また出た?函館・自虐モード。全国ワースト4位と???
これも数週間前の函館新聞ですが、
総務庁発表の人口動態調査について記事が載っていました。
「函館市、人口減少、全国4位」
(2016/1/1-12/31の人口変化)
相変わらずですね。
ここに「おや?」とは思わないんですね。
とりあえず全国4位は間違いない。
同程度の人口規模の市の中では減少が目立つ、ということです。
どれぐらい目立つのか。
そしてこの人口動態調査は自然増減と社会増減に分けて集計されています。
言うまでもなく自然増減は出生・死亡、社会増減は転入・転出です。
果たして函館はどっちが顕著なのでしょうか?
人口10万人以上の市に限定して、減少率を勘案しつつ抽出するとこうなります。
↑減少率1%超の街の中で函館がいちばん人口が多い、とそうゆうこと
小樽、釧路、函館…共通点は石川啄木か(笑)
自然減、社会減のバランスということでは青森市も似通っています。
減少数、全国5位ですからね。
まあ、産業構造の変化に対応できなかった歴史をいまさら嘆いても
しかたありません。
社会減が多い街では抜けていく対象の政令指定都市が
近くにあるようにも思えますが…。
(新幹線が通っていたり、観光的な人気の有無もあまり関係ないみたい)
メディアは函館市にコメントを求めて、
「自然減は止められないが、社会減に少しでもブレーキをかけるためには
交流人口を増やすしかない」
ということでした。
またこの「交流人口」もなかなかに理解しがたい概念で…。
観光に限らない人間の行き来といえば、シンプルですが、
どうも函館は常に来てもらいたい側のような気がするわけです。
だとすると来てもらいたい側同士の交流にこそ
意味があるような気もしますけどね。
まあ、答えが簡単に見つかるわけではありませんが、
絶対値で日本で4番めにダメだ、というニュースには
さほど意味がないということです。
ちなみに人口10万人以上でくくらずに、減少率上位で拾うと、
道内市町村の減少率ランキングはこうなります。
1年で5%減る原因は見えているのでしょうか?
何度もこのブログに登場するわけですねえ。
道南全体で考えるのも簡単じゃないですけどね。
↑小樽運河とカモメ。小樽の観光入込推計は北海道2位の800万人
↑観光入込前年度比905%の木古内も人口減少率2.5%で渡島ワースト4位
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