豪華列車が流行る理由は???
さてさてちょっくら話題を変えないと…(笑)
先日、BS鉄道絶景の旅で、JR西日本の豪華列車TWILIGHT EXPRESS「瑞風」(みずかぜ)の
運行ルートの紹介をしていました。豪華列車そのもの、じゃなくてね。
東日本の四季島、九州のななつ星と豪華列車ブームです。
富裕者ターゲットの生む相乗効果があるものなのか、全然わかりませんけど。
番組で紹介された下車駅・ルートは以下の通り。
(京都発)、神戸、姫路、岡山、倉敷、福山、尾道(泊)、宮島口、南岩国、
新山口(湯田温泉泊)、下関、長門市、萩、浜田(有福温泉泊)、
出雲市、松江、鳥取、東浜(浦富海岸)、城崎温泉(泊)、嵯峨嵐山、(京都着)
番組構成的には3泊4日ですか。いやいやこんなに詰め込めませんよ。
この番組の通りに回れたら超豪華タビだと思いますが、実際の瑞風の行程は
もっとゆったりしているはず。詰め込みたいのは貧乏人根性じゃないでしょうか。
って、とても驚いたのは、自分の旅経験で東浜(浦富海岸)以外は全部訪れていること
でした。もちろん一度にじゃなくて何度にも分けて、ですけどね。
それだけ感性が合ったというか、自分がメジャーな場所を網羅していたというか。
もちろん角島や津和野や石見銀山は入ってませんでしたが、
そこまでマスト、と思えない以下の場所やお店が紹介されていて驚愕!
↑錦帯橋越しの岩国城
↑長門市駅前のお寿司屋さん「はしもと」。当時外観は撮りませんでした…
↑JR浜田駅。予定外でこの駅に降り立ちました
↑出雲市・日御碕灯台(2回めの訪問)は高さ日本一なのだそうです。知らなかった…
↑言わずと知れた鳥取砂丘。人間が豆粒
もちろんBS視聴層を意識してこういうことなのだと思いますが、瑞風はあくまで、
フックで番組が狙っているのは富裕層じゃない(笑)ということですね。
それにしても旅番組ってなかなか制作がたいへんそう。
鉄道絶景の旅は実際にタレントとして演者が参加せず、ナレーション参加の番組ですが、
山陰本線上りでけっこう時系列が狂っていました。
特急まつかぜは利用したので注意深く見ていると、編成と時刻が合っておらず、
宍道湖の夕陽待ちカメラマンの映像の後に鳥取砂丘が登場するなど、結構無理につないで
いたようです。3泊4日の4時間SPなのにちょっと強引。
それにしても、以前言及した関口知宏の「JR2000km乗りつくし北海道編」の
再放送で番組ゲスト(ベテラン紀行作家)が
「50年前と比較すると北海道は鉄路の40%以上が廃止になっています。
全道の人口の40%が札幌に集中している現状で、やはり鉄道の採算性は望めない。
なかなか難しいけれどもっと観光に力を入れて、流行りの豪華列車を一周させるとか
考えないといけない」
そっかあ、その道ン十年のプロでもその程度なのかあ。
限られた富裕層の大名旅行でもないよりはマシ、の発想?
そもそも2泊3日じゃ広い北海道は周遊できません。
価格設定もムズカシイ。
なんか北海道には豪華周遊列車は似合わないんだよなあ。
…でも自分としては今だからこその道内JR全線踏破はしてみたい。
必要なのは乗り鉄育成プロジェクト…ですか?
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