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2017年4月28日 (金)

ブラキストンラインよりも感動するんですけど…

明治の昔、トーマス・ブラキストンが提唱した動植物分布の境界線。

津軽海峡に引かれているという見えない線ですね。

函館の住人なら当然知っている単語です。

ヒグマは本州にいないし、ニホンザルは北海道にいない、

っていうアレです。

別に専門家じゃないのでくわしくはありませんが、

津軽海峡を隔てて行き来できなくなった野生動物が

固有の進化(とまで大げさじゃないけど)をとげた

とそういうニュアンスです。

日本列島を北上して移動してきた種が青森で行き詰った、

もしくは北方から北海道を南下してきた種が道南で行き詰まった

ということで境界線のブラキストンラインなわけです。

ニホンジカとエゾシカは近いけどちょっと違う。

ホンドリスとエゾリスも近いけどちょっと違う。

けっこう近い種類は多いので、なんかブラキストンラインって

偉大だなあ、よく気づいたなあ、と感心するところまでは

いま一歩なのが正直なところ。

で、野鳥。

161006hashib10

これはハシブトガラ。本州にはいないそうです。

なのですが、本州にいるコガラはハシブトガラに外見そっくり。

見分けるポイントはクチバシの合わさった部分が

ハシブトガラは白いのだそう。

食事中なら見分けることは不可能。

170419kogara3v

↑こっちはコガラのような気がします。あくまで気がします(笑)

でもそれを言うのは北海道だけ。

本州にはハシブトガラ、いませんから。

同じくこれはヤマゲラ。北海道固有種。

160725yamagera3

(函館市の鳥のヤマガラじゃありませんよ。「ゲラ」はキツツキの意)

でも本州にはアオゲラというそっくりなのがいるのです。

お腹の模様が違うそうですが、間違えることはありえません。

混在しませんからね。

そんなことより、水鳥じゃなくても野鳥はみんな津軽海峡を

平気で往来しています。

キツツキ類なんかは長距離飛行を苦手とする、というか必要としない

森の鳥なのでしかたないかもしれませんが、

いろんな小鳥が季節が変わるごとに北へ行ったり、南へ行ったり

しているのです。

見晴公園で群れていたマヒワやアトリ・シメは

見事な集団行動体質なので、季節の変わりめに

風向きを見計らって春・秋に移動しているのかと思いますが、

ふだん群れで移動しないタイプ、たとえば

ツバメやモズやキビタキやオオルリなんかも

ちゃんと季節が来ると海峡を渡ってきます。

160527kibitaki10

↑これは去年のキビタキ

青森側と北海道側で一旦集合してから解散するのでしょうか?

(そのようですよ?)

意外と野鳥の生態ってわかっていないようです。

というかなかなかわかりようもないみたいですけどね。

その点、自然は偉大だなと思います。

ま、長距離飛行をする前は体力を蓄えるために、中継地に

短期滞在して、その先の繁殖地で三々五々の解散。

帰りも半年後に決められた場所に集合。松前の白神岬なんかも、

そういう集合場所なのだそうですね。

シギ類の中には毎年オーストラリアから移動してくる種類も

いるのだとか。もはや移動そのものが習性?

よほどの旅好きです。

またハシボソミズナギドリという種類も南半球からオホーツクの

あたりの北の海まで外洋ルートで長距離飛行するそうですが、

最初に成鳥の集団が渡り始め、その年に生まれた若鳥たちは

若鳥だけの集団で渡りにチャレンジするのだそうです。

そこで生き残れないと一人前になれないという

過酷な運命を背負っているのだそうです。

春から夏にかけて太平洋側で

大量に打ち上げられていることがあるそうです。

というわけでそういうタイプはほとんど陸地に寄らないので

フェリーを利用したり、船をチャーターして観察会をする方々も

いらっしゃるとか。

さて、道内で見かける夏鳥(冬鳥も)には、「ことしも御苦労」と

ひと声かけてから撮影しないといけませんね。


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2017年4月26日 (水)

迷惑なのは重々承知しておりますが、そこをナントカ…

何回か前に東京の葛西海浜公園で珍しい鳥を撮った話を書きました。

30人ぐらいカメラマンが並んでいた話です。

函館がホームということと、情報源も別にないことですし

30人のカメラマンで「へえ~(すごいなあ)」となったわけですが、

聞くところによると、特定の場所に珍しい鳥が出現して

「遅く行ったら三脚を立てる場所もなかった」

という話をネット上でよく目にします。

30人程度は生易しいようです。

そんな大勢に撮られる野鳥も災難です。

でもいわゆる何年かに1回の迷鳥だと、珍しい話ではないようです。

ある地方の野鳥の会支部がサイトに書いていました。

撮るのに夢中になって周囲に迷惑をかけないこと。

もちろん人にも被写体にも、です。

誰かがブログに鳥撮り=リアルポケモンGOと書いていて

レアものに遭遇してテンションが上がる気持ちは

確かにわからなくはありません。

函館や道南ではそこまでのケースはないでしょうが、

「地元からしてみればほとんど見かけない種類」というケースは

常にあるのです。

ある野鳥写真投稿サイトに市内で自分と近いエリアを

ホームとしている鳥好きカメラマンがいます。

彼の投稿を見ると、

「そうそう、あの個体」ということもあれば、

「その日にその鳥がいたのかあ。気づかなかった、知らなかった」という

こともかなり頻繁にあるようです。

仮に同じエリアに行ったにしても時間帯が違えば、

存在に気づかないこともあるでしょうし、姿を見たからといって

うまく撮れるとは限りません。

こればっかりは出会いですからね。

それも含めて実力以上を望んでも無理ということですね。

同じ場所で撮っているベテランに珍しい種類を

見つけてもらうことを拒絶しませんが、

ちゃんと自分で判別できるように腕を磨くことのほうが

先決でしょうね。

まあ同好の方々にご教示いただくことは多いにしても、

自らの洞察力向上は必須の課題です。

それにしても、ピントを合わせたあとは、ちゃんと

鳥の目が写るような露出でと心がけるわけです。

ただ、そのシーンのベストと思えるカットでは、ほとんど

向こうがこっちを見ています。

「誰やねん。そこで何しとんねん」

ほんとに鳥は目がいいわけです。感心しても始まりませんが(笑)

こっちが邪魔しないから撮らせてくれ、という前に

「ったく迷惑!」と思っていることでしょうね。

つまり人間がいちばん勝手な生き物かもしれません。

自然と親しむ、と称してそんな行動をするのは人間だけですからね。

170207isohiyo2

170424kawarahiwa2

後からよく写っているかどうか確認するとみんなよくこっちを見ています。

当然のように気づいています。

イソヒヨドリ(上)、カワラヒワ(下)

下のカワアイサは去年のオスオスペアから、ことしはメスが加わった3羽で

川の流域で夏を越すようです。北へ帰らない事情は健康面なのか食生活面なのか

わかりませんが、函館で繁殖する気があるのなら、その勇気を称えます。

川の中洲は家族で夏を越すには厳しいと思います。

170424kawaaisa0

170424kawaaisa2

それに三角関係。カワアイサって多夫一妻?なわけないですよね。

いままでオスメス、オスオス、メスのみの写真しか撮れていなかったので

証拠写真を押さえようとしたら、嫌がって水面へ出ました。

休憩中に邪魔して大変申し訳ない。月イチぐらいでいいので

冬に他のカワアイサ仲間が北から戻ってくるまで、

元気なところを見せてくれればそれでよいからね。

そのうちオス2羽が換羽してメス3羽に見えることでしょう。


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2017年4月24日 (月)

着々と常連さんたち集結?

鳥見の世界では「渡り鳥」という用語はあまり使いません。

夏鳥もしくは冬鳥というようです。

ほかに旅鳥というのもあります。

夏にやってくるのが夏鳥で、冬にやってくるのが冬鳥。

旅鳥は春秋に通過していくタイプの鳥たちです。

同じ場所に定住しているのは留鳥といいます。

こうした1年を通じたレギュラー以外に

何かの群れに紛れて飛んでくる珍しい鳥は、

漂鳥、迷鳥などといいます。

でもこれは基本的な概念であって、本州では留鳥、北海道では夏鳥

とかいう場合もあります。北海道では留鳥、本州では冬鳥という場合も

あるようです。

留鳥でも季節によって山林にいたり、低地にいたり変わるケースもあります。

つまり地域地域でいつどんな鳥が表れるかは違うのです。

日本列島なかなか面白い。

鳥が季節を知らせてくれます。

愛好家が野鳥写真を投稿するサイトがいくつかありますが、

どうも投稿数には地域の偏りがあるようです。

もちろん鳥好き人口の偏りの問題もありますが、環境の問題も無視できません。

山林よりは水辺・湿地のほうが野鳥観察はしやすいからです。

その点、函館周辺はそこそこ恵まれていると思うのです。

さて、以前川岸の樹木が大量に伐採された話を書きました。

夏鳥の飛来に影響があることは明白ですが、こうした環境の変化に

彼らはどれだけ耐えられるのでしょうか。

めげずに毎年やってきてほしいものです。

170420moz1

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先週モズの姿を見つけました。夏鳥の季節が始まっています。

いつかのカワセミみたいに護岸ブロックの上から

下を見下ろして獲物を探していました。

意外とモズにとっては樹木がなくなって見晴らしがいいのは

好都合のようです。

170424aoji2

170424aoji0

アオジも高い場所ですでにさえずっていました。

オスは目の周りが黒いのでいまいち可愛くありませんが、

さえずって縄張りを主張しては川岸の草藪の中の巣にもぐる性質なので

伐採の影響はないかもしれません。

ほかの(函館の)夏鳥たちはことしはどうなのでしょうか。

ここ1か月は出欠を取る(撮る)日々が続きそうです。

↓いちばん心配なのは木陰の休憩所を撤去されたこの方たち

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オシドリのオスってホント派手ですよねえ。


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2017年4月22日 (土)

黄色い小鳥の群れがいなくなれば桜も咲くでしょう

鳥見の話をしていても、あやうく

「愛の消えた街・函館」方向へ話が飛びそうになります。

危ない危ない。

もう少しまったり話を続けることにします。

ようやく桜前線も北海道上陸のはずですが

結構寒いですね。

去年見晴公園のスタッフと話していて、

「春先マヒワの群れが来てましたよ」と

聞きました。

「いつ頃?」

と聞いたら「4月ぐらいかな?」

聞いた時点でもう1か月以上前のことでした。

170419mahiwa2

来年はしっかり押さえておきたいものだ、と思いました。

情報収集をすると、やっぱりそこまで珍しい鳥ではないようです。

群で公園にやってくる小鳥というのは、基本的に立ち寄りで、

そこからさらに繁殖地へ、南からやって来るマヒワの場合は

さらに北へ飛んでいくわけです。

ちょうど4月頃函館を通過するケースが多い。

見晴公園の場合、ヤマガラやシジュウカラは群れていてもそれなりの

数ですが、ヒワ類はかなりの数、少なくても数十羽単位で

一斉行動しますからとてもわかりやすいわけです。

あとは見つけていかに気づかれないように近寄るかだけ。

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↑黒っぽいのが全部マヒワです

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↑これはオスとオス

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↑これはオスとメス

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↑オス。黄色さかげんは個体差がありますね。

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↑やっぱりメスは地味。日陰でシャッタースピード遅いですね。

マヒワの群れの前にもアトリやシメの群れが来てました。

彼らは種子食なので、多くの場合、地面に降りて採餌します。

何かを感じると一斉に樹上に避難の繰り返し。

そうして公園(付近の山林)の中をあちこち移動しているようです。

あるとき地元の野鳥の会の人に聞きましたが

「渡り鳥は餌の都合が第一ですからね」と言ってました。

カレンダーとか気候とかが主要因でもないみたいで。

ということは春と秋に通過してもそのときの気分で長居したり

しなかったり。そういうことです。

マヒワの群れの近所ではヒガラの群れが食事中でした。

ヒガラは年じゅういるのですが、ふだんより増えているような気がしました。

旅のヒガラたち?

170420higara1n

10m先でマヒワを撮っていると、手前3mにヒガラがいたりするので、

警戒アンテナはヒガラのほうが鈍感だと思うのですが、どちらも

ちょこまかしているのでなかなかいい写真にはなりません。

とりあえず見晴公園の動物・野鳥カレンダーを作るなら、

まあ、4月はこの黄色いマヒワでよろしいやん?てな感じです。

見晴公園の1年、締めとしてマヒワに出会えて満足、

というそういう話でした。

しかし、ヒガラとマヒワの群れにヤマガラが便乗して

採餌していて、ヤマちゃんたちはほんとうにお調子者です。

こちらは旅のヤマちゃん?というほど不愛想ですけどね。


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2017年4月20日 (木)

昼寝をしたくなるような春のあたたかな日差し

一昨日のヤマガラ、シジュウカラはこちらが餌を持っていることを

期待をしていて、重心が前にかかっています。

だから見晴公園のヤマガラ、シジュウカラは特殊だと思っています。

でもこれも自分が知らないだけで、苫小牧の北大研究林へ行くと、

この2種以外にハシブトガラなども手に乗ってくるそうです。

その場所場所での人間との関わり、その群れの学習効果なのでしょうね。

いずれにしろ、鳥撮りも間合いだと思います。

季節が移り替わり、天候や気温によっても、見晴公園の森は

さまざまな空気感になります。

この日は、朝からとても天気がよく樹々の隙間から暖かい日差しが

差し込んでいました。

基本的にこの時期は子育ての前段階、いわゆる恋の季節で、

リスたちも野鳥も人間に関心を払うほどヒマじゃない印象なのですが、

こんな表情のリスがいました。

170417ezolis4

だらんとした尻尾がリラックスを示します。

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ま、数分で起きて別のリスと追っかけっこを始めてましたが、

普通この態勢は高い樹の上で見せるポーズでしょう。

谷間に生えている樹のくぼみでよく見える場所で

日向ぼっこしているうちに眠くなりました。

エゾリスは動きが速いので、決まる写真のポーズは限られていると

思います。撮っているうちにバリエーションも尽きるはずなのですが、

公園に野鳥カメラマンよりリスカメラマンが多いのは、

条件によってまだまだ意外な場面に出会えるということなのかもしれません。

170403ezolis4

↑お腹を見せて二本足で立つ決めポーズ。こればっかりでもねえ。

もちろん「こういう表情は何度も撮ったよ。珍しくないよ」

ベテランはそう言うのかもしれませんけどね。

愛されるべき独特の空気感の不思議な森です。

一歩ずつ進む気がします。


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2017年4月18日 (火)

考えながら撮る。なかなかうまくいきませんけどね…

鳥見、鳥撮りに限らず、

最初の新鮮なわくわくどきどきと

場数を踏んで慣れた上での楽しみって

それぞれあると思ってます。

これが旅でも、グルメでも。

単なる初めてのわくわく感は誰にでもあるでしょうし、

新登場のものはそのわくわく度が大きく広がると言えます。

北海道新幹線なんてまさにその類。

新幹線に何度も乗っている人の印象と、新幹線自体が初めての

人の印象は違って当然です。

さてこうして人それぞれの立ち位置で感じ方が違う前提で

まだ同じテーマで続けます。

先日、見晴公園で顔見知りのベテランカメラマンに

「キクイタダキ?いるいる。」と簡単に返されたときの会話で

「マヒワとかの群れにベニヒワが混じっていたりするのを見つけるのが

いいよね」

と言われました。

小鳥の群れってそういうことがよくあるわけです。

それを的確に見つけるのが経験値なのでしょう。

でもほんとうは疑ってかかる、ことから始まるのじゃないかと思います。

その点で目の付け方、同じ場所をテリトリーとしている人が

何を見て何を撮っているか、に関心を払うことはだいじだと思っています。

幸い、この函館近辺でもブログなどに投稿している人がいて、

参考になっています。

その中で自分の嗜好、立ち位置が徐々に見えてきます。

これも旅やグルメでも同じことが言えるはずです。

見ようとしないと見えないもの…。

技術的にも機材的にも

「自分しか撮れない写真」など夢のまた夢でしょうが、

仮に単なる証拠写真でも「そうは多くない場面」を切り取る確率が

上がってくると、鳥撮りも楽しいものです。

とにかく「その瞬間の偶然を活かす」チャンスは

ほかの被写体よりも多いのだ、と最近気づきました。

もちろんレア度が高いほど満足度も高いかもしれませんが、

ありふれた相手でもその数秒間限定に出会うことが

撮る喜びなんだろうなと思います。

まあそこを通過してもっと進んでいる人もいるでしょう。

そして初心者は初心者なりでよいのだと思います。

さて、撮った写真をチェックしていて、

この2枚が似ていることに気づきました。

160913yamagara1

170417forty4

見晴公園限定です。

他所のヤマガラ、シジュウカラはまずこういう「表情」に

なりません。

ヤマガラはともかくシジュウカラ。

それだけで癒される場面だと思ってます。

(ヤマちゃん曰く…撮ってないでご飯くれ)

(シジュウカラは…そっちへ行きたい。でも行けない。ビビるぅ…

結局何度も手のひらの手前でホバリングしてUターンしていきました)


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2017年4月16日 (日)

直感と運と…経験値

鳥見・鳥撮りを意識するようになって16か月。

見晴公園でデビューを果たして、来月でまる1年。

レアな出会いといってもどの程度のものなのか、

測る物差しが徐々に形成されてきました。

一期一会までではなくても、天候その他諸条件を

考えると、今のコンデジではあまりに貧弱かな、という

カメラ買い替えの思いも、頭をもたげつつあります。

それとホーム(観察場所)を持つことは大事なのですが、

たまには遠征、他流試合で腕を磨くことも必要で、

そこでほんとうに一期一会を撮りそこなったら、がっかり…

と思い始めたらきりがありません。

人間って欲張りです。

そのときはレアな出会いと思っても、鳥撮りのベテランから見れば

全然だったりしますからねえ。

さてある春の日。東京にて。ふと思い立って

葛西臨海公園に行きました。天気がよくてポカポカ陽気。

以前東京でふと思い立って、習志野市の谷津干潟に行ったりしましたけど、

このパターン、久々。

今までにちゃんと撮ったことのない種類を最低1種類が目標だったわけですが、

淡水池にいたのは、

ホシハジロ、キンクロハジロ、コガモ、ハシビロガモ、カイツブリ、オオバン。

まあまあ見慣れた方々。

170330kasai_up

とある岸辺でカメラマンが群がっていたので、見たら。

オオジュリン、そしてアオジ。そこに絡むムクドリ。

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入りたて(渡ってきたばかり)なのかもしれませんが、オオジュリンにそんなに

 

たかっても。地味な鳥。夏羽になって頭が黒くなるのはまだ先。

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関心が自分にないのを知ると臆病なはずのムクドリも大胆。

順路を進みます。声がするのはシジュウカラ、遠くでオナガの姿。あとツグミ。

淡水池を離れて汽水池へ。ここもがらんとしていましたが、唯一出会えたのは

このコチドリ。

170330kochidori3

コンデジの限界ですけど、函館近郊(水田・田畑方面)でも見かけるという

コチドリで所期の目的は達成と、東京湾に突き出した干潟のほうへ。

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161128kasaikouen

↑葛西臨海公園と海浜公園の人工干潟。羽田から離陸する飛行機からよく見えます


けっこう人がいます。

橋を渡って左手を見ると、けっこう人がいると思ったのはみんなカメラマン。

30人40人。え~?

皆さんが狙っていたのはこれでした。

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170330herasagi3

ヘラサギ。

最初近くにいたのはヘラサギ。

そこで!となりました。

もしかしてもう1羽はヘラサギじゃなくて似ている

もっとレアな?

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170330kurotsura2

クロツラヘラサギでした。

これ、独特のクチバシのカタチがわかるようにとるのが

大原則ですが、ほとんどはクチバシを水に突っ込んで

いますからね…。自分としてはよく撮れた、と思います。

何やら去年あたりからこの場所に2か月程度滞在する名コンビらしいです。

クロツラのほうは絶滅危惧種で佐賀・福岡方面がメッカ。

冬には台湾へ行き、暖かくなると朝鮮半島へ行くらしいです。

なぜここに?気にいったんでしょうねえ。

しかも種類が違うコンビ。

それにしてもヘラサギってすごい餌の捕り方。

浅瀬の砂をスプーンみたいな形のクチバシで首を左右に振りつつ

ひたすらひたすら水底をさらうように移動しています。

いやあふとした思いつきでいいもの見せてもらいました。

クロツラがとなりにいる空気に気づいたことが大収穫。

葛西臨海公園。

でもあとからネットで見たらかなり有名で盛り上がっていました。

一週間以上前から話題になっていたみたい。

マニアならみんな知っているというパターン、のようでした。

でも、道南で100年待ってもこれは出会えないのでね。

よかった。

こうして経験値が溜まっていくんでしょうね。

まあ、鳥見に限らないか。

むぅ。でもコンデジでは証拠写真の域を出ませんな。


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2017年4月14日 (金)

向こうのペースに合わせることが肝心…

見晴公園、エゾリスの優先順位は1年を通じて高いわけですが、

それに負けず劣らずの愛想よしが

ヤマちゃんこと函館市の鳥ヤマガラと、いっしょにつるんでいる

シジュウカラたちです。

手乗りヤマガラは全国各地にいて、先日も旅番組で

三重県のヤマガラカフェが紹介されていました。

人間の手から餌を食べることに賛否両論あるようですが、

愛嬌のある表情に癒されることは間違いないでしょう。

見晴公園にはラジオをかけてタバコを吸い、缶コーヒーを持って

餌やりしているヤマガラおじさんがいます。

あまり人間の都合で餌をやるのはいかがなものか、と思うわけですが、

去年のある日、そのおじさんを観察していたら、

餌を乗せた手のひらを揺らしておいでおいでをしていました。

うーん。ヤマちゃんたちとはその程度の関係かい?

手乗りヤマガラ、よく観察していると警戒心が薄いのではなく、

好奇心が強いのと欲張りなんですね。

もちろん警戒と食欲のバランスはあるのですが、

大してお腹がすいていないにもかかわらず愛想をふりまくところが

独特です。

170216yamachans

冬場、ある雪の日に、公園のある場所でヤマちゃんたちと待ち合わせを

してみましたが、いろいろと条件があるようです。

特定の距離感を設定してあげるのが遊ぶコツのようです。

行き止まりの場所に設定してもそれこそ危険を感じて飛んできませんが、

通り抜けられる場所なら、喜んで遊びにきます。

人間の立ち位置も関係します。

食べるのに飽きてくるとヒマワリの種は中身を確かめて軽いのはポイしますから、

憎いですね。それを別のコが見ていて拾ったり。

手のひらに餌がなくても飛んできますが、これはきっとあるはず、

と見切り発車しているだけで、彼らの性格がアバウトなのだと思われます。

やや慎重なヤマガラもいますね。

シジュウカラはだいたいヤマガラよりかなり慎重なので

空手形にはまず反応しません。

でも決断が遅くて今まで何度も、行こうかどうしようか迷って

準備しているうちにヤマガラに横取りされるシーンは数限りなく見てきました。

ま、躊躇しているシジュウカラもまたかわいいものです。

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↑先客に配慮のないヤマガラに恐縮してしまうシジュウカラの図。

シジュウカラがヤマガラに眼をむいてビビッているのがわかります。

ヤマガラはふだんどおり。

1611142forty

↑そしてシジュウカラどうしの鉢合わせでもあせる、という…

ある人が「いつも餌をくれる人は覚えているんだよ」と言うのですが、

ヤマガラの場合はちょっと違うようです。

野鳥は人間の何倍も目がいいわけですから、それがほんとうなら

常に見つけたら集まってくることでしょう。自分の場合ははじめに

アイコンタクトありきです。ですから最近は鳴き声を確かめた上で

彼らが食べたり遊んでいる場所へ割り込んで

「きょうは?」と注文を取っているようなそんな感じです。

しつこくしないように心掛けています。

見晴公園のヤマガラ全部と仲良くできるわけではないので、

そこは勘違いしないようにしています。

そんな彼らも雪が融けて子育ての季節が近づいてくると

気もそぞろな空気をかもしだしています。

まだ夏鳥が渡ってくる前の時期ですが、梢では数種類の

カラ類のシンプルなさえずりが聞こえます。

どれかがヤマガラでどれかがシジュウカラでどれかがゴジュウカラで

どれかがヒガラのようですが、

さえずりパターンは5、6種類あって数があいません。

そしてシジュウカラ以外は人間の見える場所でさえずらないように思います。

ある日、特定の場所でさえずっているシジュウカラがいたので、

その枝の位置をマークしておいたところ、別のタイミングで1羽がその抜けの

いい場所に止まりました。きっとさえずり始めると思ったら、

何かスースーシーシーとかすれた声を出してその目立つ場所でじっとしています。

170324forty1

「じゃあ、写真撮るよ」とことわってしばらく撮りましたが、5分は

首だけ動かしてそこでじっとしています。

こちらも同じアングルに飽きたので立ち去ろうとすると、

あわててオンコの樹の中へ避難して

「ジジジジジ」と言います。「あぁびびったぁ」そんな感じでしょうか。

ジジジは半警戒、疑問符のついたメッセージと理解しています。

たぶん去年生まれて初めて冬を越した個体♂がうまく声が出そうな気がして、

間合いをうかがっていたのかもしれません。邪魔しました。

同じシジュウカラの「声出し」には公園のほかの場所でも遭遇しました。

170403forty2

↑見られると緊張して歌えないッ!

やっぱり誰かに見られているとダメみたいです。

ていうかそういうよく見える場所でトライすること自体、不思議です。

彼らは人間と絡む位置(高さ)と仲間同士で行動する位置(回避する高さ)が

別々にあるように思います。声は聞こえてもさえずっている姿が撮りづらいのは

そのせいでしょう。

こうしてありふれた見晴公園の常連さんも観察しているといろいろです。


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2017年4月12日 (水)

見晴公園のエゾリスもようやく恋の季節、ね。

イカすニモカ問題も、北海道新幹線一周年の話題も

なにやら不完全燃焼な気がしていますが、引っ張り始めると

エンドレスのようなので一旦切ります。

写真だけでもほのぼのしてたほうがいいですよねえ。

シビアな問題はまたそのうち。

170403ezolis4

季節の移り変わり、気温や風の匂い、緑の濃さや

だんだん咲いていく花の色で感じることができるわけですが、

鳥見を始めて、鳥の声でも「ほお」と感じることができるようになりました。

夏鳥、冬鳥の渡り鳥、旅の途中で通過するだけの旅鳥もそうですが、

近辺に住み続ける留鳥も季節によって行動パターンが違うから

面白いです。

鳥好きの人たちの中には、珍しい鳥を求めて情報を収集し、

日本各地で長い時間張り込んで超望遠レンズで

すごい写真を撮る人も大勢いますが、さすがにその領域は

雲の上って感じですね。

それでもありふれた?函館の自然の中で、季節ごとの

意外な出会いもあるようです。

先日は見晴公園でキクイタダキに出会いました。

小さくて動きが速くなかなか写真の撮れない小鳥です。

公園入口近くのオンコの低木のなかにカラ類がいたので、

エサを見せびらかそうとしたところ、その中に薄緑色の

お尻をした小鳥が混じっていました。見たことない、と思い、

カメラでどう狙っても枝がかぶる中にいるので、撮らずにじっと

見ていたら、枝の隙間からいきなりこっちを向きました。

「キクイタダキ」で検索してみるとわかると思うのですが

とてもユーモラスな特徴のある正面顔です。正面顔のみ価値がある?

タイプの小鳥と言っても過言じゃありません。

で、特に驚く様子は見せずに1、2秒で去っていきました。

まあ枝かぶりから出てこちらを振り向くことを予測することが

できませんでした。まさに「鉢合わせ」。

公園でよく出会うベテランのカメラマンにその話をしたら、

「まあまあ、見かけるね。こないだじっくり撮ったよ」

そんなもんです。

初心者は珍しいと思っても、ベテランにとっては、

ありふれた、まで行かなくても、そこそこの野鳥だと

いうことです。

見晴公園でレギュラー?のキクイタダキは通常は

針葉樹の枝ぶりの上面で採餌しているようです。

なかなか見かけないわけです。

170408ezolis2

すっかり雪が融けた見晴公園では、エゾリスの動きが

活発になってきました。

積雪が多い時期は自分もさほど公園に行かないし、行っても

リスもあまり見かけないのですが、(エゾリスは冬眠しないとのこと)

4月はすでに恋の季節に入っているようで、各所で2匹が楽しそうに

追っかけっこをしいています。

そのベテランカメラマンさんに聞いてみると、公園全体ではリスは

十数匹程度じゃないかと言っていました。

何年も長生きしないようです。平均で3年程度なのだとか。

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恵まれた環境のようでいて、増えそうで増えないみたいです。

以前ブログに書いたように、山のほうから♂リスがナンパに来ませんか?

と聞いてみましたが、「どうかなあ。でも近親交配が進んでいる気がする」

とも答えてくれました。心なしか見晴公園のエゾリスは

知能が低い気がします。

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↑動きが速いので近寄りすぎて突然のどアップになることも!

樹の上のリスと目が合うと「エサ、欲しいか?」と声をかけるだけで、

ススっと地上に降りて近づいてきます。愛想だけはいい。

手から食べさせるのは良くないと思い、「餌はないよ」というと

普通なら人間の周りを一周して樹上に帰っていくのですが、

この時期は「餌が欲しいの!」とばかりに、足元から体をのぼってくる

コまでいます。こちらがカメラをかまえていてもお構いなし。

何事かと思います。

空腹なのかと思い、目の前にヒマワリの種を数粒投げてみると、

クンクン匂いを嗅ぐだけで見事にスルー。あまり目はよくないようです。

これがヤマガラやシジュウカラなら、他の個体がポイして落としたヒマワリを

かなりの確率で目ざとく拾いますからね。

とはいえ、そこかしこにクルミを隠していて、ちゃんと見つけて齧っています。

人間からの餌いらないだろうに。

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リスなのでフットワークは軽いですが、こんな警戒心の低さで馴れているのは

確かに好ましくないと思います。安全な距離を保たないのは

野生動物として失格です。

とても不思議な(道南の普通の)森のハズレに位置する見晴公園。

子リスの天敵はカラスでしょうか。フクロウも天敵といいますが

その存在自体レアですし、猛禽類も脅威になるほど多くないように

思いますが、高い樹上でバトルなのでしょうか。

見晴公園の生態系はあまり細かく把握されていないようです。

逆に生態系を把握することはマイナスがあるのでしょうか。

素敵な学びの場でもあると思うんですが、国指定の名勝(庭園)では

あっても自然探求、自然保護というサイドからのアプローチは

あまりないのが残念なことです。


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2017年4月10日 (月)

いったい誰のため?新規導入「イカすニモカ」問題=完結編

ま、ここまで引っ張ったらどういう結論が導かれるかは

予想がつくと思います。

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実質13.6%オフのイカすカード5800円分(発売額5000円)と

イカすニモカで市電・函バスを利用して貯まるポイントを比較してみます。

●まずは週5日で1区間210円を往復で使い続けた場合。

便宜上、1日めを月曜日として月~金5日連続で利用し、2日休む

ペースで考えてみます。

31日めは水曜日でそこまでの利用額は9660円、たまったポイントは776ポイント

イカすカードなら2枚めに突入して購入額は10000円、残高は1940円です。

●続いて週5日で1区間240円を往復で使い続けた場合。

同じく31日めは水曜日でそこまでの利用額は11040円、たまったポイントは1072ポイント

イカすカードなら2枚めに突入して購入額は10000円、残高は560円です。

●続いて週5日で1区間260円を往復で使い続けた場合。

同じく31日めは水曜日でそこまでの利用額は11960円、たまったポイントは1072ポイント

イカすカードなら3枚めに突入して購入額は15000円、残高は5440円です。

さあ、どうでしょうか。

210円区間は固定ポイント3%で6ポイントつきますが、

240円区間と260円区間はどちらも7ポイントで同じ。

月間利用額に対してボーナスポイント(上限10000円=累計750ポイント)ですから、

月が替わった時点でボーナスポイント基準額はリセットです。

さらに残額が足りなくなったときに市電・バスの車内でチャージができますが、

ここで運転手さんにきちんと伝えないと、たまったポイントが換金(入金)されてしまうのです。

固定ポイントは定額ですが、ボーナスポイントはその都度リセットされたら損になりますね。

かといって、月末に端末のある場所まで自分で出向いて、金額残高、ポイント残高をまめに

確認してチャージ、繰り入れをするなんて煩雑この上ない作業でしょう。

現実的ではありませんね。

そこで、利用者にとって従来のイカすカードのほうがお得、が結論なのですが、

ナント、来年3月でイカすカードは発売終了、だそうです。

実際に利用できなくなるのは少なくともその1年後のようですが、

実質的に「値上げ」ということでしょう。

さらには現状ある学割カードや、通勤通学定期についてはICカード移行へ

不明な部分が多いようで。

言いたくはないですが、この状況を

「コンビニや一部スーパーでも現金要らずで買い物できて便利」と

うたうのは悪意すら感じますね。

すでにコンビニもスーパーも独自のICカードで

ポイントサービスしているケースが多いわけで。まさにポイント地獄。

それに市電・バス以外の利用はイカすニモカにポイントはつきませんからね。

これをICカード導入によって利用者動向などビッグデータの

ハンドリングが容易になる、とコメントしてしまう某担当者。

2年後に市民の何%が利用しているか、利用させられているか

注目です。

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もちろんそれしか選択肢がなければ、利用せざるを得ないかも

しれませんが、それで結局は公共交通は敬遠されることになりませんかね。

もはや自家用車を持つ層があえて市電に乗ろうなんて思わないのでは。

それは住みよい街になることと逆行だったりしないでしょうか。

そして、少なくともJR区間の新函館北斗~函館間は

交通系ICカードが使えるほうが

観光客には利便性が高いと思うのですが、今回のイカすニモカの導入は

そっちの観光的側面からの決断ではどうやらないようです。

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2017年4月 8日 (土)

いったい誰のため?新規導入「イカすニモカ」問題=その3

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イカすニモカについて

こんなことを言っているブログがありました。

申し訳ないですが、函館の呑気を象徴していると思いました。

「ニモカ持っておけば、東京に行ったときに使えて楽だねえ」

確かにその通り、ですけどね。

東京でみんな自動改札をスイスイ通っているのに、

もたもた切符買うのに並ぶなんてド田舎者。

そんな当たり前のことを噛みしめてどうしますかね。

そんなにしょっちゅうは東京行かないでしょう。

逆に都会から来た人は

「なんだ、函館はICカードも使えないのか!」

と思うでしょうから見栄を張って使えるようにしましたか。

少なくともシリアスな観光客な皆さんは市電の1日乗車券は

重宝すると思うんですが利用者目線を無視して、見せかけの便利さ

にこだわりますか。

それにインバウンドの皆さんはICカードなんて関係ないですからね。

中にはJRのパスがあるから何でも乗れると言ってたアジア系の

方もいましたが。

とにかくICカードは乗り降りは便利です。

それは間違いない。

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ところで函館市民の多くは市電・バスを(整理券併用で)イカすカードで

利用していると思うのですがいかがでしょうか?

まさか現金なんていう人はいないでしょうね。

まあ月1、2回の利用なら関係ありませんが。

観光客の皆様には市電の1日乗車券をオススメしています。

3回以上乗車することが確定していれば、

市電の料金は210円、230円、240円の3パターンですから、

600円の1日乗車券お得です。

自分で利用月日を削らなくてはならないのが超アナログですが。

面倒なのがバスと併用する場合で、

バスだけの1日乗車券は800円、市電・バス共通の1日乗車券は1000円。

バスは4回乗らないとペイしません。

共通のほうは市電バス合計で5回乗らないとモトは取れません。

さてイカすカード。磁気式のプリペイドカード。

4種類ありますね。

購入額1000円で1080円使えるカード。

2000円で2200円使えるカード。

3000円で3420円使えるカード。

5000円で5800円使えるカード。

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5000円のカードは結果的に13.8%オフ。でいちばんおトク。

5800円の運賃を5000円で販売しているわけですからね。

いっぽうイカすニモカのほうは

「市電・函バス」の利用に限りポイントがつくようです。

ポイントには3%の固定ポイントと、ボーナスポイントがあるようです。

ただし3%の固定ポイントは240円利用でも260円利用でも7ポイント。

ボーナスポイントは月が替わるとリセットされるようです。

あと、残額が足りなくなると市電・函バスでもチャージ(入金)ができますが、

そのときに「ポイントそのままにしておいて」と言わないと、

たまったポイントは換金されて残高に繰り入れられてしまい、

ボーナスステージは上がっていかないとのこと。

ボーナスステージは月額2000円利用で50ポイント、

月額4000円利用でプラス100ポイント(合計150ポイント)、

月額6000円利用でプラス150ポイント(合計300ポイント)、

月額8000円利用でプラス200ポイント(合計500ポイント)、

月額10000円利用でプラス250ポイント(合計750ポイント)、

とパンフレットにあります。

ボーナスステージの最高は月に10000円利用したときの

合計750ポイント。

たとえば市電240円区間を月に21往復するとすれば3%の固定ポイントは

294ポイント。

あわせて1044ポイントが獲得できます。

(240円の場合、21往復しないと総額10000円の月額ボーナス最高ステージに

到達しないため)

従来のイカすカードをどちらがおトクかこれでわかるのではないでしょうか。

次回は細かい差し引きをきちんと比較してみますね。


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2017年4月 6日 (木)

いったい誰のため?新規導入「イカすニモカ」問題=その2

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去年の秋ぐらいにこんなニュースがありました。

イカすニモカ導入にあたり、桧山の自治体が

負担金の拠出を拒否、というものでした。

桧山の自治体…江差、上ノ国、厚沢部、乙部、今金、せたな。

函館バスという一企業の設備投資に

「ハイ、わかりました」でお金は出せないと。

その後どうなりましたかね。

そのニュースによれば、イカすニモカの導入予算は

総額4億6千万円だそうです。

総額ね。

だれとだれがどう分担するのか、わかりません。

国の補助もあるのでしょうか。

で、桧山側が「住民からの要望もないのに一方的に拠出できない」

という金額は8百万円。一自治体あたりでしょうか。

バス乗客者の比率で計算して、

江差、上ノ国、厚沢部、乙部、今金、せたなが均等とは思いませんけど。

こういうニュースが流れたということは、

渡島の他の自治体はOKしたということでしょう。

長万部や八雲は函館バス1日何便走りますか?

そしてイカすニモカが利用できるようになるのは

函館バスだけではありません。函館市電と函館バスです。

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じゃあ、函館市民はICカードを熱望???

函館市民ファーストで他の自治体の住民も説得?

そうそう昨日の記事で自分は

「現行のシステムより劣っている」と

はっきり書きました。

1秒タッチするだけで電車バス料金が精算できる

ことは便利このうえありません。

現在の整理券方式(+イカすカード)よりは

スピーディかつスムーズです。

首都圏では永年suicaやpasmoのお世話になって

きましたから、去年も関西圏に旅行したときに

高確率でICカード+自動改札が標準になっていて

便利でした。

おい、便利ならいいじゃないかよ!

利便性の問題を言っているのではありません。

劣っているのは利用者の負担、コスト面の問題です。

誰もそこに突っ込まないのは不思議だなあ。

意図してかなあ、と思ったりします。

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↑市電のらっくる9601がニモカ用の新規カラーリングで走行中


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2017年4月 4日 (火)

いったい誰のため?新規導入「イカすニモカ」問題=その1

北海道新幹線開業一周年。ドタバタとしてリアルタイムネタから

長期間?意図的に回避してみました。

新幹線開業一周年に関して、今後の課題など

さまざまな報道や意見があったようですが、またそれはいずれ。

一週間したらもう冷めているようですけど。

さて、ここからはイカすニモカ問題。

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3月25日から、函館市電・函館バスでICカード「ICAS nimoca」の

運用が始まりました。

さて、誰のため、何のために導入なのでしょうか。

まあ、導入情報が流れたのは運用の1年以上前ですが、

それで何が変わるとか、どう便利になるとか、ほとんど

そこに突っ込む人はいなかったように思います。

なぜ西鉄の「nimoca」なの?

という問題はありますが、まあそれも結局表面化しないのでしょう。

170404icasnimoca

まず自分はその情報を知ったとき、単純に

「とうとう函館にもICカードがやってきたか」

それだけの印象でした。

「函館でもICカードで交通機関に乗れるようだよ」

それだけでした。

函館人は割と新しい物好きのようで、運用開始後、

(自分の)限られた時間の中で、購入している人、利用している人を

すでに何人か見かけて、逆に驚いたほどです。

でも…。

(自分の)結論を言いますが、

「イカすニモカ」は、利用者目線で言うなら、

現行のシステムよりも劣っている。

それが結論です。

もちろんそれぞれの利用者が、しっかり考えたうえで

「こっちのほうが便利だ」と

言い切るぶんにはかまいません。

まあ、数回に分けて、じっくり進めます。

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↑市電のらっくる9601がニモカ用の新規カラーリングで走行中


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2017年4月 2日 (日)

【北海道新幹線開業一周年】東北ツアー再び(11)下北半島編

最終回は青森県は下北半島編。

いわゆる「まさかり」半島のことですね。

ほんとうに特徴ある地形です。

そして広いです。

でも函館から見ると「お隣」のようなものですね。

青森市から見ると全然「お隣」じゃないところが

ちょっと気になります。

実は昨年の訪問プランの中に「大間」という

キーワードがしっかりあったのですが、

いまいち天候がかみあわず、先送りしてしまい、

その部分だけが心残りです。

そもそもは大間と佐井が目的地だったのですが、

新青森駅の観光案内所で、フェリー欠航を知り、

その日のルートを全面リセットしてしまったのです。

まあ、恐山も行ってないので、下北半島を

語る資格はないわけですが、突如差し替えてここへ。

こういう風景に魅了されるクチなので、

再訪シリーズ。最終回に持ってきました。

尻屋崎。

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あとは温泉。下北半島には何か所か温泉が

ありますが、この日はここ。

下風呂温泉。風間浦村、になります。

漁港にはイカ釣り船がたくさんいました。

尻屋崎から大間崎までのラインで見える北海道は

同じ下海岸でも汐首岬から東側。恵山方面ですね。

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下北半島は東北新幹線~北海道新幹線の流れには

乗り切れていない様子ですが、スルーするには

もったいない雄大さを感じる場所だと思います。

厳しい冬というハンデはありますが、温暖な季節にはぜひ。

アクセスは新幹線経由だとすれば、新青森→青森駅から

青い森鉄道、JR大湊線を乗り継いでむつバスターミナルへ出ます。

自動車なら函館からフェリーで大間に入るのが便利でしょう。

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…若干鉄分を含む身なので、端っこ駅にも感じるものが

あります。上は大湊線の終点、大湊駅。下はそのひとつ手前、

本州最北の駅・下北駅。

(大湊線・下北駅は、津軽線・三厩駅よりも北にあります)

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