旅鳥パズル2017秋ー番外編(1)
10/9現在「面白い場所」はキアシシギ1羽になってしまいました。
最盛期は4羽いたのに、1羽だけ取り残されてしまったのでしょうか。
仲間がいなくなって、砂浜まで餌を食べにはあまり出てこないようです。
慎重になっちゃうんでしょう。
旅鳥パズル本編(1)~(5)は8/23に八雲でトウネンを見て以降、市内で出会った
シギチの話でした。
旅鳥パズル2017秋ーPART1
旅鳥パズル2017秋ーPART2
旅鳥パズル2017秋ーPART3
旅鳥パズル2017秋ーPART4
旅鳥パズル2017秋ーPART5中締め
いずれも数羽の小さな群れか、はぐれ1羽。
トウネン、イソシギ、キアシシギ、キョウジョシギ、オオソリハシシギ。
道南でまあまあ珍しいのはオオソリハシシギぐらいかもしれません。
実はこのほかにも出会いがありました。
アカエリヒレアシシギ。
場所は市内、ですが噴火湾側の小さな河口。
このときは狙いを定めていたいくつかの河口のうち、もっとも遠い場所で、
順番にチェックしようという作戦。
↑なんの変哲もない小さな漁港の向こうに小さな川が流れています。
↑なんか小さな鳥が川を横切って泳いできます。
川の名前もよく知らない初めての場所。
カモメが群れていたので、ここは違うよな、と思ったそのとき、
動き回る小さな白黒の鳥を見つけました。幸運でした。
アカエリ~なのに白黒なのは幼鳥だからのようです。
のんびりお昼寝モードに入りました。
この日の被写体との出会いはこの1羽きり、でした。
別の日。先の場所からはもう少し離れた灯台のある砂浜を訪れて
みました。室蘭がよく見える場所で、胆振方面からの渡り鳥の通過ルートの
可能性が高い場所です。
最初、灯台の先まで行ってみました。ちらほらカモメがいるだけでした。
せっかく来たのにはずしたか…そう思って油断した砂浜を歩き始めて数分、
小型のシギチ4羽が足元から飛びました。
失敗。もっと慎重に進まないと。
砂浜を2~3km歩いて、3グループのシギチに出会いました。
最初はこのトリオ。この3羽が行動を共にしていたかは定かではありませんが、
ワンフレームに収まってくれました。
左から、キョウジョシギ、メダイチドリ、ムナグロそれぞれ1羽ずつ。
2番目は周囲がすっきりしませんが、
メダイチドリ1羽(右)とトウネン2羽。
保護者のようです。左側のトウネンはお昼寝中でなかなか顔を上げません。
そしてラストはこの2羽。
トウネンに似て小さなシギですが、どうもミユビシギのようです。
快晴、直射日光の下、こちらもすっかり休憩モード。
昼寝のじゃまをしてしまいました。
面白いのは番外編のこの計9羽はすべて幼鳥と思われることです。
まだ経験と体力が不足していて、沿岸を休み休み南へ移動しているのでしょう。
無事生き抜いて越冬地へたどり着くことができたら、来年はここへはもう立ち寄らないはず。
春の北上は成鳥ばかりで、滞在期間は短く、秋は滞在確率が高いぶん幼鳥ばかりという
システムのようです。
その意味で道南の旅鳥はリピート率は期待できず、基本的に
1年限りの出会いなのでは?と思います。ただただ確率との戦い。
でも何がいるかわからないが、何かがいる場所、というのもなかなか面白いと思います。
それにしてもオホーツク海側の網走の湖では10月に入ってまだハマシギの群れがいるのだとか。
(ハマシギもとてもありふれたシギですが、道南には寄らないらしい…)
種類によって移動時期の早い遅い、期間が長い短い、もちろん経由地にも差があるシギチ。
なかなか深いです。
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