直感と運と…経験値
鳥見・鳥撮りを意識するようになって16か月。
見晴公園でデビューを果たして、来月でまる1年。
レアな出会いといってもどの程度のものなのか、
測る物差しが徐々に形成されてきました。
一期一会までではなくても、天候その他諸条件を
考えると、今のコンデジではあまりに貧弱かな、という
カメラ買い替えの思いも、頭をもたげつつあります。
それとホーム(観察場所)を持つことは大事なのですが、
たまには遠征、他流試合で腕を磨くことも必要で、
そこでほんとうに一期一会を撮りそこなったら、がっかり…
と思い始めたらきりがありません。
人間って欲張りです。
そのときはレアな出会いと思っても、鳥撮りのベテランから見れば
全然だったりしますからねえ。
さてある春の日。東京にて。ふと思い立って
葛西臨海公園に行きました。天気がよくてポカポカ陽気。
以前東京でふと思い立って、習志野市の谷津干潟に行ったりしましたけど、
このパターン、久々。
今までにちゃんと撮ったことのない種類を最低1種類が目標だったわけですが、
淡水池にいたのは、
ホシハジロ、キンクロハジロ、コガモ、ハシビロガモ、カイツブリ、オオバン。
まあまあ見慣れた方々。
オオジュリン、そしてアオジ。そこに絡むムクドリ。
入りたて(渡ってきたばかり)なのかもしれませんが、オオジュリンにそんなに
たかっても。地味な鳥。夏羽になって頭が黒くなるのはまだ先。
順路を進みます。声がするのはシジュウカラ、遠くでオナガの姿。あとツグミ。
淡水池を離れて汽水池へ。ここもがらんとしていましたが、唯一出会えたのは
このコチドリ。
コンデジの限界ですけど、函館近郊(水田・田畑方面)でも見かけるという
コチドリで所期の目的は達成と、東京湾に突き出した干潟のほうへ。
↑葛西臨海公園と海浜公園の人工干潟。羽田から離陸する飛行機からよく見えます
けっこう人がいます。
橋を渡って左手を見ると、けっこう人がいると思ったのはみんなカメラマン。
30人40人。え~?
皆さんが狙っていたのはこれでした。
最初近くにいたのはヘラサギ。
そこで!となりました。
もしかしてもう1羽はヘラサギじゃなくて似ている
もっとレアな?
これ、独特のクチバシのカタチがわかるようにとるのが
大原則ですが、ほとんどはクチバシを水に突っ込んで
いますからね…。自分としてはよく撮れた、と思います。
何やら去年あたりからこの場所に2か月程度滞在する名コンビらしいです。
クロツラのほうは絶滅危惧種で佐賀・福岡方面がメッカ。
冬には台湾へ行き、暖かくなると朝鮮半島へ行くらしいです。
なぜここに?気にいったんでしょうねえ。
しかも種類が違うコンビ。
それにしてもヘラサギってすごい餌の捕り方。
浅瀬の砂をスプーンみたいな形のクチバシで首を左右に振りつつ
ひたすらひたすら水底をさらうように移動しています。
いやあふとした思いつきでいいもの見せてもらいました。
クロツラがとなりにいる空気に気づいたことが大収穫。
葛西臨海公園。
でもあとからネットで見たらかなり有名で盛り上がっていました。
一週間以上前から話題になっていたみたい。
マニアならみんな知っているというパターン、のようでした。
でも、道南で100年待ってもこれは出会えないのでね。
よかった。
こうして経験値が溜まっていくんでしょうね。
まあ、鳥見に限らないか。
むぅ。でもコンデジでは証拠写真の域を出ませんな。
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