無料ブログはココログ

« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »

2017年6月30日 (金)

見えてくる問題点は対観光と同質のようで。

質を問うたとき、コストの問題が無視できないのはわかります。

ただそればかり気にしていると、理想へ向かうマインドも

欠落していく、と思うわけです。

さて以前、千葉県習志野市の谷津干潟に行った話をブログで書きました。

書いて以降2回、都合3回訪れて、函館では会うことのできない

野鳥を見て撮ってきました。

170426seitakap5

↑セイタカシギのつがい。夏も住みついているようです

151015yatsuhigata3

↑となりに集合住宅もありさほど広い干潟ではありません

東京湾に残されたこの干潟はラムサール条約に指定されていて、

野鳥情報は頻繁に発信されています。種類が多いのはシギ・チドリが

通過する5月、10月のようです。

公園一帯の管理は西武造園という会社が請け負っていて、

谷津干潟自然観察センター(入場有料)のサイトにもそうあります。

定期的に地元の小学生も訪問させて、干潟の性質をちゃんと伝えている

ようで、国内の観察スポットの中ではかなり初心者に優しい

施設のように思います。ブログで定期的な情報発信もされています。

それに比べるとかわいそうですが、

公園管理が主たる業務であって、市民が自然と親しみ、自然を学ぶ施設が

函館でこうも貧弱なのは、そこに関心がないからなんでしょうね。

(駅前のみらい館もこういう発想が取り入れられていれば評価できるのですが)

もちろん函館に限ったことではありません。

函館市民の森の野鳥暦、

※未調査であるが、函館山・見晴公園と同じような環境と推定し作成。(H15.12)

のいいかげんさ。

でも見晴公園のページには

花暦はあっても野鳥暦はなく、わからないものは掲載できない、ということのようです。

そして函館山のページには

別な野鳥暦が載っていて留鳥8種を含む合計23種で

市民の森よりも少ない数。

スズメやハシブトガラスは野鳥ではないので除外されているようです。

シジュウカラまで省かれていて、ハシブトガラとコガラも区別がついて

いないようです。観察時期の分類もかなりアバウトみたいです。

この不整合を見れば、管理の姿勢がよくわかります。

(ちなみにハシブトガラは北海道固有種で道内では多数派。外見だけでコガラの区別はかなり困難、自分の感触では8:2ぐらいの比率?)

ほとんど参考にならないでしょう。

確か道南にも日本野鳥の会の支部がありますよね?

もっと連携すればいいのに。

そういえば、思い出しました。

見晴公園の緑のセンターで、

野鳥の会のメンバーがプロモーションをしていた日がありました。

秋のMOMI-Gフェスタの時期だったですかね。

いろいろ話を聞きましたが、以降も

年間を通じて見晴公園でこんな野鳥に会える、という方向の情報は

発信される気配はないようです。

野鳥の会支部は年1回5月上旬に観察会を実施しているようですが、

公園を管理する側との連動はなさそうです。館内には

一部のカメラマンが提供したカラー写真がずっと前から展示されている

ようですが、ハチジョウツグミとかコマドリとかベニヒワとか

年間を通じての常連に含まれない、撮ったら「よっしゃあ!」なレア野鳥を

一般人に見せても始まらないと思うんですけど。

それこそ「こんな珍しい鳥にも会える!」という錯覚を狙っているのかも

しれません。

まあその気のない(関心が薄い)方々に何を言っても無駄でしょう。

公園スタッフ、来園者にちゃんと挨拶をすることだけは実行されているようなので

そこは評価します。

怪しい人物と思われないようにこちらも挨拶を返します(笑)

↓一年前から掲示されているこの注意書きも、しっかり生態系を把握した上では

なさそうです。臭いものにはフタ方式。

リスクがあることをすべて禁止することが良策なのかは、

全国の類似施設を比較すれば自ずとわかります。

160624kinshi


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月28日 (水)

単なる初夏の大沼、秀峰駒ケ岳…という小旅行でした…

七飯町で見られる野鳥が225種という話を書きます。

町のサイトに資料がアップされています。

日本鳥類目録第7版には633種が記載されていて3分の1以上が

見られるという「ふれこみ」です。

その資料には、

「多い」「普通」「少ない」「稀」の4段階の頻度、

森林帯、平地林、湖岸、原野、アシ原、草原、農耕地、

河川、渓流、水辺、灌木林、ガレ場、亜高山帯、市街地、

水田、湿地、湖岸林、河口など

主な観察場所が細かく区分されています。

さらにそれらは1~12月と

月別に一覧になっています。

データは2013年とあります。

「稀」は何十年の間に最低一度は観察されたレベルである可能性もあり

あてになりません。初回の目標は6月に「多い」とされている種を

どれだけカバーできるか、と考えました。

170613komagatake1

↑早朝、大沼公園ではなく大沼駅からのアクセス。絶妙に雲がかかった駒ケ岳

最初にリストは熟読してイメージトレーニングをしてから出かけました。

もちろん大沼だけが七飯町ではありません。

七飯町は峠をはさんで函館側と森側に分かれており、どう考えても

平地より山林のほうが多いロケーション。

アクセスできないエリアのほうが圧倒的に多いのは承知の上です。

それにしても七飯町の河口、亜高山帯とはどこを指すのでしょうか。

ガレ場とは駒ケ岳の山頂付近?

この資料は区分もいろいろ無理があるようでした。

七飯町の特色をふまえての区分かどうか確信が持てません。

もちろん手がかりを求めて彷徨うのが目的なので、過大な期待は

持ってないわけですが、225種のリストはほぼ役立ちませんでした。

冬季に白鳥セバットへ行くのがいちばん手堅いのを知ってて、

わざわざ変化の乏しい6月に訪れたわけですから。

唯一この時期函館ではもう出会わないこの鳥がいただけで、

170613magamo1

170613magamo3

↑マガモのつがいと親子。函館のマガモは北へ帰りますが、大沼には

夏を越す個体が多いようですね。

普通に楽しい湖畔一周となった次第です。

ただ特に誤算だったのは森林公園。セミ鳴きまくりで野鳥の気配を

感じることはなかなか難しく、1時間で

アオジ、アカゲラ、センダイムシクイ、オオルリをそれぞれ

チラ見した程度であとは蚊に刺されまくりでした。

ここで栃木から来たご夫婦と話しましたが、

いい出会いはないようでした。

まあ駒ケ岳の写真をいろいろ撮れたのでよしとします。

170613komagatake6

170613komagatake7

170613komagatake8

170613komagatake9

リストにある「多い」がどの程度のもので、過去の記録からは

保証されないことと、実際人間が活動している限り、自然環境は

変化し続けているのでは?と思ったわけです。

町の公式データとしては函館に負けずお粗末だなという感想。

それがわかっただけでも意義がありました。

※観察種数としてはゆうに20を越えますが、ありふれた種類ばかり、

かつ写真を撮れたレベルが非常に少なかったのでフィールドノートは省略

とはいえ、道南も奥に入ると「あっと驚く」出会いが

あるようですが、これちょっとやそっとでアクセスできないのが

前提なので、観光資源としてそのために開発すべきではないし

活用するには慎重であるべきでしょう。

自らがマイナーな目線に立てば、

こうしたマイナーな目的の「観光客」も大切にしたほうがいいと

思ったりします。野鳥ブログけっこう多いようですし、

高齢化社会が進行する中、ニーズはそこそこあるようにも

思います。

そういえば、去年の1月に白鳥を見に行ったとき、

とある有名?な地元のレストランで

「久々、何十年ぶり、白鳥を見に来た」と話したら、

「もう来ているんでしたっけ?」というリアクション。

1月ですよ。湖面が氷結する前に来るでしょう、普通。

まあ、鳥インフルが話題になる昨今、自治体としては

野鳥観察で観光を引っ張るのはリスクが高いんだと

思いますが、それにしてもなかなかに悲しい

地元の反応だったのを思い出しました。

そういえば函館近辺のブログでも、大沼のハクチョウたちが

そこで冬を越す組と、経由するだけの組がいることをしっかり

把握していないかのような記事がありました。

せっかくのラムサール条約湿地としては、もう少しそこはしっかりした

ほうがいい気もしますけどね。

限定されたごく一部をアクセス確保して、しっかり開放するのが

現状最善かもしれません。

自然保護と観察の態勢については

函館山のことがあるので強くは言えませんけどね。


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月26日 (月)

函館山を知るってハードルは高すぎ!

続いて「七飯町の野鳥」という話に進む予定でしたが、

昨日日曜のお昼にTVhのローカルで興味深い番組をやってたので

きょうはその話を先に。

函館山の達人、木村さんが登場してました。

番組名は「マチュアライフ北海道」。

木村さん、2015年のブラタモリの函館山のときも

登場してた女性です。

自身で文献や資料をあたって函館山のことをいろいろ調べて、

函館山の生き字引、的な紹介でした。

森林ボランティアの講習会の風景なども収録していました。

函館山に要塞が築かれたのは、

箱館戦争で旧幕府軍が、函館山の裏手から上陸した新政府軍に

攻略されたことがひとつの動機なのだそうです。

170516mth_side

↑千畳敷から御殿山

日露戦争直前の1898年から構築が始まって、いまの千畳敷付近に

司令部が置かれていました。ロープウェーが到着する展望台のある御殿山が

その当時に削られて函館山が低くなったのは有名な話ですが、

木村さんの話によれば、

千畳敷の司令部から、函館山全体がよく見えるように

他の場所もだいぶ削ったのだそうです。

Yousai_senjoujiki170516

↑千畳敷の司令部跡

つまり開港当時と比べて函館山の形はけっこう変わったようです。

ほかにも昔、立待岬に採石場があった話とかもされていました。

函館山は子どもの頃からの遊び場で思い入れが深い様子が

伝わってきました。

番組の流れとしては、函館山は夜景だけじゃない、函館山の魅力を

語る木村さん…という構成で、函館山に残された貴重な自然についても

触れていました。

Yousai_yakushi170503

↑薬師山コースの途中にある遺構

こうしてひとりの人物の生き方については伝わるものがあった、

いっぽうで、本人以外の部分で気になるところもありました。

こんなくだり。

麓のふれあいセンターから登山道を上る際に、

毎日のように登っている函館山だとしても、

山の最新状況について情報収集は怠らない、というくだりで

すでに下山してきたベテラン登山者に

「危ないところはなかったかい?」と聞くと

そのベテラン男性、

「なーんも。危ないところさ行かねえもの」

他意はないんでしょうが、このかみあってなさが函館…。

森林ボランティアの講習会に参加した別の男性は、

木村さんのこのときの講義の感想を

「毎年聞いています、楽しみにしてるんです」

という変な答え。

え?そこは彼女に対するリスペクトを語るシーンじゃないの?

たとえば毎年聞いているのに毎年自分の知らない話が出てきてすごい、

とかとか。

木村さんいわく、登山者が多くなって植物の写真を撮る人も

増えれば、登山道を外れて写真を撮ろうとして、希少種を踏み荒らしてしまう

人も多くなる…確かにその通りですが、登山道からではわからない

場所の植物を探索するとしたら、よほどの愛好者で、昨日今日の

初心者には無理じゃないでしょうか。

荒らす人には別の狙いがあるような…。

個人的には野鳥に関する話題がほとんどなかったかな、と思いました。

昔、冬にはクマゲラがいて樹に穴をあけたけれど、クマゲラがいなくなって

20年も経てば、あけた穴は樹木自身がふさいでしまう。自然には回復力が

備わっている、という話もされていましたが、さていたはずの

クマゲラはどこへ行ってしまったのでしょう。

もちろん人間、得意分野不得意分野がありますから、そこは誰か

得意な人が分担すればいいわけですけど、番組はやはりお決まりのように

600種の植物、150種の鳥類が生息する自然の宝庫として、夜景以外にも

魅力いっぱいの函館山とくくっていました。

手つかずの自然、その自然に対する人間のアクセス、

自然と人間の共存、癒しのための都市公園…

段階があるとすれば、函館山は決して都市公園ではありませんが、

実は手つかずの自然からはほど遠いのだと思います。

それでもなんとか保たれている生態系を大切に、

としか今の自分には言えませんが、

なかなか市民の理解を深めるのは難しいようです。

170516mth_shippo

↑千畳敷から立待岬の方向を望む。ほんとうに見晴らしがバツグン


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月23日 (金)

日本人でも意外と知らない…

さて、この鳥は何でしょう。

170606uguis07

じゃあ、こっちは?

170601ooyoshi1

見た目は地味ですが…もしも頻繁に近所で見かけていれば覚えます。

170606uguis13

170607uguis05

こっちはウグイス。

声はすれど姿は見えず、の典型です。

じっくり写真に撮れることは意外と珍しい。

170601ooyoshi7

こっちはオオヨシキリ。

葦原でけたたましく鳴いていて、

警戒心はそれなりですが、

だんだんてっぺんに登りたいキャラなので、

見つけることは難しくありません。

さえずりなんて生易しいものではなく、鳴き声は

「ギョシギョシ」と聞きなされています。

ウグイスとは口の中の色もさえずっているときの頭の形も違うようです。

もはや近所では写真に撮ってもなあ、ぐらいの

ありふれた夏鳥。

似た鳥はかなり多いですが、この2種だけは

外見と鳴き声が一致すればもうすぐに覚えられます。

一度覚えれば忘れません。

トラピスチヌ手前の市民の森。

ここに写真の目立ちたがりウグイスがいます。

ある日。通りかかると男女の二人連れが枝の上をしきりに

見上げています。

カメラも双眼鏡も持っていないので、別に野鳥観察を

しにきたわけではないようです。散歩で通りすがり

でしょう。声をかけました。

「まあ珍しい目立ちたがりのウグイスでしょう?」

「え?ウグイスなんですか?」

ちょっと驚きました。

「ほらホーホケキョと鳴いているでしょう」

「あ、ほんとだ」

実はホーホケキョよりもケキョのほうが多い個体で(笑)

8割ケキョ、2割ホーホケキョぐらいなんですが、

ホーホケキョでしょ?と言われないと

ウグイスなのか、と思わないわけです。

とはいえ、来園者の9割以上はこの目立ちたがり屋に

関心を持ちません。この二人連れ、

「何?このけたたましい鳥?」と思ったから

見上げていたはずです。

慣れる慣れないの重要な分岐点だと思うのです。

もちろんホーホケキョがウグイスだと知らない日本人もいます。

これは論外です。

函館が港町だと知らずに訪れる観光客がいるのといっしょです。

すべてに100%はありえません。

公園があってビジターセンターがあるのなら、

いつ頃こんな鳥が観察できますよ、というのが重要な

自然観察情報であり観光情報です。

函館市民の森を管理する

「一般財団法人 函館市住宅都市施設公社」のサイトの野鳥暦には

ヤマガラ,シジュウカラ,コガラ,ヒガラ,アカゲラ,ヤマゲラ,コゲラ,
ミヤマカケス,ヒヨドリ,ミソサザイ,スズメ,ハシブトカラス,フクロウ

が留鳥とされており(たった13種?)

ウグイス,メジロ,ホオジロ,アオジ,キビタキ,オオルリ,コルリ,ルリビタキ,
ジュウイチ,カッコウ,アカハラ,コマドリ,モズ,カワラヒワ

は夏鳥とされています。

夏鳥は4~9月に見られ、冬鳥は11~3月に見られる鳥。

10月は渡り鳥は見られないそうです。

そして注釈にこうあります。

※未調査であるが、函館山・見晴公園と同じような環境と推定し作成。(H15.12)

少なくとも13年間の放置のようです。

すばらしくいいかげんです。

だって知りませんから。関心もないし。

「へえ、あれウグイスなんだ…」

始まるのはそこからだと思うんですね。

市民の森で鳥を見たのはことしが初めてでしたが、

リストのほかには園内で

キセキレイ、ニュウナイスズメ、ツツドリ、センダイムシクイ、アオサギ、

ハシブトガラ、コサメビタキ、シマエナガを「撮る」ことができました。

170503kiseki5

170516kosame

↑上キセキレイ、下コサメビタキ

空港側の外縁部にはノビタキやヒバリがいます。

5~6月のほんの数回で、コンデジで手持ちで撮っている

のであくまでその程度です。

珍しい鳥は全然いませんから、カメラマンにも遭いません。

慣れたバーダーにとっては「そこ行く?何かいるの?」だと

思います。

もしかして、函館山・見晴公園にも同じ野鳥がいる

「ことになってる」わけですかね?

とりあえず、自分の感触では

見晴公園のほうが撮りやすく楽しい。市民の森はたまに

意外な出会いがあるかも、程度の位置づけ。

あとはタイミングというか運。

でも自然観察は継続がだいじ。

せっかく行って何も見ない空振りは嫌いですけどね。

まあ公園整備と自然保護はまったく別の業務なので

運の悪いサイト閲覧者が

いいかげんな情報発信に踊らされる、

そんな可能性もあるようです。

↓市民の森のエゾリスは、見晴公園のリスのような愛想がありません(笑)

170503ezolissm


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月21日 (水)

現実を自分の近くに引き寄せてみる…函館山は野鳥の宝庫???

何事も

なるほど、そう思う人もいるんだ、確かに。

と受容する範囲の問題だったりします。

もちろん、そういうつもりで言ったんじゃないぞ、

もあり、

どういうつもりで言ってんだ?

もあるでしょう。

まあ、予防線です(笑)。

たとえば自宅から歩いて行ける範囲に

季節ごと、さまざまな野鳥が訪れていることを

知り、興味を持ちました。

ただそれも慣れるにつれ、

「いつもの○○」となりがちです。

写真を撮るだけでなく、ちゃんと観察すると

いつもの○○でも、

理由があってけっこう興味深い行動をとっていたりします。

とはいえ単にそれを見るためにわざわざ

出かけていくか、だけの話です。

たとえ徒歩10分の場所でも。

慣れてしまったら「散歩のついで」ぐらいの気楽さが

いいと思うわけです。

170516mth_shippo

そこで、きょうは函館山の野鳥について。

たぶん宝来町あたりに住んでいれば、

ちょっと散歩の気楽さで函館山にも行けるんでしょうね。

残念ながら、現状そうではない。

函館山に鳥でも見に行く、という気分になることは稀なわけです。

いま手元に、多くの人がご存知の「はこだて検定」というものがあります。

この立派な公式テキストブックの第3章76ページによれば、

函館山で1年間に観察できる野鳥の種類は、過去の観察記録を

ひもとくと150種とあります。このなかには稀にしか見られないもの

も含まれているので、普通は100種と書いてあります。

このうち30種が留鳥、つまり渡り鳥ではない年間を通じて観察できる鳥

とあります。残りは夏鳥もしくは冬鳥で、夏鳥のほうが冬鳥よりも

やや多いとあります。そして50年以上前に国の特別鳥獣保護区に

指定されている、となっています。

ところがいろいろ探してみても

その具体的な資料にはなかなか行き当たりません。

170417forty4

↑見晴公園のシジュウカラ。近くまで来ます

麓のビジターセンターには

山で見ることのできる野鳥の写真シートが

こっそり置かれているようですが、

野鳥情報のアップデイトは極めて不明瞭です。

そもそも留鳥30種は何を指すのかということです。

これは見晴公園その他、近所で観察できる鳥と照らしあわせると、

函館山にしかいない留鳥というのは考えづらいものがあります。

函館市内と範囲を広げるなら、

その広いエリアで見られる野鳥と函館山で見られる野鳥

の種数は違って当然で、前者のほうが多いに決まってます。

公式テキストブックには留鳥の例としてこうあります。

シジュウカラ、ヤマガラ、コゲラ、アカゲラ。(4つだけ)

いずれも見晴公園でよく見る鳥です。

170424akagera4

↑見晴公園のアカゲラ。常連さんです。

この流れで言うと、ゴジュウカラ、ヒガラ、ハシブトガラス、

トビ、スズメ、ヒヨドリなどは当然含まれるでしょう

オオセグロカモメやミサゴ、ハヤブサなども数えるかもしれませんが、

これらは登山して観察できる鳥ではないわけで、海上から函館山を

4分の3周するなら、山系、森林系ではない海上・海岸に分布する、

ウミウやハクセキレイ、イソヒヨドリも見られるかもしれません。

これも函館山へわざわざ行って見る鳥とは思えません。

市内の別の場所でもいくらでも見つかります。

何を言いたいか。

そういうことにしてあるだけで、函館山の野鳥情報は

誰もリアルタイムでフォローしていない、推測であり不明なのです。

「留鳥30種」は実際にそういったリアルな情報を必要とする人はいない、と

見なした上でのアバウトな情報だと痛感します。

これが夏鳥、冬鳥の渡り鳥の部類になると、もっとアバウトになります。

たまたまその日、さえずりを聞いた、写真を撮ったをすべて

「観察記録」とすれば、函館山で「過去50年間で」観察された野鳥は

150種にのぼるというのも全然不思議ではありません。

でも特定の時期に函館山に登ってみて

観察成果が期待できるかどうかはまったくの別問題です。

170505mushikui2

↑函館八幡宮付近にいたエゾムシクイ、もしくはメボソムシクイ。

鳴き声で確認しないと外見では区別できないそうです。

鳴き声に注意してませんでした。失敗。夏鳥。

それを実感するために、5月に3回ほど函館山とその周辺に行ってみました。

出会ったのは声による推定も含め、キビタキ、メジロ、ハシブトガラ、

センダイムシクイ、エゾムシクイ、メボソムシクイ、ウグイス、ホオジロ、ミサゴ、

シジュウカラ、コサメビタキ、ゴジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、シマエナガ、

カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス、そして伝書鳩(笑)。

170518mejiro

↑函館山のメジロ

夏鳥が多数含まれていて、けっこう多いと思う人がいるかもしれませんが、

これらのほとんどはことしになって函館山以外でも会うことができた鳥でした。

写真が撮れたのごくごく一部。

実はいちばん会いたかったのはルリビタキなのですが、春は4月下旬の一週間ぐらい

しかいないようです。見晴公園でベテランカメラマンに聞いたところ、

見晴公園でも「見かけるが居座らない。せいぜいこのあたりは数日ではないか」

とのことでした。

170518kosame

↑函館山のコサメビタキ

津軽海峡を渡ってきた渡り鳥、特に小鳥はいったん函館山に隠れて体力を

回復し、さらに北海道の奥へ移動していきます。そして気に入った場所で

繁殖活動をします。キビタキやニュウナイスズメのように見晴公園で

子育てをするのもいれば、ただ通過するだけのものもいるわけです。

苫小牧にいる夏鳥も、札幌にいる夏鳥も、釧路にいる夏鳥さえも

こうして道南を通過しているかもしれません。

会える確率は知れてます。

こうしてそれぞれの鳥の特徴を知ることで面白くなるのが野鳥観察で、

だから興味のない人にはちんぷんかんぷん、覚えることが多すぎると

敬遠されるのでしょう。

結局のところ「函館山150種」はきわめて無責任情報ということ

を実感した話です。それが100種でも意味はいっしょでしょう。

自然豊かな函館山で野鳥観察、は不向きな話です。

ところで七飯町のHPを見ると年間を通じて見られる野鳥は

225種と書いてありました。町のサイトに

その225種を具体的にリストアップしためちゃくちゃ詳しいPDFが

アップされていました。

そこで興味深かったので6月上旬に大沼にも行ってきました。

衝撃的な結果でした。

イチゲンさん、お断りな話でした(笑)。

たまたまある著作物に掲載されている松倉川近辺で見られる

野鳥102種のリスト(20年前のもの)も

持ち合わせているので、それとも比較すると信ぴょう性が

まちまちでとても参考になります。

失敗も含め、何事も体験して実感する、は大切です。


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月19日 (月)

慣れないことには慣れるだけ…

慣れないことは、慣れるだけ。

どうすれば観光で多くの人たちがやってくるか。

そこには多様な戦略があるのでしょう。

170605nightviewornot

団体さんでも何でもとにかく来てくれさえすればいい、

お金を落としてくれればいい、という考え方ももちろんあります。

函館を訪れる9割以上の観光客は一生に一回しか訪れないのだから、

リピーターは意識しなくていい。

もしかしたらそういう意見もあるのかもしれません。

そういったおもてなし精神の欠落は函館に限った話では

ありません。

端的には道南で函館のレベルを上回る観光ホスピタリティを

感じる町はないと思います。

161118kiralis

函館駅前近辺をうろうろしていると、

相当に旅慣れていない観光客にも出会います。

観光の人もいろいろな場所から訪れてくれているのでしょう。

旅慣れていない=訪れた街の地理を理解して行動する習慣がない、

とでもいいましょうか。

印象に残っているご夫婦がいました。

駅前のバスの案内所。

バスの案内所で「昭和の最寄り駅」を尋ねます。

案内係は「しいて言えば五稜郭」と答えます。

この時点で明らかにコミュニケーション不全です。

駅=市電の停留所?

いや、そこまで話が進んでいません。

案内係は「昭和まで車で10分」と付け足します。

会話がかみ合っていないので、おせっかいに横入りしてみました。

「昭和と言っても広いですよ」

するとご主人は「大丈夫です」と言い、「歩こうと思っていたけどな」

と言います。

目的地が明確で、真剣に歩こうとするなら「地図」を探すはずです。

「最寄り駅」という段階で、迷子な夫婦です。

実はGEOに行きたかったそうです。

くどいですがここはバスの案内所です。

この旅慣れてなさ=観光に不慣れは似ていると思います。

こんなこともありました。

160307hsc_8004

市電で松風町から函館駅前に向かっていたときのことです。

一斉に二十人近い乗客が函館駅前で降りようとしました。

自分の目の前に着席していた年配女性の二人連れ。

「あ、終点?」と席を立ちかけます。

終点ではないですよ、駅前ですよ、と声をかけると

「あ、そうなんだ」と言います。

どちらまでですか?と尋ねると

「ホテルまで」

駅前のホテルですか?と聞くと

「えっと、どうだったかなあ。そうかもしれない」

旅慣れていない人というのはそういうもので、

降りる場所を意識せずに乗り物に乗ります。

観光に意識がない人も同じだと思います。


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月16日 (金)

北海道新幹線開業効果はやはり限定的だった?PART2

観光客が立ち寄り、滞留する施設として、道の駅は有効だと

いうことになっています。

160907shikabemichinoeki

↑道の駅・しかべ間歇泉公園

あくまでもこれは乗用車の移動が主流になっているから。

高規格道路がどんどん整備され、この傾向は

強まるばかりです。

ただし、新幹線との連動を考えるなら

新函館北斗からの2次交通手段がなさすぎます。

まあ新函館北斗の駅前に真っ先にできたのが

レンタカーの営業所、というマーケティングは

間違ってないと思います。

新函館北斗から大沼まではけっこう近いので

大沼を楽しんでから函館というパターンもありなわけです。

ただ七飯町の道外客入込は前年比102%。

伸び率では下位。

これも実は北海道新幹線との連動はいま一歩のようです。

インバウンドが多いようなので、立ち寄り比率は海外客のほうが

高いのでしょうか。

161019komagatakeoonuma

函館の次に入込が多い七飯でこの程度の微々たる伸び。

となると、函館市・北斗市・木古内町以外の

新幹線との連動は開業初年度にもかかわらず、

さっぱりだということです。

特徴的なのは

松前町→道外客入込前年比87%(最下位)

森町→道内・道外入込前年比94%(最下位)

江差町→宿泊者数前年比74%(最下位)

そして興味深いのは

道外客比率を見ていると

宿泊者数が減少している長万部・八雲の

道外客比率がそれぞれ33%、30%もあること。

そのヒミツは長万部には東京理科大の基礎工学部のキャンパス、

八雲には北里大学の牧場があるからでした。

観光客入込「推計」のヒミツがここでもわかりますね。

そういえば、古い話で

太川陽介・蛭子能収の路線バスの旅、で長万部に途中下車

したシーンを思い出しました。

160713oshamanbe_onsen

160916oshachika2

演者3人が丸金旅館の前で、四国屋旅館を紹介され

日帰り入浴したシーン。

2008年10月オンエアでもう10年近く前の番組ですが、

その時点で温泉街までの導線に「なんだこれ~」と

言われてました。昨年の夏、同じ場所に行って思いましたが、

その当時と変化はなく、

跨線橋から見るJR函館本線と長万部駅が

ベストビューという見解には変わりありません(笑)。

観光のニオイをまったく感じない町でしょう。

ま、途中下車したらかなやでかにめしでも買いますか。

ぐらい。

160916kanayakanimeshi1

もうひとつ書きとめておきたいのは森町。

ことしも松前に負けずに「桜推し」でしたが、

それだけでは…。

世界遺産登録を目指す縄文遺跡もあるし、

榎本・土方軍の上陸の場所もあるのに、

上陸碑最寄りの桂川駅は今春、廃止になってしまいました。

160916katsuragawa3

駒ケ岳も一周するといろいろ形が変わって面白かったり

しますけどね。大沼から見るのとは全然別の山に見えます。

まあ、観光に興味のない人が多いのでしょう。

予算がないからいろいろやらない気持ちは

わからなくはないですけどね。

観光のキモチを盛り上げ合うだけでも

かなり厳しい状況になっていることが

北海道の観光トップシーズンの上半期の推計からも

読み取れて残念です。

めげずに頑張りましょう、なんですけどね。

北海道の下半期のデータが出揃ったらまたチェックしたいと

思ってます。

いま第三四半期(10-12月)の概要がアップされてますが、

広い北海道、観光入込の概念にも問題があるようです。


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月14日 (水)

北海道新幹線開業効果はやはり限定的だった?PART1

さてと、今度はいまのところ公表されている

上半期のデータだけで函館周辺自治体の

観光入込客推計を論じます。

2016年3月に北海道新幹線が開業して以降、

さまざまなニュース番組でも取り上げられて

いましたが、やはり

人の流れが変わった、開業の影響は大きい、

初年度の勢いをどこまで継続させられるかが重要

などの報道がありました。

上半期だけの比較、

2015年4~9月と2016年4~9月の

入込客推計の比較です。

(基本は前年比%、前年の数字が小さいと%が大きくなります)

2016dounan0409all

雑に見ると、ほとんどの自治体で北海道新幹線効果で

入込数が増えている、と見えるかもしれません。

ところが道外客・宿泊客のデータを見ると、

そうも言えないことがわかります。

まず道外客の比較。

2016dounan0409dogai

続いて宿泊客数。

2016dounan0409shukuhaku





とりあえず(駅がある)沿線の函館市・北斗市・木古内町と

七飯町・森町、そして観光地としても期待の高かった

松前・江差に思ったほど観光客が流れていないことがわかるのではないでしょうか。

(ただし七飯町の日帰り率は低下、宿泊客は増)

昨年の夏は実感を深めるために渡島檜山の全自治体に行ってみました。

現地での雰囲気とこの2016年上半期の入込数推計はかなり符号している

ように感じます。

まず、特徴的なのは「道の駅」効果。

昨年完成した「しかべ間歇泉公園」への入込数上昇による

鹿部町の数字の変化を見るとわかります。

入込数前年同期比240%!!!

ただし道外客入込数前年同期比117%…

道外客比率は前年の8.0%から3.9%へ大幅ダウン。

北海道新幹線とは関連性が薄いことがわかります。

いっぽう木古内町。

ここは道の駅が新幹線の駅前にあり、幹線道路「沿い」ではありません。

2016年1月に新幹線開業に先んじてオープンしたわけですが、

入込数前年同期比905%!!!

ただし道外客入込数前年同期比1305%!!!

道内客も前年同期比833%で

道外客比率は前年の12.8%から19.7%へ上昇。

メディアに何度も取り上げられたこともあり、

渡島11市町中最下位の入込が森町に次ぐ5位へ一気に躍進。

この部分は疑いもなく新幹線効果。

ただし宿泊施設がほとんどないので日帰り率が99%!

この数字は渡島檜山18市町中トップです。

入込数急増と日帰り率上昇の相関関係がわかります。

続いて北斗市。

入込数は前年比119%。

これは間違いなく大失敗です。

新幹線で移動した観光客が、入込をカウントする

ポイントを通過せず(下車することなく)

JR移動したことを示します。

ただし道外客入込数前年同期比722%と

言えば立派に見えますが、

道内客入込数は前年同期比101%。

渡島檜山で下から数えたほうが早い。

道外客比率は前年の3.0%から18.4%へ

上昇しているわけですが、前年度の3%では

道外から観光客が来ていないのといっしょ、

だったわけです。

木古内町の同じ数字を見てみるとわかります。

木古内町でも前年12%ありました。

木古内は新幹線開業以前も

JR江差線経由で津軽海峡を渡ってくることが

できましたからね。

渡島管内で道外客比率がもっとも高いのは

七飯町で70%。

北斗市の18.4%は前年の6倍になって

ようやく11市町中、

鹿部、福島、森、松前に次いで

下から5番め。

課題は多いと見ます。

2017年3月にようやく新函館北斗駅前に

ホテルが開業しましたが、2016年上半期の

日帰り率は渡島管内で3位。

素通りパターンが確定しています。

長くなったので続きは次回。


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月12日 (月)

夏鳥出欠完了…派手すぎるのも考えもの

キラリスの話から観光ネタに戻る前に

鳥ネタもう1本。

遅ればせながら、6月に入って

夏鳥の出欠、ほぼ終わりました。

昨年、「夏になると必ず見かける鳥」と

認識した鳥たちには、ひと通り出会いました。

必ず見かける(はず)と思ったわけですから、そんな珍しい鳥では

ありません。

川の合流部の河畔林が大幅に伐採されたので、

隠れ場所に活用していたこの鳥が

心配でした。

オシドリ。

170609oshidori2

170607oshidori3

とりあえずやって来ました。

昨年の観察は4月中旬でしたが、

そのときは2ペア4羽。

今回観察できたのは♂のみ。

あぶれたのか、子育てしている相方をほったらかしてきたのかは

わかりません。

伐採された河畔林も樹木数は減っても、一面に緑が

茂っているので隠れるだけなら問題なさそう。

彼ら自身が納得する環境かどうかはわかりませんが…。

しかし、目立つ羽色は異性にアピールはよいのですが、

天敵に対しても目立ちますな。

天敵に対して目立っても頓着しないといえばこの鳥。

コウライキジ。

170508kijip

170606koraikiji4

住宅街の真ん中の空き地とか、車がビュンビュン走る

幹線道路からわずか20mぐらいの草地とかに

うろうろしているのには驚きます。

人間がこういう場所に住んでいるほうが間違ってる?

と一瞬思うぐらいの個体数がいます。

ちなみにコウライキジは渡り鳥でなく年中いる留鳥です。

昔、狩猟用に放したものが野生化した鳥で、

北海道に元来生息している種ではありません。

日本の国鳥である「キジ」は北海道にはいません。

よくキジも鳴かずば撃たれまい、というわけですが

独身♂は胸を張って羽をばたつかせて、

「俺の縄張りだあ!」と鳴わめくのが習性です。

170605koraikiji1_2

170606koraikiji8

あの目立つ姿で…ちょっと悲しい気がします。


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月11日 (日)

駅前キラリス2階に待望の○○○オープン!

一次オープンから、10か月あまりかかりました。

時間はかかりましたが、利用者が喜ぶ結果になったので

素直に評価すべきかと。

毎週のように訪れていて変化にふと気づきました。

170610kiralis2f_1

170610kiralis2f_2

↑廊下の奥にあります

ランドマークであることを自認するなら

人を集める要素としてこれはとても重要な事項だと思ってます。

もちろんそのぶん清掃や管理のコストがかかります。

営業フロアを増やす、ということですからね。

そのためだけのエスカレーターの電気代もバカになりません。

170610kiralis2f_3


2階にレイアウトしたのは、導線を考えてのことだったと

思うのですが、思わぬ想定ミスでした。

利用者がファミマに集中してクレームが来たとは思いません。

テナント未入居フロアの利用状況、引き続き見守りたいと考えます。

170610kiralis2f_4

↑2階にはテナントスペースが2か所ありこちらは大きいほうのスペース。

入居は依然として未定のようです。

170610kiralis2f_5

↑無人のエレベーターホール…広いスペースです

170610kiralis2f_6

↑入口の表示板も変更になってました。細かいツッコミですが

1次オープンに対して「グランドオープン」「2次オープン」は

対義語ではなかったようでした。


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月 9日 (金)

いっとき、ほのぼの…でも自然はキビシイ

いったん季節ネタも挟もうかな、ということで。

きょうはコレにします。

170605karufam2

近所の川にカルガモ親子が登場しています。

いろいろと天敵が多い中で必死に生きています。

まあ、人間に観察される時点でガードが甘い、

とも言えるのですが。

最初の親子は子ガモが5羽。

カルガモは10以上卵を生むはずなので、

この時点の5羽は自然の試練を感じます。

同じ日、別の場所では7羽を連れた親ガモ。

170605karufam3

この場所は周囲が一面、草丈が高いので

広くて隠れやすいスペースがあります。

それでも7羽。

去年はカルガモ親子を見かけたのは6月中旬でしたから、

ことしは少し早めなのでしょうか。

170425karu3n

東京では4月下旬にこうなっていましたから、(こちらは7羽)

北海道は1か月半ぐらい季節が遅いようです。

おまけ。

ハクセキレイの親子。色の薄いほうがヒナ。

まだ自分で餌をとれません。親が与えてくれるのを

待っています。

170606hakusekireib12


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月 7日 (水)

台湾からの皆さま、そして東南アジア諸国の皆さま

下半期の函館観光を支えてくれている

訪日外国人宿泊客調べのデータ、国別に並べると

こうなります。

Hakodate_inbound

台湾からの観光客が主軸ですが、徐々にその比率が

下がり多様化していることがわかります。

タイ、シンガポール、マレーシアが増加傾向です。

直行定期便の影響は確かに大きいですが、

日本に旅行したら立ち寄りたい!

特に東南アジア方々からの注目度が上がってきて

いることがわかります。

ポイントは雪です。

170113goryokaku3

昨年冬に北海道新幹線からはこだてライナーで

乗り合わせたインドネシアからの女性二人組に

駅前のホテルの場所を案内したことがありましたが、

列車を降りてすぐ、改札を出る前に、ホームに寄せ集められた雪で

すでに感動していました。

160122kokaidou

「街中に雪はいたるところにあるよ」と

伝えましたが、

「ちょっと待ってください。写真撮ります」

とテンション上げていました。

夕刻だったので函館山からの夜景のことを案内しよう

かとも思いましたが、

「明日は札幌へ行く。札幌は雪は積もっているか」

とそればかり気にしていました。

つまり冬の北海道へ行くにあたって、

新幹線で来てみた、という二人組でした。

函館は雪が少ないので、

雪メインのイベントは企画しにくい

わけですが、地元民が思う以上に

「雪が目的」の旅行みたいです。

151205cfh03

ですから、例えば天気予報や積雪量の情報が

人目につくポイントポイントに設置されていた

ほうが喜ばれたりするのかもしれません。


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月 5日 (月)

さて、函館、観光入込の質も問いたいと思うわけで…

さて、どういった要素があれば

観光地のリピーターは増えるのでしょうか。

はい、手軽に行けるのがイチバン。

だとすると、函館はたぶん無理です。

いや羽田空港に近ければ、空路を使えば

函館は時間的に近いです。

東京に住んでいたころ、茨城や栃木の奥に行くのと、

函館の実家に帰るのでは気軽さがまるで違いました。

「慣れて」しまえば、ね。

JR東の「四季島」にしろ、さまざまな豪華客船にしろ、

「富裕層」に期待する向きもあるのでしょうが、

それはごく一部の業者ではないかと思います。

ま、ホテル業界は関係ありません。

あ、「四季島」のプランだと登別とニセコはホテル泊だそうです。

でも月に何回も「四季島」来ません。

最初、毎日来るのかと思ってました。豪華列車。

それでこういった富裕層は函館の夜景を見ません。

滞在半日で次へ移動です。

150917mashu_tower

そういうありふれた行程は組まれていないようです。

もう何度も函館に来ていて「見飽きた」のならそれでも

かまいません。どうでしょう、富裕層の方々。

旅のスタイルは人それぞれですが、

気の合った誰かと「どこか」へ行けばいい、という旅スタイルの

人って面倒くさくないほうがいいんですよ。

ハプニングや小さな苦労と無縁な旅がいいわけで。

至れり尽くせりでラクチンな旅に大枚を払います。

160526hsc_39haikara

例えば手元に首都圏発のJR東の「大人の休日倶楽部」の

冊子にオリジナルプランがたくさん載っていますが、

予約のとれない人気列車や、人気宿に泊まれる!

が一大セールスポイントです。旅行「商品」ですからね。

その中で印象に残ったのが、

初日夕刻、東京から寝台特急カシオペアに乗って

青森まで行き、八甲田山へロープウェーで登り、青森市街を一望。

城ケ倉温泉で日帰り入浴。その後フェリーで函館へ行き湯の川温泉泊。

翌日はベイエリアを散策し、午後は大沼へ。散策した後、

北海道昆布館を経由して新函館北斗から新幹線で帰京。

これで2泊3日、夫婦2人で27万だそうです。

函館山は? 2日目の夜でも3日午前の自由行動でも

無理すれば登れなくはないですけど、

「今回はカシオペアがメインなので、函館山はパス」

みたいなプランです。それでも最終日は昆布館には寄って、

お土産を買わなくてはいけない。

ツアータイトルに「…運河の街函館と湯の川温泉」

とあります。

最初、運河の街とあったので2泊3日でどうやって小樽まで?

と思いましたよ。

160520bdock
↑七財橋から。運河と言えば運河ですが

もちろん函館の人間が函館の魅力を伝えよう、という

行程ではありませんから、しかたないのです。

それでも函館に来てくれるだけマシという時代は

終わっていると思うんですけどね。世界的なクチコミサイト、

トリップアドバイザーを見ても、

定番は1に函館山、2に五稜郭、3、4がなくて

5はなんとなく元町界隈という人気状況。

160415kokaido1

函館というブランドがだいぶ浸透したのはわかりますが、

じゃあどこが魅力?と聞かれて

「とりあえず来てみた」という観光客が圧倒的に

多いのではないかと思います。

そう、先日はある年配のご夫婦が

「函館に温泉があるんだね」と市電の路線図を見て

会話してましたとさ。

よく調べずに来れちゃう観光地はとりあえず一流…

かもしれません(笑)

いまどき日本国内なら温泉はほぼどこへ行っても

あるんです。まあ旅慣れない人の感想です。

リピーターを増やす、ということは旅慣れた人にも

評価されるということ、だと思います。

日が暮れた頃、函館の駅前で

「きょうは夜景が見えるでしょうか?」と

案内所で質問している人ばかりをターゲットにして

いても始まらないと思いますけどね。

ただし、これと冬期に雪を見に来てくれる

アジアのインバウンドの方々へのおもてなしとは

別だと思いますよ。

やっぱり下半期は特に海外の方々に頼ることに

なります。

その点、クリスマスファンタジーや冬花火は

定着しつつあって好ましいとは思うんですけどね。

170208fuyuhanabi00

↑冬花火2017


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

2017年6月 2日 (金)

函館→560万人の「観光入込客数」のいろいろな内訳

単なる印象や断面だけなく、限りなく正確に客観的に…

もちろん個人の限界はあるけれど、そういう構えで行きたいと。

「函館の観光客の入込数過去最高」

これも正確に表現すればちょっと違ったようです。

「来函観光入込客数推計」の平成28年度の総数が

過去最高の560万7000人…これが正しい。

同じなような違うような。

160410hayabusatwin

先に書いたようにこの入込の4割強がバスというのは

「推計」手法に問題あり。

まあでも同じ手法で継続的に推移を見る必要もあるので、

「過去最高」にこだわることなく詳細な推移を見ましょうか。

函館市のサイトに公表されているPDFファイルのデータは

そのうち北海道全体でもほぼ同じような形式で

自治体別の通期データがアップされるでしょう。

5月末時点では平成28年上期が最新なんですが、

これも見比べてみると面白い。

北斗、木古内、七飯と函館の違いがどこにあるか、

なかなか面白い。

ひとつ肝心なのはいかにしてリピートの観光客を

増やすか。すべての観光地に共通の問題。

でも、発地を考えると函館という場所はまあ遠い。

首都圏から見た日光や箱根とは比較にならない。

それが尾道よりも函館は入込数が少ないのか、

という部分でもある。

そしてバス比率が高い集計手法は

総入込数で年間700万人を数える小樽市と

函館では内容的にも差があって、小樽の場合は

この統計上では「道内型」観光地という位置づけに

なってしまう。

実感として小樽という街がそういうキャラなのか、

自分としては違う気がする。

いずれにしろ、北海道の入り口的なポジションで

函館が道外から集客していることは明白で、

北海道新幹線開業で前年比で38万人増えた、

という数字は驚かない。

しかし、トータルでは66万人増えているというから

不思議な内訳。繰り返しになるがバス客が22万人増えている。

これを道外・道内別でみると

道外客が54万人、道内客が11万人増えているという。

3年前の2013年度の数字と月別に比較してみると

道外客が30%以上増えたのは4月、5月、1月、2月、3月。

道内客が30%以上増えたのは12月、1月、3月。

逆に6月、8月、9月は道内客は4年前と比較して減少。

本来なら施策としては強いところをさらに伸ばし、

弱点を補強するのが王道だろうが、道内移動=バス・乗用車の入込

の比重が大きく出てしまうこの統計手法では

不正確で読めない。

少なくとも12月のクリスマスファンタジーはすっかり定着して

好影響があるとは思えるけれど…。

北海道新幹線の一時的な影響を除外すると、

いかに冬期に伸ばすかが依然として課題なのかが

よくわかる。つまり、「過去最高」は下半期が伸びた

結果であり、貢献したのは疑いなく

外国人観光客の存在だから。

Inboundhakodate

下期に限定すれば全体の2割弱。

たぶん1~3月に絞ればもっと比率は高まるはず。

とりあえず現実を知ることが重要。

いったい函館のどこがウケているのか、

ターゲット別に整理する必要があるでしょう。

函館?なんとなくいいよね。

行ったみたいよね。でも行かない。

遠いし。寒いし。

平均的な日本人としては

その程度の感想じゃないかなと思うから。

次回は「函館の夜景なんかもう見飽きた」を

テーマにしようかな?

函館に長く住んでいると街の魅力がわからない

ともよく言うしねえ…。


にほんブログ村

ランキングサイトに参加しています。上のシロフクロウ・バナーをポチっと、よろしくお願いします。

« 2017年5月 | トップページ | 2017年7月 »