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2017年1月20日 (金)

結局まだまだ知らない函館のハナシ・海産物編(2)

自分が知って、あらためて「そうなのか!」と思った函館のコトを

書いています。

さて、統計分析が好きなので、海産物編その2を

いっちゃいます。

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渡島管内の海産物売上高トップ10で

ホタテ、コンブ、マイカにつづくのは、

サケ、ブリ、ウニ、スケトウダラ、ミズダコ、

ナマコ、ヤリイカ。

ホタテ、コンブ、マイカ、サケは

漁獲高減少で単価上昇。

ブリ、ウニ、スケトウダラ、ミズダコ、ナマコは

漁獲高増加で単価がややダウン。

なかなか不安定なものです。

みんなが食べたい!と思う魚種が不漁で値上がり。

そこまでニーズがない魚種がよく獲れて

値下がり。

キロ当たりの単価はウニ、ナマコ、コンブ、

ヤリイカ、ミズダコ、サケ、マイカ、ホタテ、

ブリ、スケトウダラの順。

前年比でマイカはキロあたりの単価が159%と

値上がりしたもののそれでもキロ600円と

いったところなんですね。

ちなみにウニはキロ単価で8000円、

さすがに高価です。

やっぱりここで思うのは

朝市の店頭や、海鮮丼の主役となっている具材は

必ずしも地元産ではないことがよくわかりますね。

せいぜいウニとサケ→イクラ、ホタテぐらい。

個人的に抵抗があるのはこのへんです。

それとサケと言わずサーモンとしている海鮮丼・寿司が

多いのも同じ北海道でも

道南と道東では違うのかな、と思います。

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安価でよく獲れる食材をアピールするより、

高級感が漂っていたほうが、観光的に成功しますよね。

そこが難しいところじゃないでしょうか。

とりあえずはここまでが統計(2016年の速報)から

見た基本的かつ表面的な事柄です。

道南の地域性をもっと掘り下げて、流通と地元の

消費動向、そして観光的価値を関連づけようとすると

ちょっと難しいので別の機会にします。

まあ、漁業(農業)従事者にとって人気がない、

売れないのでは、どんな新鮮な食材でも

供給する意味がないわけですから。

あと年齢層と食文化の問題も無視できません。

まずは日本人、魚食べないなあ、ってこともあるでしょうね。


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