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2017年6月19日 (月)

慣れないことには慣れるだけ…

慣れないことは、慣れるだけ。

どうすれば観光で多くの人たちがやってくるか。

そこには多様な戦略があるのでしょう。

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団体さんでも何でもとにかく来てくれさえすればいい、

お金を落としてくれればいい、という考え方ももちろんあります。

函館を訪れる9割以上の観光客は一生に一回しか訪れないのだから、

リピーターは意識しなくていい。

もしかしたらそういう意見もあるのかもしれません。

そういったおもてなし精神の欠落は函館に限った話では

ありません。

端的には道南で函館のレベルを上回る観光ホスピタリティを

感じる町はないと思います。

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函館駅前近辺をうろうろしていると、

相当に旅慣れていない観光客にも出会います。

観光の人もいろいろな場所から訪れてくれているのでしょう。

旅慣れていない=訪れた街の地理を理解して行動する習慣がない、

とでもいいましょうか。

印象に残っているご夫婦がいました。

駅前のバスの案内所。

バスの案内所で「昭和の最寄り駅」を尋ねます。

案内係は「しいて言えば五稜郭」と答えます。

この時点で明らかにコミュニケーション不全です。

駅=市電の停留所?

いや、そこまで話が進んでいません。

案内係は「昭和まで車で10分」と付け足します。

会話がかみ合っていないので、おせっかいに横入りしてみました。

「昭和と言っても広いですよ」

するとご主人は「大丈夫です」と言い、「歩こうと思っていたけどな」

と言います。

目的地が明確で、真剣に歩こうとするなら「地図」を探すはずです。

「最寄り駅」という段階で、迷子な夫婦です。

実はGEOに行きたかったそうです。

くどいですがここはバスの案内所です。

この旅慣れてなさ=観光に不慣れは似ていると思います。

こんなこともありました。

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市電で松風町から函館駅前に向かっていたときのことです。

一斉に二十人近い乗客が函館駅前で降りようとしました。

自分の目の前に着席していた年配女性の二人連れ。

「あ、終点?」と席を立ちかけます。

終点ではないですよ、駅前ですよ、と声をかけると

「あ、そうなんだ」と言います。

どちらまでですか?と尋ねると

「ホテルまで」

駅前のホテルですか?と聞くと

「えっと、どうだったかなあ。そうかもしれない」

旅慣れていない人というのはそういうもので、

降りる場所を意識せずに乗り物に乗ります。

観光に意識がない人も同じだと思います。


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