二度と行かない店、二度目はない店
立場を替えるとどうなんでしょうね。お客を迎える飲食店側に立つと。
その経験値があれば、もっと言えるはず。
なので自信は…ありません。
二度と行かない、と
二度目はない
日本語として似てはいますが、すこーし違います。
補足するなら、
強い意志を持って二度と行かない
と
わざわざそのために行かない
例えば、旅の目的として「食」はどの程度の比重を占めるか、
考えてみてください。
多くの場合、せっかく行くなら美味しいもの「も」。
でしょう。
かつて自分の知り合いで、本格中華を食べたくなったから
香港へ日帰り旅行した、という人がいましたが、この部類になると
単に自慢です。
まあ一般人は海のある街に行けば「海鮮を食べたい」
さらに北陸・山陰に行けば「ノドグロを食べたい、カニを食べたい」という
願望があります。これは料理じゃなく素材目的。旬の素材目的です。
料理を問う、店を問うわけではありません。かなりなんとなく、の感じ。
満足ラインは高くはないでしょう。
高額を覚悟して、有名店を予約するだけが旅における食の楽しみでは
ない、というか本格グルメ旅を志向する人はかなり少数派と見ます。
地元ならではの旬の食材を地元感覚で味わいたい、も立派な旅です。
個人的には見極めるのは先方が観光客相手のナメた商売なのか、
そうではないのか、という部分です。賑わい方と導線を観察すれば、
大きくはハズしません。
自分の旅経験で言えば、何度も出ますが、備前市日生のカキオコや、
福岡県柳川市のうなぎの蒸籠蒸し(本吉屋)、グリルオーツカ(金沢市)
のハントンライスとか富士宮やきそばのシーズとか…
↑何の変哲もない外観のお好み焼き・焼きそば「C's」(静岡県富士宮市)。ただ店主との会話も味のうち、だと思うので印象に残っています。
行こうとした場所を点と点でつなぎ合わせた結果、それならもうひと足と
派生させたパターンがほとんど。
それだけを目的にして往復するような贅沢は想定外です。
食に対しての荷の重さは個人差があると思いますが、
案外軽いものではないでしょうか。
これでも自分の場合は相当に軽いと自覚します。
食事時間を無視して観光を優先しますからね。
でもいくら軽くても、あまりひどい体験はしたくないとも言えます。
↑愛知県某所のハンバーグと、北海道某所のパスタ。選択肢も少なく、理由があっての入店のため後悔はナシ。
で、これが旅ではなく地元だったらどうでしょう。
失敗に対する恐怖感はさらに軽くなります。次回、挽回できる確率は高い。
あわせて期待感も低くなります。
そうは言っても経済の原理で安くて美味くて混まない店が近くにあれば
入り浸りですが、そうは行きません。
そして往復時間や交通費も考慮して外食する場所は
臨機応変に決定されるのです。ブログ主的には
「ただただ引き出しを増やしたい」それだけの話です。
なので、不味くはないがわざわざ行かない、安くない、遠いという
店は「二度目はない」に分類されるということです。
続いて
強い意志を持って二度と行かない
これを考えます。入店して落胆が大きかった、値段が高すぎた、
サービスが悪すぎたなどの理由で期待を大きく裏切った店がこの範疇。
そんなにそんなに多くないのですが、数を重ねるとそれなりの比率で
登場するものです。それと同時に
値段が高そう、サービスが悪そう、料理の内容が不明で読めない…
そんな店舗の外観で敬遠するケースも多くなります。
だいたいにおいて意を決して入店して
「何という誤解だったんだ!」というケースはほんの数回です。
近いけど、行きやすいけど、相変わらず改善されないな、という場合も
あります。近いし、高くないから、それでもまあ許すか、となります。
二度と行かない店
二度目はない店
初回もない店
そして機会さえあれば再訪する店、近くに行ったら必ず寄りたい店、
最優先で考える店…
とレベル分けされていきます。
そしてCP=コストパフォーマンスの評価がシビアになっていきます。
↑米を食いたい、空腹を満たしたい、話題性や見かけは二の次というパターン。
今回、自分の外食店リストを数えていたら、
未訪問ながら、初回もない店と言い切れない認知店がかなり多く存在することが
判明しました。入店しない確たる理由はなく、ただ何となくスルー。
たぶんチャレンジしてみるとその何%かは「なぜ今まで見抜けなかったのだろう」という
お店で、大多数は「二度目はない店」なのだと思います。
でも別にどうでもいい。外観に魅力がなく、料理が没個性的で、
さらには価格設定が伴わないがゆえに、未訪問のまま、時が過ぎます。
残念なことに他で経験を積むことで「なぜ今まで見抜けなかったのだろう」の
確率は低くなるばかり。ブログでディスるネタを探すために
入店することだけは避けたい、そう思います。
ブログでディスっているように読めるのは
修正力がない、修正の「余地」が十分にある飲食店。
だから、膨大な食事写真の中には撮ったけどコメントできないケースも
相当あるんですね。こうした店舗もなぜコメントの価値がないのかを
振り返るに重要だったりしますけど。
人生、ときには「無難な選択」も大切です。
後半部分で写真の腕は別にして、コメントの必要性を感じない飲食店の
料理って美味しそうに見える写真が少ないと思いません?
そもそもそういう話題性のない店舗の写真は仮に撮っても
ちゃんと画像整理していないことがいま、わかりました(笑)
撮影することで記憶には残るメリットはありますからね。
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