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2017年7月31日 (月)

小さな体でもしっかり主張→ノビタキ&キビタキ

この夏、特に楽しませてくれたのは

ノビタキのちびっ子たち。

前回更新記事の最後に写真だけ載せておきました。

ノビタキはとても愛嬌?のある鳥で、

誰かが縄張りに近づくと、

ジッジッと舌打ちをするような音を立てながら、

舞い上がっては降り、を繰り返します。

写真を撮ってくれと言わんばかり。

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↑顔が黒いのがノビタキ♂(夏羽)、白っぽいのは♀

でも、これ何度も繰り返し観察していると

習性のようです。

必死にアピールするんですね。

侵入者がいるぞ、と。

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↑実に落ち着かないちびっ子ノビタキ

子育て中のつがいがするなら、

わかりますが、ちびっ子もときどきそれをマネします。

最初は飛ぶ練習なのかと思いましたが、

そうではないようです。

同じヒタキの仲間のキビタキも面白い鳥で、

この夏、見晴公園ではかなり遊んでもらいました。

まあよく撮らせてもらいました。

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これも人間を気にしないというよりは性格的に

「気が強い」という部類のようです。

オスは縄張りを主張してきれいな声で囀るために

居場所を特定されてしまうわけですが、普通の野鳥なら

人間の気配を感じて逃げるのが普通です。

キビタキはとまる枝を変えてでもそのエリアをなかなか離れようと

しません。縄張りですから。ときにこんな場所にとまって

侵入者をチェックしたりします。

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でも外見がこんなに目立つ黄色ですからすぐに撮られてしまいます。

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↑キビタキ♀は♂より警戒心が強いですが撮ると高確率で振り返ります。シャッター音が聞こえているわけです。

函館で夏日が続いたある日の見晴公園。

一羽のキビタキ・オスが降りてきて、日なたの草むらに降りました。

キビタキはあまり地面で採餌しないので、(空中で虫を捕まえるようです)

どこへ行ったのだろうと探すとかすかに黄色い羽の一部が

雑草の陰から見えています。

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お、さすがのキビタキもこの暑さに夏バテか、と思って

ネットで画像を調べたらこれ「日光浴」だそうです。

暑い日に水浴びする鳥はよくいますが、キビタキは

日光浴。本人は敵から見えない場所にいるつもりのようです。

顔が映るようにすこし移動してシャッターを押しました。

でもすぐに気づいて数分で高い枝へ戻っていきました。

ヒタキ系はこちらの存在に気づいていても

割と自然に?ふるまうところが魅力的です。


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2017年7月28日 (金)

夏真っ盛り、鳥暦もその先へ…

なかなか近いところまで行くけど

いつも着地失敗を繰り返しているようなので、

「テーマ:函館愛」については、

また仕切り直すとします。

さて、7月の暑さも少し一段落してきたようですが、

どうやら「鳥暦(とりごよみ)」も季節がひとつ

進んだように思います。

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昨日はあじさいが見ごろの「市民の森」に

久々に行ってみましたが、「!!!?」という

感じでした。

あじさい目当ての散歩人も多いし、格別珍しい鳥が来ている

わけではないですが30分ほどの間に狭いエリアで

7~8種類の野鳥をチラ見しました。

たしか夏の常連さんの最後はホオアカ↓で

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そこまで出揃ったのがたしか5月末、でした。

以降特に新顔には出会うことなく、

せいぜい子育ての様子にほのぼの、する程度。

警戒心が強い時期なので、餌を運ぶ親鳥のみということも

しばしばでした。

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↑雛に餌を運ぶオオヨシキリ

カルガモなどは、親について歩くのがかわいいわけですが、

小さな野鳥は巣立ったばかりの雛が

餌をねだっているのがなかなかのシャッターチャンス。

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↑写真上からヒガラの巣立ち雛、ハクセキレイの親子、モズの親子

まあ、見境なくピーピーチーチー鳴くから見つかっちゃうんですが。

季節が進むにつれ雛たちも大きくなり、徐々に親鳥と

距離をおいて、ひとりで餌を摂れるようになってきたようです。

特に夏鳥は秋に南へ帰るまでに、体力をつけないといけませんから、

8~9月はすっかりトレーニング期間に突入したようです。

ここしばらくはちびっこ野鳥が主役の季節のようです。

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2017年7月26日 (水)

函館に世界遺産は要らない???

その土地を訪れるきっかけとしては、ある程度

事前のイメージ、予備知識が必要になります。

目的地を決めずに列車や自動車に乗って、

思いつきで目的地を決める、といった旅も

不可能ではありませんが、

そこまではあまり聞きません。

ふつうは人間、自由になる時間にも限りがあります。

世界遺産を例に話を進めますが、日本国内の

世界遺産も最近すっかり多種多様になってしまい、

観光のきっかけとしての競争力もかなり弱くなってきました。

前回触れた姫路城で言うと、

現存する十二天守のうち、

「世界遺産なのに行ってなかった!」と訪問したのは

11番めでした。

~なのに、行ってなかった~も立派な動機ですけどね。

自然遺産も含めて、すでに日本国内には21の世界遺産が

ありますが、行ったのはおよそ半分。

またそれだけのために行程は組まないものです。

意外といま考えて行ってよかったと思えるものは

そんなついででもないとなかなか行けない、と

強く思った石見銀山。

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↑石見銀山、龍源寺間歩の内部。銀山はビジュアルで語れない

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↑鉱山へ通じる街並。やはりそれだけでも語れない。

正味80分という強引観光でした。

小笠原諸島だったらこうは行きません。

白神山地も五能線を途中下車して十二湖の青池まで

往復しただけ。

厳島神社も2回行って、弥山に登ってない。

知床もサロマ湖へ行く途中で寄っただけ。

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↑知床五湖の一湖。知床は雄大過ぎて逆に写真で語れない

まあ、個人的な問題もあるでしょうけど(笑)。

それでも「自分は行った」と言い張りたい。

平泉は金色堂も良かったけど、毛越寺の庭園が最高だったと

ブログに書きたい。

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↑毛越寺の大泉が池と遺跡。知名度とビジュアルがほどよく一致

そこが観光の原動力だったりします。

函館で言えば、函館山から市街地のくびれた地形を見て、

五稜郭タワーから五稜星を確認し、朝市で

「カニ、でっけえ!(高い!)」と自分の目で見れば

それで満足な旅。出発点は不変。

でもその先にこそ、旅の醍醐味があるわけです。

大切なのは次回?に向けて

あれもこれも足りなかった、と反省する部分。

ということは最初から欲張り過ぎないほうがいい、

とも言えますが、欲がなく淡白すぎても次がありません。

昨今タレントを起用した旅番組も多いことですし、

日頃から研鑽を積み、自分にとっての

当たりとハズレを選別していけば、旅&交流が

加速度的に楽しくなるわけです。

あと写真撮らないと人間、記憶量には限界があるんで、

すぐ忘れちゃう。行けば行くほど。

だから「記録」も重要。スタンプでも御朱印でも

ペナントでも(?)かまいません。

ご当地限定土産ならそれもあり。

しかしながら、わが函館を見てて思うのは

それぞれの当たりとハズレについて

かなり無頓着。自分が当たりと思わないものを

観光的に推したり。

もちろん、思い立ったらなんでもやってみる、

スクラップ&ビルドの函館精神は悪くはないのですが、

函館山・五稜郭・朝市・元町&ベイエリアに

あまりによりかかり過ぎています。

ビジュアル的満足度が高すぎるのが姫路城といっしょ、

の弱点だと思います。

ここのところは、函館の外から見ていては

共感できない部分に違いありません。

歴史をひもとくと流入も多く、転出も多かった

人間交差点の街はこだては、その魅力を多くの人々が

「知った気になっている」悲劇がそこにあると

思ってます。

東京にいたときは、絶対そこまで考えなかった。

だからこそそこに苦しむのだと思うわけです。

北海道新幹線開業というアクセスの改善も

追い風になるいっぽうで、函館というブランドイメージを

向上させながら街が衰退していくリスクにもなる。

そう思ったりします。

函館を出た人間が故郷をホメる、郷愁を感じる。

そして実際に住んでいる人間は…ねえ、それじゃ

ダメでしょうに。

そろそろ話題を変えたいタイミングだな(笑)

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↑14年、知床の次に訪れたサロマ湖のワッカ原生花園。NHK-BSこころ旅、2017年春の最終地点はこの橋でした。新しい橋はこのあと完成して正平さんがここで手紙読みました。テレビで見た場所に行く、行った場所がテレビに出る…マイナーでもいい場所が、函館でも道南でももっとあるはず。


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2017年7月24日 (月)

世界遺産はあくまできっかけ。絶対的なコンテンツではない…

前回の記事で灯台の話を書いていて、

恵山岬灯台について触れました。

同じ北海道でも襟裳岬や宗谷岬に比べると

メジャーじゃないのは当然と思っていましたが、

全国の灯台50選に選ばれているそうです。

知りませんでした。

こういう知らなかったことがそこらじゅうにあります。

自分が去年行って印象に深かった積丹の神威岬は50選に含まれていませんが、

恵山岬灯台は50選です。

じゃあ50選なのにこんなにアクセスが悪いのは

いかがなものかと思いましたが、

50選の灯台の中には離島も含め、アクセス容易じゃない灯台が

たくさんあり、この中で自分は20灯台ほど訪れましたが、

全50灯台制覇などという無謀なことを発想しなくてよかったと

つくづく思いました。

とはいえ、もう5灯台ぐらいはアクセス容易なところで

行ってみたいのですが、いつになることやら。

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さてなぜ灯台なんぞに行きたいのか。

自分のバアイ、単にコレクター趣味、征服趣味なのだと思うわけです。

昨今中高年の登山人口が増えているそうですが、それが

登山、登頂という方向ではなくて海方面の

突端まで行くことに満足するパターンに過ぎません。

とはいえ探検家・冒険家でない以上、たどり着けるようにセッティングされてなければ

こうした趣味嗜好は成立しません。

最近書店でよく絶景写真集を見かけます。日本全国の絶景も観光に出かける

モチベーションのアップには背中を押すことでしょう。

ただ同じ風景が見たい(同じ写真が撮りたい)と思うなら、

季節と時間の制約も同時に発生します。プロが撮った写真はそれを超越した

ところに存在しています。

人間の心理として、せっかく時間とお金をかけたのなら、

ハズしたくないと思うことでしょう。

あまりそこにこだわり過ぎると、かえって外出できなくなります。

当たりハズレにかかわらず、初めに外出ありき。行ったことのない場所に

まずは行ってみる。そこに旅の出発点はあるはずです。

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トリップアドバイザーの函館・八幡坂のコメントにさまざまなものが寄せられています。

「いかにも函館に来た気がする」というものから「ただの坂で登るのが億劫だ」まで

さまざま寄せられています。

「いかにも函館」というのは金森赤レンガ倉庫同様、この坂を「いかにも」で

函館のイメージとして売ったからに他ならないと思ってます。

「ただの坂…」という人は、単に港を見下ろす坂が見慣れて平凡だと思っているか、

疲れ果てた人なのだと思います。

函館・八幡坂が函館山、五稜郭の次の人気スポットにランクされるのは、

ハズさないからです。行きやすくハズさない

でも、高評価が確実ということには意外性はない。

交流人口を意識しすぎて万人向きのイベントをいくら企画しても限界が

あるのと同じと思います。

もっと多様な観光を楽しめる街へ函館がひとまわり大きくなれるかどうかの

カギを握っているのは地元民、近隣住民の感性じゃないでしょうかね。

そういえば7/23O.A.でBS朝日「ピエール瀧の城下町へ行こうSP」で姫路を取り上げていました。

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姫路市において世界遺産の姫路城は絶対的存在、唯一無二です。

ということは「姫路ってほかに何があるの?」です。

驚くべきことに観光客入込推計は300万人弱だそうです。

日本初の世界遺産は知っているけど、わざわざ行かない、リピートしない、ということです。

でも人口は観光客入込推計500万人超の函館の倍、兵庫県下神戸に次ぐ第二の都市です。

もちろん函館山も五稜郭も元町界隈もよりブラッシュアップすべきでしょう。

現状では函館にはそれしかない、と思われています。

まあ世界遺産を目指しているからって、

縄文遺跡が次の軸になると考えるのは大甘でしょうが、

交流&観光のきっかけになる視点は多様であればあるほど

いい気がしますね。


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2017年7月21日 (金)

交流&観光の多彩な選択肢を探してみると?

函館の交流人口が増える、ことと

街全体が楽しくなることを両立させるのは実に難しい。

そう思います。

自分のように人が集まる場所には

あまり行きたくない、というへそ曲がりも世の中には

少なからずいるから(笑)。

それは冗談として。

このブログもそもそものきっかけは、

夏タビとして訪れた全国各地の絶景コレクションみたいな

ところからスタートしたわけだけど、

結果的に人混みにたどり着いてしまったことは

ほとんどなし。

旅=観光のようでもあるけど…。

まあ地元の花火大会や有名な夏祭りの日程を知らずに

現地を訪れてしまったことはあるにはあったけど。

その理由は初期のテーマのひとつに灯台巡りだったから。

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↑上から日御碕灯台(島根県)、宗谷岬、神威岬灯台

とても制覇といえる数ではないけれど日本全国はしっこ巡りを

10年以上は継続した。

大好きな旅番組、テレ東(太川・蛭子の)「路線バスの旅」

に共感するのもどちらかといえばマイナー志向だからかも。

徐々に旅のテーマは変わってきてしまったけど、

相変わらずメジャー志向でないことは確か。

2016年には龍飛崎、尻屋崎、神威岬、納沙布岬、宗谷岬を

つづけさまに訪れて、逆に「次」が見えなくなったぐらい。

食べ過ぎは体に毒。

灯台って場所は当然ながらどこもアクセスが悪い。

突端だから。

とはいえ自分の灯台巡りは

路線バスでたどり着ける灯台限定だから、

徹底した秘境志向でもない。

いわばプチ征服体験といったところ。

その意味では高いところに登って眼下を見下ろすのと

さほど変わらないと思う。

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↑日暮山からの大沼・小沼

アクセスが悪くて人が少ないほど達成感はあるような気がするけど

そこまで徹底する気はない。

さて函館市内の灯台といえば恵山岬灯台。

残念ながら行ったことがない。

え?市内に住んでて行ったことがないの?

函館市民の皆さん、どうでしょう?

自分にとっては先に挙げた5か所の灯台ほど

征服欲を刺激されない。

とにかく交通の便が悪い。

灯台資料館は去年から閉館中だそうで。

一般的に函館観光と言えば、

夜景・五稜郭・朝市・元町&ベイエリア散策

とても1泊2日では消化しきれないボリューム。

だからそこに集中する。

どうせ函館を訪れるのも一生に一回と思えば、十分な話。

でも新幹線でアクセスが改善されて

また行こうか、となったら次は函館のどこへ行く?

厳密に函館市内に限定する必要もないでしょう

昨日のニュースでは2019年をめどに

世界遺産登録を目指す垣ノ島遺跡も整備する方針とか。

そこ面白い?と聞かれて市民はどう答えるでしょうか。

さて観光客はどうやって目指しますか。

レンタカー?

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↑縄文文化交流センター

自分は食事のできない「道の駅」にちょっとびっくりしたんですが。

交流人口の核はどう考えても観光。

でも地元民がオススメできない場所に観光価値を見出すのって

どうなんでしょうかね。

交流人口の増加を狙うということが、

マスが共感する機会を増やす、

ということだとすれば、

函館山・五稜郭・朝市・元町&ベイエリア

にいかに人を集めるかってことでしょう。

ならそこに多様性はいらない。

なんか怪しい「交流人口」の概念。

函館市の交流人口だけが増えて、周辺自治体の

それが減ってしまうのでは地域の活性とは

逆行すると思うわけ。

実はこれ函館「市内の」交流人口でも

言える話じゃないかと。


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2017年7月19日 (水)

交流人口…自分の身に置き換えて

三連休終わりました。

7月16日の花火大会第一弾には5万人の

人出があったそうです。

まあ主催者発表ですが。

翌々日のハムと楽天の試合。

一応平日なので1万人ちょっとの入場者だったそうです。

こういうイベントの交流人口を増やしていきたい、

函館市のコメントはそういうことなんでしょうか。

花火大会。若者や子供連れがとても多かったですね。

って、人出を見て始まる前に見ないで帰っちゃいましたけどね(笑)

人混みの中で立ったままずっと花火見るって疲れません?

ま、人それぞれですね。

花火は場所取り命でしょう。

いやいやそこまで熱がありません。

ある年は函館山の上から鑑賞しましたが、

そのとき思ったのは、写真を撮るにしてもFMいるかの実況を

聞きながらプログラムに沿って鑑賞しないと、

「ああ、きれい」「ああ、すごい」だけで終わりますからね。

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なぜか花火、そんなに好きじゃない。

駅前のバス案内所のところには、高校生たちの無断駐輪が

かなり目立ってましたが、この日1日のことなんで

しょうがないかな。

とにかく花火が始まる2時間以上前から、駅近辺には

人が集まっていました。隣町からもその隣からも見に来ますから。

これも交流人口。

それに比べて小規模でしたが、ハムの試合、ことしは相手が

楽天だったので、楽天ファンは仙台日帰りに北海道新幹線は

ぴったり。

まさにこれも交流人口。

毎年、ファイターズ・イーグルスをホームアンドアウェーで

北海道新幹線ダービーにすればいいのに…

でもそれでは大市場の札幌のファンが不便ですかね。

ネーミングだけじゃダメか。

ま、函館のファイターズファンも仙台へ見に行こう、

とそういう話。そういうコアなファン、どんだけいるんでしょうか。

どうも函館開催試合は毎年対戦相手が違うようで、

ことしはたまたま楽天の年だったようですけどね。

ところで、函館のスポーツイベントってほかにどんなのがあるんだっけ?

函館市が交流人口、と強調する割には全然集約されてないなあ、

と思ったら、今度専用サイトを作るということで、今朝の函館新聞に載っていました。

外から人を呼ぶのと同時に市民が楽しめるイベントの告知って

分散していてなかなか情報収集できません。

会場と主催者ごとに散ってます。

専用サイトもいいけど、市内の決まった場所に告知スペースを

確保するのもいいんじゃないでしょうかね?

交流人口と言うと、市の外から来て、お金を落としてもらう経済効果だけが

目的のように捉えないで、市民自身も楽しめる多彩な内容が

揃っていれば、「住みよい街」につながるはず。

ただでさえ「函館は娯楽が少ない」という声が多いわけだし。

なにしろ市場として採算性がないと思われているから、いい企画がやってこない

とするなら、それを少しでも覆す方法で情報をまわさないと。

函館競馬場に名の知れたお笑い芸人がくると、

たった20分×2の営業トークのために競馬そっちのけで

来場者が増えるようなんで、いかに函館、飢えているかって話。

ま、人混みの嫌いなブログ主的にはお祭りイベントが絶対では

ないんだけど、市内がいろいろ楽しくなることには大賛成。


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2017年7月17日 (月)

また出た?函館・自虐モード。全国ワースト4位と???

これも数週間前の函館新聞ですが、

総務庁発表の人口動態調査について記事が載っていました。

「函館市、人口減少、全国4位」

(2016/1/1-12/31の人口変化)

相変わらずですね。

ここに「おや?」とは思わないんですね。

とりあえず全国4位は間違いない。

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でもこれ減少数です。

同程度の人口規模の市の中では減少が目立つ、ということです。

どれぐらい目立つのか。

そしてこの人口動態調査は自然増減と社会増減に分けて集計されています。

言うまでもなく自然増減は出生・死亡、社会増減は転入・転出です。

果たして函館はどっちが顕著なのでしょうか?

人口10万人以上の市に限定して、減少率を勘案しつつ抽出するとこうなります。

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↑減少率1%超の街の中で函館がいちばん人口が多い、とそうゆうこと

小樽、釧路、函館…共通点は石川啄木か(笑)

自然減、社会減のバランスということでは青森市も似通っています。

減少数、全国5位ですからね。

まあ、産業構造の変化に対応できなかった歴史をいまさら嘆いても

しかたありません。

社会減が多い街では抜けていく対象の政令指定都市が

近くにあるようにも思えますが…。

(新幹線が通っていたり、観光的な人気の有無もあまり関係ないみたい)

メディアは函館市にコメントを求めて、

「自然減は止められないが、社会減に少しでもブレーキをかけるためには

交流人口を増やすしかない」

ということでした。

またこの「交流人口」もなかなかに理解しがたい概念で…。

観光に限らない人間の行き来といえば、シンプルですが、

どうも函館は常に来てもらいたい側のような気がするわけです。

だとすると来てもらいたい側同士の交流にこそ

意味があるような気もしますけどね。

まあ、答えが簡単に見つかるわけではありませんが、

絶対値で日本で4番めにダメだ、というニュースには

さほど意味がないということです。

ちなみに人口10万人以上でくくらずに、減少率上位で拾うと、

道内市町村の減少率ランキングはこうなります。

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なんと道南で4町も!

1年で5%減る原因は見えているのでしょうか?

何度もこのブログに登場するわけですねえ。

道南全体で考えるのも簡単じゃないですけどね。

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↑小樽運河とカモメ。小樽の観光入込推計は北海道2位の800万人

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↑観光入込前年度比905%の木古内も人口減少率2.5%で渡島ワースト4位


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2017年7月14日 (金)

事件?それとも日常?珍客、いまだ滞在中…???

はは、何の予備知識もなくいきなり↓だったので

面食らった。白昼堂々。

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いつものように近所の橋を渡ろうとしたら上流から下流に向かって、

こいつが川の中を堂々と駆けて行ったというわけだ。

(撮った位置は河口まで300mぐらい)

どういう偶然?いったい何が?

数時間後、ある食堂でその話をしたら、

そこのママさん、平然と

「2週間ぐらい前に新聞に出ていましたよ」

(知らなかった…)

確かに6月27日付の道新に

「湯川の温泉街にエゾシカあらわる!」

と載ったらしい。

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でも、そこから2週間以上経っても

まだいるとは!

(同じ個体のようです)

記事によればそのとき発見されたのは

松倉川の中洲。

自分が目撃したのは

鮫川を下流へ走る若いオス鹿。

最初の印象では鮫川の上流から下ってきたのだと

思ったけど、違ったようで。

すっかり縄張りを確立してる???

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川から逸れて住宅街に侵入したら

けっこうもめることが予想されるけど、

ここ2週間でそういった話を聞かないってことは…

エゾシカくん、川沿いに活動しているってことか…。

それにしても鮫川を上流から下流へ駆けてきて

途中で乾いた場所がないことを悟って

また上流へ引き返していったわけだから、

干満の情報はエゾシカくんの脳みそにはインプットされてないって

わけだ。好天続きで川の水量も多寡が知れているとはいえ…。

新聞記事によれば、住宅街の真ん中なので

猟銃で撃つのは無理なのだそうだ。

迷いジカなら山へ追い返してやればいいだろうけど、

餌を求めて確信的に下流へやってきたのなら、

対処に困るのも頷ける。

簡単に言えば、生態系のバランスが崩れて

シカが増えすぎたってことなんだろうけど。

そういえば去年の夏も市立函館高校のサッカーゴールに

追われたエゾシカが飛び込んで捕まったニュースがあったっけ。

こんな「事件」も当たり前になってきたか。

とりあえず自分としては、7月の真っ昼間としてはそこそこのインパクト。

本州の人間から見たら「だってそこ北海道だろ?」なんて

言うんだろうね。

食堂のママさん、

「うちの近所にはシカもキツネも珍しくないよ。クマだって出るし」

と意に介さない様子だった。

まあ函館「市」といっても広いからね。受け止め方が違うのは

そこも根源的な問題だったりするのかも。

さて、そんなの大した事件でもないよ派と

そりゃあびっくり!派とどっちが多いのか、ちょっと気になる。


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2017年7月12日 (水)

「美食の街・函館」はかなり飛躍でした

まずは7/11付の函館新聞から。

ことし2月に初めて行われた「はこだて美食フェスタ」、

動員数が想定を大幅に下回ったことを受けて、企画の見直し、が

発表されたそうです。

販売アイテムの単価の問題や、テイクアウト対応などを

改善する予定だとか。

タイトルも「はこだてフードフェスタ」に変更。(会場は函館アリーナ)

「函館は食べ物がおいしいイメージ」が強いのはわかりますが、

「美食」の定義がよく伝わらなかったということだそうです。

ちょうどこのブログの裏テーマに回帰したところだったので、

ジャストなニュースでした。

自分が思うに、

「美食」=ごちそう

だと思うわけです。

ただし。

ごちそう=「美食」

ではない。

「ごちそう」のほうが定義が広く「美食」とはその一部。

ここ2年で市内の飲食店をそれなりに回りましたが、

まあ演出が下手。

これ料理人の腕の問題ではありません。

食イベントに関する限り、来場者のターゲッティングこそが問題で、

まさに「はこだて未来館」(駅前キラリス)の失敗と同質の弱点が

垣間見えます。

函館市民自身が函館市民自身を理解していない。

しようとしていない。

これがわが街の最大の特徴。

だから長きにわたって愛される飲食店が意外と少ない。

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↑梁川町のプチコションのランチの一皿。

採算度外視の趣味の店は別にして、

店主のひとりよがりが実に顕著。

まあ、それもいいんです、一度入店させてしまえば。

それすらかなわない。

「営業中」「CLOSE」の意思表示すら

ままならない飲食店が「地元で愛される店」となっていくのは

かなり難しいと思います。

きのう掲載した2007年の飲食店の写真。

実は「レストランバスク」も含んだ半径数百mの範囲に

点在する函館を象徴する迷店3軒のメモリーでした。

のちにバスクは再訪することができ、迷店疑惑は晴れましたが、

残りの2店舗は見事に消滅しました。

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↑バスクの「小イカのスミ煮」

別に自宅を改装した居酒屋でもかまいませんが、

看板料理が「ウインナー」には衝撃を受けました。

いいんです、向こう三軒両隣に受けが良くて続くのなら。

ブログ主本人の感性といかにズレていてもかまいません。

話をいったん「ごちそう」の話に戻します。

ブログ主が小学生の頃、駅前の拓銀ビルの7階に

五島軒のレストランがあり、1か月か2か月に1回、

よく連れて行ってもらいました。よくある家族揃っての外食。

そういった経験値で言うなら、

「うなぎ」「天ぷら」「とんかつ」は子どもにとってごちそうでしょう。

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↑市内にもうなぎの美味しい店、ありますよね…(写真はたかはし)

でも大人になって自分で稼ぐようになったら、

その気になればいつでも食べられます。

でも実際にはそんなに食べません。

スパゲティがパスタと言い換えられて久しいですが、

ナポリタンやミートソースはごちそうでしょうか。

カルボナーラやボロネーゼならごちそう?

ピザも同じです。

あんかけ焼きそばがごちそうという説もあるようです。

ハンバーグやカレーもすっかり日本人の日常食。

これらをごちそうと思っている人はどれぐらいいるでしょうか?

さすがに函館の老舗五島軒でも、いかに看板メニューとはいえ、

カレーを目当てに訪ねるのだとすれば理解ができません。

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↑五島軒・ポークコートレット・ハニーマスタード風

そういう方々には「日本のおいしいカレーベスト10」を

ちゃんと自分なりに格付けしてほしいものです。

こうして日常食とごちそうの境目がはてしなく不明瞭になっている

現状で、外食に何を期待するのか、ということになります。

もしそれが家事からの解放なのだとしたら、次に気になるのはCPでしょう。

とてもとても美食を評価できるレベルではありません。

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↑おいしいハンバーグもありますが、付け合わせもお店の「個性」と思うんですよね。

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函館駅から大門へのメインストリートも居酒屋ばかり、と

どなたかが嘆いてらっしゃいましたが、

ファミリー層の外食ニーズが消滅してから久しいですから、

手ごろな洋食屋さんや食堂が生き残れるわけがありません。

せいぜいラッキーピエロ。

付近でときどき外国人観光客に

「夕食摂るならどっちへ行ったらいい?」と聞かれることが

ありますが、

「電車通りにはシーフードレストランがよりどりみどりだよ」

としか答えられません。

そこに地元民お薦めの店はなきに等しい。

街の現状をふまえれば、

大門の飲食店が地元民を取り込むことを諦めていても

責められませんけどね。

とにかく客がいないから。

「ひかりの屋台」で昼営業は何店あるでしょう???

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さらに言えば本町近辺でも状況は変わらない。

ハコラクも含めてフリーペーパー等にも新規開店、リニューアル開店が

常に掲載されていますが、昼営業をしている店は3割あるかないか。

函館市民はそんなに外飲みするんでしょうか。

昼と夜とで客単価が違うことを考えれば、そりゃあ経営効率も

考えるわけです。

いわゆる繁華街に地元に愛される店が育たない要因が顕著です。

そして住宅街には割り切った店しか残っていない。

今回の「HO」の特集掲載で気になる店があったので、

昼どきを狙って店の前を通りかかりました。

確かに「営業中」という看板はありましたが、それ以外の情報は皆無。

まあ雑誌を見ているわけで勇気を出せればよかったのですが、

ウェルカムの雰囲気を感じ取れずスルーとなりました。

そこからすぐのところに未訪問の和食店があったのですが、

そこも暖簾が出ておらず、定休日ともありませんでした。

そこも以前雑誌で見ていますが、

掲載されても店の活気に変化はないようです。

もっと掘り起こしていけば、そりゃあ渋い喫茶店のランチも

見つかるでしょうが、「わざわざ行く価値」を考えると

最近はついつい尻込みしてしまいます。

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↑数行った中には喫茶店のお値打ちランチもありました。ただ近くないのでリピートしないんですけどね。それもひとつの「答え」かも。

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とりあえず必要に迫られたときの引き出しは確保しておきたい

とは思いますが、喫茶店のコーヒー付ランチ1000円を

お値打ちと思える金銭感覚を持ち合わせていない、

というのが正直なところ。

これ、ランチ800円、ランチ注文時、セットの飲み物プラス200円なら

印象が違う気がするんでしょうけど。

愛のない函館の悪循環、もう少し続きそうです。


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2017年7月10日 (月)

変わりゆく街…函館、変わらない街…函館

ある日、JR函館駅の正面玄関でこんな話をしている旅人が

いました。

「函館もしばらく来ないうちにすっかり変わっちゃって」

はい、あなたのおっしゃることはごもっともです。

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自分の心の中のツッコミは

「連絡船が現役だったころと比べてもそりゃあ変わっているでしょう」

その旅人が前回いつ函館を訪れたかは知りません。

いまの駅舎が新築されたのは2003年ですから、少なくとも15年以上前の

ことなのでしょう。

こんな声も聞きました。

函館競馬、札幌競馬に帯同している競馬記者のコメントです。

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↑リニューアルされたのは函館競馬場、写真は改築前の08年

「僕も夏に北海道に来るようになって軽く十年以上経ちましたよ。

この時期北海道に3か月出張ですから、函館(札幌)は第二の故郷です。

それにしても駅前、だいぶ変わりましたよ」

これは嘘こけ、です。

もちろん「社交辞令」なので誰も突っ込まないし、突っ込む必要もないでしょう。

和光がなくなってキラリスが建ったことを

「だいぶ変わった」と言っているようです。

以前ホテルの新築を中心に「函館あれから十年」みたいな話題を

書きました。これは手元にガイドブック「るるぶ」の

2006-07函館大沼版があったので、十年も経てばかなり違う、と

感慨深かったせいです。

そういえば4月に雑誌「HO(ほ)」で函館特集が発売されています。

例によって知る人ぞ知るディープな函館を紹介しています。

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↑疑うべくもない函館の定番も確かにある…

この企画、評判がいいらしく、定期的に函館が登場します。

「ディープ」を好意的に受け止めれば、函館の街の魅力は

際限なく広がります。そして函館は広い。

でもこの雑誌は、本州から「一度函館に行きたかった」と訪れる

旅行者よりは道内のリピーター向きということは間違いありません。

いや考えようによっては広い意味での函館市民を読者ターゲットにしている

と思えるほどの扱いの範囲の広さです。

七飯、桔梗、昭和、美原から西部地区まで。

まあ街の飲食店の知識を整理するにはとりあえず重宝する一冊です。

いっぽうかつてこんな冊子も出ていました。

「函館ウォーカーズマニュアル」。

創刊は1994年。手元にあるのは第8版で、2004年発行の増補改訂版。

刊行から13年。確か現在は休刊してしまっているガイドブックです。

前述のるるぶ同様、すでに消滅している飲食店が多く掲載されています。

13年経って半分残っていれば御の字でしょうか。

冷静に考えてこの「函館ウォーカーズマニュアル」の基軸は

ビジュアルな観光情報ではなく、飲食店情報です。

たぶん食べログやぐるなびが普及してしまった今では

こういう情報ガイドはニーズがなくなってしまったのでしょう。

表紙に「食べ歩き500」とありますが、冷静に考えると

一部の掲載は広告扱いなのでしょう。

さて「HO」の函館特集と、13年前の飲食店ガイド。

重ねてみると見えてくるものは何でしょうか?

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↑この写真からもはや10年…(今はなきとあるレストランと居酒屋)

これこそが「愛のない」函館イズムだと思うわけです。

その意味ではどちらも「函館がわかる」一冊かもしれません。


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2017年7月 6日 (木)

巡る季節の中で…早く大きくなれよ…

先日、NHKの番組でマルチタレントの松尾貴史氏が

「人間にとってストレスは重要」と言っていました。

なるほど…と納得する部分がありました。

慣れないことをやるストレス…だいたいにおいて

人間はそれを嫌います。

一見慣れたことの繰り返しのほうがストレスがなくて、

ラク…そう思いがちです。

でもマンネリはマンネリで劣化を招きます。

そういう意味でマンネリを嫌い変化を求める…

ということと「旅」は似ています。

慣れないストレスにさらされる「旅」は人間にとって

必要な刺激だと思うわけです。

↓最近訪れた青森県内の大きな湖。面積は全国で11位…だそうです

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もちろん程度問題ですし、個人差もあります。

以前、旅行者観察編でも書いたのですが、

異なる意見を受け止められない田舎者感覚はその最たるもの

じゃないかと思うわけです。

まずは「確かにそうかもしれない」と受け止めておくことが肝心。

とりあえず、加齢による劣化は人間にとって避けられないもの。

とするならいかにマンネリを避けるかの工夫じゃないかと。

ま、ブログも同様。

もちろん書き手の一方通行じゃないブログも

世間にはあるわけですが、

ほとんどが常連さん同士のマンネリ。

もしそこを読んでいてもなかなか波風を立てよう、

参加しようという勇気が起きません。

そんなブログが劣化を防ぐかと言えば微妙です。

心安らぐマンネリと若干のストレスを禁じ得ない変化、

そのバランスは実に難しいです。

さて、最近撮った野鳥写真の中で

気に入った1枚がこれ。

幼鳥なので嘴に何かつけてました。

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もちろん一度や二度では判定できませんが、彼らの好む場所や

行動形態を知ればこの鳥が何の幼鳥かはすぐわかります。

去年同じ場所で見かけた記憶はまったくないのですが、

ことしは集団で飛び交っています。

これもひとつの出会い。いつまでいることやら。夏が過ぎれば

南へ消えるはずです。

さて注意深く観察すると、このコたちのお父さんも

混じってました。

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ふつう野鳥と言うのは、採餌、休息など

さまざまなモードで行動するわけですが、

この鳥は縄張り主張、警戒のパターンが独特です。

人間に対しても縄張り主張、警戒が逃走よりも

優先するところがかわいらしいので

とても気に入ってます。

早く一人前になれよ…。

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2017年7月 4日 (火)

BS聞きこみ旅…ゴールは長万部の不安?

BSジャパンの「出発!ローカル線聞き込み発見旅」。

函館本線編(札幌~山線経由・長万部~函館)が

オンエアされたのは、2016年8月8日のことでした。

なかなかツッコミどころ満載で、このブログでも言及した記憶があります。

特に長万部の名所登録…「内浦湾&駒ケ岳」には苦笑でした。

その後、長万部には「ふらり親子旅」(BS-TBS)で伊東四朗親子が訪れ、

かなやのかにめしとDELI57のカレーを紹介していきました。

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これは16年10月12日初回でした。

そして昨日(17/07/03)オンエア「出発!ローカル線聞き込み発見旅」

で取り上げられたのが室蘭本線。この番組久々の北海道。

ホント北海道は途中下車旅に向かないんですよね…。

演者はTKO木本とIMALUのコンビ。

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出発は苫小牧、そしてゴールは長万部。

長万部かあ。さて何が出てくるか。

1泊2日で10の名所登録。青息吐息でゴールの長万部にたどり着いた

時点で名所登録は残り2つ。2つも?

長万部駅を出て左折してすぐ。出会ったのは

車に乗りかけていた男性。

彼がまず「じゃあ」と発した言葉は「かにめし」。

長万部と言えばかにめし。

場所はちょうど去年「内浦湾&駒ケ岳」を紹介した金物店の向かい。

定番に収まるかと思いきや、

なぜかその男性「かにめし」よりも「DELI57」のカレーが

オススメという。見事に他局とかぶるもんです。

番組的にはベタなかにめしよりカレーが

収まりがいいといえばそんな気もしますけどね。

木本とIMALU、カレーを食べた後に最終10コめの登録の

タイムリミットは残り26分。そんなギリで紹介されて

向かったのは「松浦商店のでんぷんせんべい」。渋い。

そこでふと気づいた。

函館本線編で「内浦湾&駒ケ岳」を紹介した人物と

室蘭本線編で「松浦商店のでんぷんせんべい」を紹介したのは同一人物?

そうDELI57のおかみさん。松浦商店17時閉店なのに実にスムーズな取材進行。

まあガチで途中下車旅がきついのはわかっていますよ、

そりゃテレビですから大人の事情。

それにうまく乗っかって観光アピールができれば効果絶大?

(そこまで強調されたら今度行くか、DELI57)

経験値は少しずつ積んでいくということでよろしいんじゃないかと。

それにしても今回、室蘭本線編ラストシーン。

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どこかで見覚えのある(長万部の)海岸で、

「北海道って独特に優しいよね、

人とのふれあい大事だよね」という締め。

見事な予定調和だあ。

でも東室蘭駅前で出会った一般人に車に乗せてもらって

地球岬まで往復、宿泊ホテルを都合4軒紹介してもらったり、

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洞爺駅前のお弁当屋さんにウインザーホテルまで往復して

もらったり、番組タイトルから「途中下車」はずしておいて

大正解というとでした。


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2017年7月 2日 (日)

地元の良さを地元が知らないのはナゼ?

当ブログの裏テーマがしつこくも(?)順調に続きます。

……。

旅好きなので旅番組はよく見ます。

だいたいにおいて出演タレントと地元民の絡みが

目玉になっていることが多いようです。

地元民だけが知っている意外な名所

という切り口の番組もよく見かけます。

長寿?番組の火野正平「こころ旅」もその部類でしょう。

「こころ旅」はあらかじめ

「視聴者の心に残る風景」ありきの構成なので、

楽しめるのですが、

まったくのガチでタレントが田舎訪問すると、

地元では決まって

「ここは何もない」と言います。

都会の人間はその「何もなさ」に魅力を感じていたり

するわけですが…。

都会の人間は田舎に憧れ、田舎の人間は都会に憧れる。

お互いにないものねだり。

そこは人間なので、ある程度はしょうがないところかもしれません。

でもそこに「観光」が生まれるのだと思うわけです。

先日も東京へ行く新幹線で隣り合わせた

函館から帰る観光客の女性に

こう言われました。

「森町と言ったらいかめしですよね」

確かにその通り。

それで再び森町のことが気にかかりました。

まずは鷲ノ木遺跡。

2006年に国の史跡に指定されています。

ところが、森町のサイトでは

社会教育課からリンクが貼られており、

観光・イベント・名所・体験というメニューからは

情報にたどりつくことができません。

でも実は森町遺跡発掘調査事務所にて出土物が展示されている

ようですが、森町のサイトからはこの発掘調査事務所の

位置情報にたどり着くことができません。

もしかしたら観光で来てほしくない、のかもしれません。

トンネルを掘っていたら「出ちゃった」系の遺跡なんて

全国に珍しくないでしょう。

南茅部の縄文遺跡も、国道バイパス工事中に発見されたものが

いくつもあります。

掘れば出ちゃうんです。

もちろん発掘調査作業にも手間暇がかかります。

それでも周知はしたほうがよいと思うわけです。

現地を整備する予算はなくても必要最小限。

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去年初めて行ったみた榎本・土方軍上陸の地も

鷲ノ木です。最寄り駅の桂川が廃止になった話も

つい最近書きました。無人駅から上陸碑への

案内は皆無で、上陸碑近くの史跡公園も手入れが行き届いて

いませんでした。

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↑公園付設の建物は閉館中

去年は桜の時期に青葉ヶ丘公園にも行きましたが、

隣接するオニウシ公園の展望塔は老朽化のため、

登れませんでした。

紅葉の名所「鳥崎八景」へつながる道道は

2015年4月の雨による土砂崩れにより、

通行止めになっていて、いまだに開通情報はありません。

ただ八景のすべては無理でも途中までは行けるのかどうかの

詳細情報も発信されてないわけです。

そして観光協会のサイトはいま機能していないようです。

北海道新幹線が札幌延伸を果たしても森町には

駅ができません。それも残念な要素です。

駒ケ岳の4分の3は森町に属しますが、

風光明媚な大沼からの絶景は、駒ケ岳の8分の1しか

属さない七飯町がほぼ独占してしまっているのも

地理的に残念な部分でしょう。

とはいえ、これだけネガティブな要素が集まって

しまうのは偶然ではありません。

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↑北側から見る駒ケ岳も函館の人間には新鮮です。森駅構内跨線橋から

2016年度上半期の観光入込客推計が前期比マイナスなのは、

奥尻町と森町の2町のみです。

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阿部商店の「いかめし」という絶対的?な存在を

活かすも殺すも地元の心意気だと思うのですが…。

新幹線へ岩手へ帰るその女性は

「今度は森町に行ってみたいんです」

間違いなくそう言っていたので…。

いかめし、出来立てに限るでしょ???

だったら…。


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