オドロクチカラ、で計測しましょうか…
このブログの数あるテーマの中で、いちばん壮大かつ包括的なやつ(笑)。
いつまで経っても結論の出ないテーマに、きょうは
ちょっとだけアクセスしたいと思います。
「オドロクチカラが育つ場所」というキャッチに
腰を抜かした話をこのブログでも書きました。
驚く力は育てられるものではないからです。
既知の事柄と、眼前の現象にギャップが大きいほど、
人間は驚くからで、いろいろなことをすでに知っていれば、
ちょっとやそっとの力では驚きません。
いわば無知なほど、驚くわけです。
江戸時代の人は黒船を見て、驚きました。
驚く力とオドロクチカラが同じだとすると、
意外と函館という街に暮らす人々は
驚く力が不足しているような気がしていました。
これは無知という以前に受容力の欠如なのではないかと
思います。
最たるものがマナーの欠落。他人から見てその行動が
好ましくないものだ、と立場を代えて考えることのできない人が
実に多い。
人間、他人の見ていないところではつい甘えて、油断して
好ましくない行動をとってしまうことはあるのですが、
他人が見ている場所でマナー違反を犯すのは
単に自覚がないということになります。
恥ずかしいことを恥ずかしいとも思わない。
下手をすると、何が悪いんだ、おまえに何も迷惑をかけていないじゃないか!
と開き直ります。
これ、「あ、しまった、バレちゃった」というのとは根本的に違います。
異なる価値観、新たな価値観に対応できないというわけです。
当然それは中高年に多い傾向です。
まずは函館山に鳥見に行っていたときに気づいたこと。
登山道を外れて分け入る、自宅から持ってきた餌?を蒔く、
分け入ってキノコなどを採取する。
↑人目を気にせず分け入るオバチャン2人。自分ちの裏山感覚…
野鳥撮影のカメラをぶら下げて歩いているブログ主の目の前で
かまわず行動します。人目をはばかるということがありません。
さらに驚いたのは登山道が閉鎖になって以降。
さすがにこの時期、登山者は減るだろうと思ったらさにあらず。
積雪が見られるまでは減る様子はありませんでした。
そこは驚く点ではなく、驚いたのは登山道ですれ違って、
挨拶をしない人の確率が格段に上がったことです。
つまり彼らにとってそれは「登山」ではなく「散歩」だからで、
顔見知りでないから「散歩で挨拶」はしない、という論理でしょう。
うーん。
こっちも何度も通ってますから、けっこう顔覚えますよ?
カメラをぶら下げてゆっくり歩いている登山者は圧倒的少数ですから、
「あ、あの人また野鳥探しに来てる」と見られて当然の姿なのでは
ないかと思うんですがね。
そういえば、先日も近くの横断歩道で自家用車がアイスバーンに
止まりきれず、大きくオーバーランして横断歩道をふさいで止まりました。
どうするのかな?と思って観察していると、ややあってクルマは
バックしようと試みていました。
いやいや、その前に歩行者の進路をふさいでしまって申し訳ない、
テヘヘ…の態度でしょう。その中高年ドライバーは一切目を合わせなかったので
ナンバーを確認したら見事に函館ナンバーでした。
修正力のなさは、思いやり、羞恥心、謙虚のキモチの欠落を示すんだろうな、と
思いつつ「やっちまった自分」に驚くこともないんだろうな、と思った次第です。
↓職権を利用して川の中洲に入り込んで一服する工事関係者までいますからね。人目を気にしないところがさすが函館人?
オドロクチカラは直接育てることはできませんが、函館市民の一部に
そういった大事な社会性が欠落していることが日々暮らしていて気になります。
思いやり、おもてなしとは対極と思うのは自分だけでしょうかね。
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