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2017年9月13日 (水)

地元愛が薄まるひとつの理由なのかもしれません。

「函館のいま」…町名ひとつとっても

今回調べてみて、自分には初めて聞く名前がいくつもありました。

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↑天候の違うせいもありますが…函館バスで行ける市内の海岸線です。さあどこでしょう?

一般市民で○○町と言われてそこへの行き方を的確に

答えられる人は仕事がらみ以外はまずいないでしょう。

函館に○○町とはいくつあるのでしょうか?

正解は206です。

そんなにあるの?

あるんです。

206町の中に、人口ゼロ人の町が

8町あります。

寅沢町、三森町、水元町、亀田大森町、小安山町、丸山町、吉畑町、日和山町。

それってどこ? どう行くの? 車で行けるの?

それでも、はこだて検定上級合格者の中には答えられる人がいるかもしれません。

自分にはずっと山のほうでしょ、としか答えようがありません。

人口100人未満の町は21です。

この21町の人口をすべて足すと、外国人居住者の人数を上回ります。

ナント函館、外国人居住者も全体の0.3%「しか」いません。

国際都市の割には少ないようです。

国際都市と国際観光都市は違うんでしょうね。

人口が多いのは、深堀町、富岡町2丁目、石川町、桔梗町、富岡町1丁目

がTOP5で人口多いね、と思う町には集合住宅が多そうです。

これらを裏返せば2004年の4町村との合併によって、

市域がそれだけ拡大されたということです。

それでも北海道の市の中では面積11位。

1位の北見市の半分もありません。

旧4町村を除いた市域では札幌、室蘭、旧釧路市についで

人口密度は4位です。

西部地区に住民を増やすとひとことで言うのは簡単ですが、

本庁管内の町をひとつひとつ見ても、発展衰退の歴史が

ありますからね。

ちなみに「はこだて検定」がらみで、大火の歴史なんかを

調べているといまでは消えた町名がたくさんあります。

これらも一時期に消えたわけでなく、徐々に統合されているので、

遡るのはなかなか大変です。

現存206町でも十分多いのに、西部地区の昔の町名を

振り返るのはなかなかハードルが高いものがあります。

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↑東坂に面した位置に旧町名の碑があります

現在の弥生町のあたりに昔は「富岡町」というのがありました。

現在の富岡町は復活町名なのでした…とか。

また乗り物好きの自分にとっては、

函館バスの路線にもとても興味があります。

ふだん使わない側から見ると、バス路線は多岐にわたり、複雑です。

もちろんこれは、かつての市営バス路線が函館バス路線に統合された

せいもあるのですが、公共交通の路線にも「歴史」があると

思います。

現在昭和営業所と船見町を結ぶ路線、これが1系統とナンバリングされて

ますが、もちろんこれにも理由があるでしょう。

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↑バスの終点付近からの魚見坂、高龍寺…

お墓参り路線、かな?

採算面に不安があっても、その路線を利用する乗客がいるから、

存続しているんです。

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↑実はこの埠頭も市域の境界にあります。もちろん函バスも来てます

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↑笹流ダムからの未舗装路。函館山からかなり逆方向に上ってきたとおもいきや、ここから約1km先にもコンビニがあって住宅街があるそうです。函館、広い!

「はこだて検定」で扱われることはなくても、

函館を知るのだとしたら、

人口減少と高齢化が進む地方都市で、無関心ではいられない

問題のような気がしています。


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