【宿の朝食考察2016】後編・ビュッフェじゃない朝食
旅館・ホテル朝食の第二回。
今回はビュッフェ形式じゃないパターンです。
小さな観光地の中規模・小規模の宿も含まれます。
ファミリー層はビュッフェ形式のほうが
好きなおかずを選べるので楽でしょうね。
大人の宿だと、そこの宿のスタイルに身を任せるのも
旅の醍醐味かと思います。
ただ、意識しすぎた演出や
「ああ夕食に比べるとコスト落としてるな」という
印象を与えるのは宿として力量不足なんじゃないかと思います。
まあ、朝食はひと晩過ごした後にやってくるものですから、
チェックインから睡眠・起床までの滞在の流れによっても、
印象が違ってくる可能性があるかもしれません。
●まつや千千
(福井市あわら市…1位)自己評価4(T.A.=4.06)
●鶴の湯
(秋田県仙北市…1位)自己評価5(T.A.=4.42)
●嶽温泉 山のホテル
(青森県弘前市…1位*)自己評価4(T.A.=4.08) *BBジャンル
●ホテル竜飛
(青森県外ヶ浜町…1位)自己評価3(T.A.=3.92)
●浜旅館
(北海道奥尻町…3位)自己評価4(T.A.=4.33)
ここで選んだのはトリップアドバイザーでも4.0前後の
そこそこ評価の高い宿ばかりだと思うのですが、
ビュッフェ形式じゃない、ということと外国人観光客(のクチコミ)が
多くないということはリンクしているように思うんですね。
鶴の湯以外はトリップアドバイザーのクチコミは
ほとんど日本語(日本人)です。
先に書いた過剰な演出…ここにはない宿で、
食卓の上で陶板でベーコンエッグを焼くというのが
ありました。またこの紹介5軒の中には
卓上の鍋で味噌汁を温めるというもありました。
これを出来立てを食べてほしい心配りととるか、
「セルフ」ととるかの違いはあるんですけどね。
どうなんでしょうか。
日本人の朝食として欠かせないもの…パン食がいい人も
いますから、納豆と生卵が日本の朝食とは
断言しづらいものがあるでしょう。
ただ2015年に泊まった宿で納豆に賞味期限がなく、
解凍した納豆ではないかと思った例がありました。
そこで調整するぐらいなら、無理して
朝食に納豆は要らないかなとも思います。
宿はいろんなバランスがあって、朝食の占める比率は
ほんのわずかでしょうが、安かろう、悪かろう、
「どうせ寝るだけだから」と言われてしまうのは、
残念なことです。
うちは温泉が売りだからといっても、
手抜き朝食、まったく印象に残らない朝食は、それはそれで
宿としてマイナス要素だと思うわけです。
自分は朝食自慢だからといってリピーターにはならないと
思いますが、宿のひとつの要素としてまったく意識がないかと
言えばウソになります。
意外と朝食のポジション、難しいような気もしてきました。
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