冬鳥、夏鳥…毎年毎年、重複しつつ入れ替わります。
鳥撮りの立場から言えば、
梅が咲いた、桜が咲いた、そろそろメジロが来るだろう、
となります。
その前に蕾の前の花芽の段階で
ウソたちが飛んできて啄んでしまったら、花見の時期にまずいだろう、
という予測が成り立ちます。
もちろん飛んできたから追っ払うのも人手がかかって
ままならないわけですが、五稜郭の桜よりも函館公園の桜が
やられやすいのは函館山の麓だからだと思うわけです。
ウソたちが南から津軽海峡を渡ってきて、
「腹減ったあ。さてと何食うべ。あ、ちょうどいいのがある」と
とりつくのが函館公園の桜。渡ってくれば体力回復のため
食べます。自然の摂理。
思うわけです。
ちなみに2月にウソを見に行ったのは、函館新聞に
「しんとした公園にウソの声がする」と載ってたから。
いると言ってたから、行ったらいた。
そんだけのことです。
さて鳥見はしかるべき場所へ行ったら、何かがいる。
その何かが予想の範囲内か範囲外かというだけ。
最低限とサプライズでできています。
そして、回数を重ねれば最低限のレベルは上がり、
サプライズのインパクトは減るわけです。
これってほかのいろいろなことと同じ。
旅もグルメも同じじゃないでしょうか。
何度行っても飽きない、何度食べても飽きないも
あるでしょうし、久々に行くか、食べるかもあるでしょう。
そのなかで初めての絶景や、御馳走に感動することもある。
小さな感動の発見かな。
それをカメラで記録に残す。(ブログに書く)
そのうちの何割かは自己満足なコレクター趣味だとは思いますけどね。
5月になって冬鳥であるこやつらがそろそろ北へ帰る頃、
と「終認」用に記録撮影。
↓コガモ(10月には北からやってきて5月中旬までいます。5/1撮)
で、コクガンを撮りに向かう途中の道道沿いの何の変哲もない空き地に
このコがおりました。しかも2、3mの距離。近すぎてどアップ。
なぜ逃げない、夏鳥のノビタキ、オス。見慣れたロープにとまってます。
去年は4月のうちに出会っているので、確かに5月1日なら遅め。
ちょうど出欠とっていました。到着済でした。
それにしても交通の激しい国道の交差点近くの
ただの空き地でロープにとまっては、地面の虫を狙って
降りては戻りの繰り返し。
渡ってきてまだ街の緊張感に慣れてなかったみたいです。
翌日、翌々日にも前を通りましたが、そのときは立ち入り禁止の
奥のほうにおりました。でもこの一件でノビタキが好きそうな場所を
定義できました。函館市内に空き地多いですからね。
メスは用心深いのか奥にいました。
まあなんだかんだで広さは50m四方以上は欲しいようですが…。
気象なんかもそうですが、原理を知っていれば、
(生き物も習性を知っていれば)ハプニングも起こるにせよ
一定の予測もつくように思うんですけどね。
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