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2017年9月11日 (月)

「はこだて検定」が教えてくれるコト…

再開発に愛も恋もないだろ!って

思っている人がいるかもしれません。

ずっとここで主張しつづけているのは、せっかくなら

・お客さんに喜ばれる、わかりやすい親切な店づくり

です。

そのうえで個性的ならなおよし。

箱だけ作っても中身に魅力がないと、

簡単に人は集まりません。

また、人が集まらない場所で商売を始めても、

正当な評価は得難いですよね。

今回のキラリスでテナントが埋まらない理由を

HTB「イチオシ」では、

「(運営会社は)資材高騰が主な理由(と説明しています)」…。

経営者は誰もが損したくないですから、

採算性が見込めなければ出店しがたい。

で、それは誰のせい?

集まらない市民のせい?

ねえ。

駅前の新築ランドマーク。

テナントが空き空きの状況で誰かが責任とるんでしょうか、

ということです。

さて、きょうはその話でなく

はこだて検定の話をば。

少し前までは「はこだて検定」ぐらいラクショーだろ!と

気合入ってましたけど、そこにも微妙に愛のない状況が

垣間見えます。

誰のための「検定」なの???

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ちなみにはこだて検定対策講座なんていう企画があって、

まちセンで勉強会があるそうですが、それに関連した例題で

こんなくだりがありました。

ちょっと長いですけど引用させていただきます。

====================================
【1】函館市の人口に関する記述のうち、正しいものはどれか。(初級第5回)
1. 道内では札幌に次いで、2番目に人口が多い
2. 国勢調査による人口のピークは1980年(昭和55)である。
3. 国勢調査による第三次産業従事者比率は90%以上である
4. 1920年(大正9)第1回国勢調査では全国5位の人口だった

【2】函館の人口に関する説明について、誤っているのはどれか。(初級第6回)
1. 現在、札幌、旭川に次いで道内で3番目に人口が多い
2. 人口のピークは1980年(昭和55)ころである
3. 産業別就業者数で一番多いのは、造船・機械業である
4. 第一回国勢調査では全国9位の人口となった

【3】函館の人口に関する記述のうち正しいものはどれか。(初級第11回)
1. 2010年(平成22)の国勢調査による第三次産業従事者比率は90%以上である  
2. 1920年(大正9)第1回国勢調査では全国5位の人口だった 
3. 現在、道内では札幌に次いで、2番目に人口が多い
4. 江戸時代末に函館市の人口は1万人を超えた

【4】函館の人口に関する記述のうち誤っているのはどれか。(初級第6回)
1. 古い文献によれば江戸時代末1801年(享和元)の人口は2,695人。1857年(安政4)には1万人を突破したと述べられている
2. 明治時代には日清・日露戦争で勝利し、景気が良くなり、人口は急増、10万人を超えた
3. 1920年(大正9)の第一回国勢調査では145,843人で、全国9番目、札幌、仙台を上回る東北・北海道で最大の都市となった
4. 1973年(昭和48)に亀田市と合併し、人口は30万人を超えたが、その後は低迷し、現在は約28万人、札幌、旭川についで北海道第3位の都市である

【5】函館の人口に関する記述のうち誤っているのはどれか。(初級第10回)
1. 古い文献によれば江戸時代末1801年(享和元)の人口は2,695人。1857年(安政4)には1万人を突破したと述べられている
2. 1920年(大正9)の第一回国勢調査では145,843人で、全国9番目、札幌、仙台を上回る東北・北海道で最大の都市となった
3. 明治時代には日清・日露戦争で勝利し、景気が良くなり、人口は急増、10万人を超えた
4. 1973年(昭和48)に亀田市と合併し、人口は30万人を超えた
====================================

ポイントは「重要な問題は繰り返し出題されている」という表現でした。

個人的には「正しいものはどれか」「誤っているのはどれか」を無限ループさせる出題形式が

好きじゃありません。

同じ内容でも正答率は違ってくるからです。

重箱の隅をほじくれば、

「全国9番目、札幌、仙台を上回る東北・北海道で最大の都市となった」

の「となった」ですけどね。繰り返し登場しますけど。

第一回、初回の国勢調査、それ以前に国のオフィシャルな調査はないわけです。

「札幌、仙台を上回る」はあくまで現在を基準にしているわけで、

開港以来ずっと差があったかもしれませんね。

1920年の函館では、後世札幌や仙台と比較するなんて思ってもいなかったんじゃ

ないでしょうか?

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それより、先日調べた市電沿線の人口が函館全人口の15%というのは、

予想はしていましたがなかなか衝撃的でした。

当然、市電の路線がガス会社経由五稜郭駅とか、東雲町から宝来町とか

もっと運行系統が多かった時代は30%以上はあったのではないでしょうか。

平成28年度の函館市の統計によると、人口比率は、

亀田支所管内44.2%、本庁管内30.8%、湯川支所管内18.1%、銭亀沢支所管内2.7%、

南茅部支所管内2.0%、恵山支所管内1.2%、戸井支所管内1.0%、椴法華支所管内0.4%です。

はこだて検定ではこんな問題は出題されません。

だって正式名称は「函館歴史文化観光検定」ですからね。

函館のいまを知ろうとする企画じゃないんです。

過去の函館をもっと好きになろう???

誰が?

自分にしてみれば、過去も現在も未来も気になるわけですけど。。。

検定合格の仲間を増やそう!がメインテーマの気がしてなりません。

わが街の歴史、過去を振り返るのもだいじですけどね。

過去を知って現在、未来に活かすべき。

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↑検定上級合格者なら、これがどこにある何の遺構かわかると思います。自分はこういうのがまだ残っていると知らず撮影しました。

そういえば、8月にローカル出版された企画で

気になるものがあります。

そのうち紹介しようと思います。


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