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2017年9月26日 (火)

旅鳥パズル2017秋ーPART5中締め

PART5で最終回。

その「面白い場所」は、ここを通るシギたちの間で、そこそこ有名らしいのです。

その理由を推測すると、人影をあまり見かけないから。

そして、上空から天敵に襲われる確率が低いから。

猛禽類の待機場所が近くにはなさそうです。

(でもたまに飛んでくる…)

まあ、けっこう釣り人は通るような気がしますけどね。

あとは意地悪なカモメにいじめられる確率も低そうです。

いろいろな意味で死角になっていて、

イソシギ、キアシシギが気に入っているため、

先に書いたトウネンや、こんなほかのシギもやってくるので、

びっくりでした。

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キョウジョシギ。

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オオソリハシシギ。

でもいずれも幼鳥のようで、警戒心は低いようです。

このオオソリハシシギを撮っていると右側から釣り人が歩いてきて、

自分と被写体の間を横切りましたが、側にいたイソシギはびっくりして

走って逃げましたが、このオオソリハシ、飛び去らず平然としていました。

さて、そろそろ旅鳥パズルの答え。

秋の旅鳥は幼鳥が多い。

はぐれてポツンといるのは多くが幼鳥。

なぜか。繁殖が終わると成鳥はとっとと南へ旅立ってしまうんですね。

体力のない幼鳥はほったらかし。で、成鳥たちはだいたい行き場所の見当がついていて、

寄り道は最小限。

これに対し、幼鳥は本能の赴くまま、海岸線をちんたら南下してきます。

行先に自信がないのでつい長居をしてしまう、ということらしいです。

春より秋の観察期間が長い理由はそこですね。

春はスイスイ、秋はもたもた。

幼鳥は種にかかわらず割合、警戒心が薄い。

で、幼鳥同士でつるんでいて、お互いを頼って安心している?

その気になれば旅鳥、1日に100kmや200kmの移動は軽いもんだそうです。

で、スケジュール感は個体や群れでまちまち。そして、

ちゃんと行きつくべき場所にたどり着けて一人前と認められるのがシギチの世界…。

途中で天敵に襲われる確率も低くない。

秋の彼らを見ていると、つい「しっかりしろよ」と声をかけたくなります。

彼らにとっては知ったこっちゃないんでしょうけどね。

秋は旅鳥。実は相当季節感のある話だったりします。


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