函館市の人口ちょっと減りすぎなのでは?
平成27年(2015年)の国勢調査で函館の人口は、
265,979人。前回の国勢調査と比較して13,148人の減少。
この数字は全国4位!
この5年間の減少率は4.71%です。
うーん。
1年に2,600人ずつ減少している?
この減少率はどうなんでしょうね。
北海道全体で見ると、
人口減少はマイナス2.26%なので、
北海道平均よりも過疎が進んでいると言えそうです。
全国に48ある「中核市」ながら
全域が過疎地域に指定されていますしね。
ただ重要なのは都市間のバランス。
道内ではこのところの5年間、人口増加率が高い順に、
東神楽町、東川町、ニセコ町、千歳市、札幌市、恵庭市、幕別町、
帯広市。北海179市町村中人口が増えているのはわずかに8市町です。
ニセコは別にして、札幌・旭川・帯広の都市圏に近い地域の
増加が目立ちます。
渡島檜山で見ていくと、
もっとも人口減少率が低いのが、
七飯町。次が北斗市。
函館がその次で、長万部、厚沢部、知内、江差、
八雲、今金と続きます。
残りの9町は人口減少率が10%を超えていて、
上ノ国、森、奥尻、鹿部、乙部、せたな、
福島、木古内、松前と続きます。
松前の減少率は16.13%。
思うに周辺部から七飯、北斗、函館に流入していてもそこから
さらに札幌や首都圏へ流出しているのでしょう。
うーん、いくら函館が地域ブランド調査で
魅力度3年連続全国1位でも
実際に住むとなるとより便利な都会へということに
なるのでしょうね。
結局は進学や就職で若い世代が離れた結果、
老齢人口(65歳以上)の占める割合が高くなってしまう
わけです。
もちろんこれは北海道や函館に限った話ではありません。
観光産業も視野に入れて、
魅力的な街づくりというのは簡単ですが、
若者はやっぱり都会に出ていきたい。
かつての自分も間違いなくそうでした。
確かに函館は魅力のある街だと多くの市民が
思っているはずですが、
悔しいですが、
いろいろ現実は厳しいとも言えるのでしょうね。
そこから先については今のところ、
うまくは語れません。
日本全体が少子高齢化が進む中、
簡単に函館移住者・転入者を増やす方法は
ないようにも思います。
でも必要なのはまずは現状認識だと思うのです。
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