函館という終着駅
前日のヘビーな話とは直接結びつけようという意図はありません。
念のため。
今週木曜日深夜にBS103「新日本風土記」の「終着駅」再放送があるようです。
終着駅というコトバは受け取る側でかなりニュアンスが違うようで。
列車の終点=終着駅と思っている人もいるみたい。
広い意味ではそうですけど。
ところで函館って終着駅、なの???
ここでの定義としては列車の終着で、別方向へ乗換不可能な駅
(いわゆる行き止まり)ということで記事進行します。
そうでないと上野駅にも東京駅にも終着駅のイメージを
持っている日本人は多いので。
だから函館って終着駅???
自分なりの答えは、
情緒的にはNO。
全国のJR終着駅で、長崎に次いで人口が多い街。
北海道の最南端という地理的特徴のせいもありますけどね。
鉄道路線的には、物理的?にはわずかひと駅ぶん確実に終着駅。
とはいえ実質的には道南いさりび鉄道が乗り入れているので
今回の定義からはすんでのところで除外、かもしれません。
青函連絡船がなくなって、形式的には終着駅になったものの、
青函航路の代わりに津軽海峡線・江差線が機能して、乗換機能は
残った、というのが正確なところでしょうかね。
↑ホーム端の0kmポストとは別に青函連絡船桟橋へ向けて伸びているレールの痕跡
函館が終着駅だから終着駅に興味を持ったわけではありません。
いろいろと端っこ好きだからです。約20年前のこと。
当初、夏タビは灯台がテーマでした。灯台はフツウ岬の突端にありますね。
そのうち鉄道の終点が気になるようになりました。
特に北海道。突端は特に意識しないと行かないと思うわけです。
函館を除いて人気観光地は意外と突端にはありません。
最果てのロマンを醸し出していても、そこまでメジャーになりきれないのは
行くのが大変だからなのでしょう。
そこがいいんですが。
今回、終着駅ロマンをかきたててくれたのは2005年のNHKの番組、
関口知宏の鉄道乗りつくしの旅JR20000km・北海道編(再放送)でした。
当時は現在よりもJRの営業路線は若干長かったようですが、
自分ではけっこう行ったつもりだったのに、行ってない駅のほうが
多いことを知り、がっかりしました。
いつかJRの単独終着駅、だけは制覇しておきたいと思います。
不採算から廃線、廃駅が増える中、いままで残ったことには理由があるわけですから。
例えば…
・主な踏破駅
(北海道)稚内・根室・様似・新千歳空港…増毛・江差
(青森)三厩・大湊
(栃木)日光
(鳥取)境港
(山口)仙崎
(福岡)門司港
(長崎)長崎
(鹿児島)志布志
・主な未踏破駅
(北海道)新十津川・夕張
(秋田)男鹿
(富山)氷見・城端
(福井)九頭竜湖
(岡山)宇野
(広島)可部
(三重)伊勢奥津
(徳島)鳴門
(鹿児島)枕崎
ちゃんと数えると半分弱かなあ。
話は(分岐して)まだ先へ続きそうですが、
まずはここまでにしておきます。
終着駅スタンプラリーも面白いと思うけど…。
そうそう終着駅=始発駅という逆転の発想もあるようです。
↑JR稚内駅。ここまで到達して枕崎へ行ったことがない、というのはいかんだろうな。
↑廃線になっていないにもかかわらず、すでに列車が直通することがなくなった日高本線、様似駅
↑留萌本線・留萌~増毛が廃線になったあとで、改築が決まった増毛駅(2015年撮)
↑旧JR江差線・江差駅。木古内~江差の廃止は2014年にもかかわらず、街の中心にないこの駅は観光客がなかなか訪れません。
↑JR津軽線・三厩駅。津軽線よりバスのようが便利だったりして。北海道新幹線が開通して寂れたのかも???
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