迷惑なのは重々承知しておりますが、そこをナントカ…
何回か前に東京の葛西海浜公園で珍しい鳥を撮った話を書きました。
30人ぐらいカメラマンが並んでいた話です。
函館がホームということと、情報源も別にないことですし
30人のカメラマンで「へえ~(すごいなあ)」となったわけですが、
聞くところによると、特定の場所に珍しい鳥が出現して
「遅く行ったら三脚を立てる場所もなかった」
という話をネット上でよく目にします。
30人程度は生易しいようです。
そんな大勢に撮られる野鳥も災難です。
でもいわゆる何年かに1回の迷鳥だと、珍しい話ではないようです。
ある地方の野鳥の会支部がサイトに書いていました。
撮るのに夢中になって周囲に迷惑をかけないこと。
もちろん人にも被写体にも、です。
誰かがブログに鳥撮り=リアルポケモンGOと書いていて
レアものに遭遇してテンションが上がる気持ちは
確かにわからなくはありません。
函館や道南ではそこまでのケースはないでしょうが、
「地元からしてみればほとんど見かけない種類」というケースは
常にあるのです。
ある野鳥写真投稿サイトに市内で自分と近いエリアを
ホームとしている鳥好きカメラマンがいます。
彼の投稿を見ると、
「そうそう、あの個体」ということもあれば、
「その日にその鳥がいたのかあ。気づかなかった、知らなかった」という
こともかなり頻繁にあるようです。
仮に同じエリアに行ったにしても時間帯が違えば、
存在に気づかないこともあるでしょうし、姿を見たからといって
うまく撮れるとは限りません。
こればっかりは出会いですからね。
それも含めて実力以上を望んでも無理ということですね。
同じ場所で撮っているベテランに珍しい種類を
見つけてもらうことを拒絶しませんが、
ちゃんと自分で判別できるように腕を磨くことのほうが
先決でしょうね。
まあ同好の方々にご教示いただくことは多いにしても、
自らの洞察力向上は必須の課題です。
それにしても、ピントを合わせたあとは、ちゃんと
鳥の目が写るような露出でと心がけるわけです。
ただ、そのシーンのベストと思えるカットでは、ほとんど
向こうがこっちを見ています。
「誰やねん。そこで何しとんねん」
ほんとに鳥は目がいいわけです。感心しても始まりませんが(笑)
こっちが邪魔しないから撮らせてくれ、という前に
「ったく迷惑!」と思っていることでしょうね。
つまり人間がいちばん勝手な生き物かもしれません。
自然と親しむ、と称してそんな行動をするのは人間だけですからね。
後からよく写っているかどうか確認するとみんなよくこっちを見ています。
当然のように気づいています。
イソヒヨドリ(上)、カワラヒワ(下)
下のカワアイサは去年のオスオスペアから、ことしはメスが加わった3羽で
川の流域で夏を越すようです。北へ帰らない事情は健康面なのか食生活面なのか
わかりませんが、函館で繁殖する気があるのなら、その勇気を称えます。
川の中洲は家族で夏を越すには厳しいと思います。
それに三角関係。カワアイサって多夫一妻?なわけないですよね。
いままでオスメス、オスオス、メスのみの写真しか撮れていなかったので
証拠写真を押さえようとしたら、嫌がって水面へ出ました。
休憩中に邪魔して大変申し訳ない。月イチぐらいでいいので
冬に他のカワアイサ仲間が北から戻ってくるまで、
元気なところを見せてくれればそれでよいからね。
そのうちオス2羽が換羽してメス3羽に見えることでしょう。
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