通りかかってメニューを覗いてみて、
あらためて驚きました。
純粋にカレーメニューが7種類。カレーを含むセットメニューが3種類。
セットメニューではカレーがメインディッシュのようです。
そしておすすめランチコースは1万円。
さすがにこれにはカレーが含まれませんが、その高級感に
ふぅって感じですね。
いいんですよ、日本有数の高級洋食カレーの老舗・五島軒、でも。
ただ、五稜郭タワーの姉妹店、expressはカレーをカジュアルに楽しめる
お店ですが、提供価格も元町本店とは違ってカジュアル。
ということは、老舗の雰囲気にプレミアムがついている、ということなんですね。
五島軒でランチ、は何を食すにせよ、非日常ということなのでしょう。
いっぽうで気になるのは五島軒ブランドのレトルトカレーの種類の多さ。
何種類あるか即座に答えられる函館市民は皆無だと思います。
さっきサイトで調べたらシチューやポタージュは除いて
カレーというネーミングを含むレトルト商品数は20以上あるようです。
税抜価格は200g300円~600円の範囲。
日本風ポークカレー(中辛)とイギリス風ビーフカレー(中辛)を
組み合わせた「あいがけカレー」を除く基本6種のカレーのうち、
フランス風ビーフカレー(甘口)と最高級のリッチ鴨カレー(甘口)は
レトルト商品化されていないようです。20種類のラインナップには
含まれません。
つまりレトルトの売れ筋、企画開発と店舗メニューは別物ということですね。
五島軒のメニューをじっくり読むと、下のほうに小さく
ハンバーグもカツレツも、オムライスも
ブログ主が個人的に好きな蟹クリームコロッケも
アラカルトとして記載されていますが、
単品でそこに目が行くお客さんは少ないでしょうね。
さらに言うならメニューの最下段に
「掲載はほんの一例です。店内に全メニューを記載したメニュー表をご用意しています」
とも書いてありますけど???
やっぱり売りたい商品を上段に大きく目立たせるのが人情ですからね。
というわけで、レストラン五島軒における6種のカレーを
市民がどう位置づけているかと、「おいしい函館」成立・不成立は
かなり関連が深いと思うわけです。
「おいしい函館」…市民から遠い、な。
昭和の時代の、庶民的なレストラン五島軒を知っているだけに
淘汰された結果の現状があるのだと思います。
(資料)公式サイトで販売されている五島軒のレトルトカレーリスト
函館カレー 甘口
函館カレー 中辛
函館カレー 辛口
バターチキンカレー
究極の函館カレー
カレー百年物語
五島軒ビーフカレー
イギリス風カレー 中辛
ETAS野菜カレー
スパイシー生つくねカレー
明治のカレー
あいがけカレー
海鮮カレー 中辛
牛舌カレー
函館挽肉カレー 中辛
蘆火野カレー
まろやかほぐしカレー
スパイシーほぐしカレー
きのことポークのカレー
函館海の幸カレー
函館港町カレー
函館ヘルシー野菜カレー
これらに加えて、
函館直売店限定の
チーズと野菜のカレー
つぶ貝カレー
箱館奉行所カレー
正解は全25種類でした。
かくなる上は、函館市民・五島軒利きカレー大会だな(笑)
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