オジサン、オバサンには期待していないと、ね?
さて、函館が北海道の玄関口を新千歳と競っていた時代が
終わり始めてから来年で30年になります。
青函トンネル経由で青森から直通列車が到着していた28年間は
過渡期だったと言えるからです。
最近市電車内の広告で八戸や盛岡の広告を見かけますが、
ターゲットを函館市民に定めているのなら、見事な思い違いをしています。
八戸や盛岡との距離感を新函館北斗で測っていることに
気づかず、函館~八戸90分、函館~盛岡2時間などとうたっています。
現実を知らない広告に函館自らを見る思い。
愛のない函館は彼らにアドバイスを送ることはないでしょう。
北海道新幹線が開通しても函館市と青森市の距離=所要時間は縮まりませんでした。
直通でなくなったぶん、運賃が高くなり不便になったとも言えます。
そしてせっかくの乗換ポイントの立ち寄り価値が一向に上昇する気配が
ありません。
ほんのわずかな新幹線開通バブルを除いて、目立った変化はなく、
今後の課題認識すらなされないありさまです。
とても残念なことです。
函館の2017-2018冬の観光パンフに仕上がりました。
現状ではこれで精一杯ということです。
「恋。」というワードは男女の出会いを想起させますが、
どうしても世代が限定された印象を受けます。
そして本文10ページの半分が飲食ガイドであることも、
手持ちのカード不足を露呈しています。
わずか5ページに大沼エリアを含む47店舗を紹介したところで、
これではどこかのフリーペーパーといっしょでしょう。
あとは空気の済んだ函館山からの冬夜景と4つのイルミネーションイベント
(クリファン、函館駅、五稜郭、八幡坂・二十間坂などのエリア)と
フードフェスタ(2月)、大沼の雪と氷の祭典(2月)の各2日間の
イベントを紹介するに留まります。
飲食紹介の内訳は
函館駅周辺7店、十字街・西部地区16店、本町地区13店、大沼エリア5店。
グルメ20、スイーツ10、カクテル10、はこだてチャウダー7のなかには
複数で紹介されているお店もあるようです。
外見は何か特典がついているわけでもなさそうですが、
特筆すべきはそのバリエーション。
グルメ20の中にはランチ営業のみのお店と、夜営業のみのお店が混在し、
価格帯も1000円程度の手頃なお店から、1万円でお釣りがこないような
高級店までさまざま。
そして和食ジャンルのお店はゼロです。
まあ、こんな限定したスペースでどうお店をセレクトしても
しっくりこないとは思いますが、ページのデザインをよく見ると、
「カップル」がターゲットということで、コンペを勝ち抜いた企画なので
そこに縛られているようです。
さあ、意図通り(国内旅行者に限らず)カップル来函率が倍増したところで、
大勢に影響はないと思いますけどね。
「未婚の男女が冬の函館でカクテルを飲む」構図、憧れますかねえ。
横浜・神戸ならそれもいいかもしれないけどなァ。
というわけで消化予算、受注した側は将来的にプラスにはたらくように
一生懸命お仕事した、とそういう結論です。
↑ブログ主が応援しているお店も載っていました
まあ本ブログの高評価店が含まれていなくはないので、そこは
皆さま、お疲れさま。見た目きれいなパンフに仕上がりました。
お店の方々は来客増だといいですね!
抜き打ち点検する意義、あるかなあ(笑)
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