【北海道新幹線開業半年】こちらも実感のないまだ遠い先の話=森町
路線バス旅をしなかったら、こういう「連想」はしなかったと思います。
乙部町へ行ったとき、この場所が箱館戦争官軍上陸の地と知りました。
明治元年旧暦十一月、現在の森町鷲ノ木に上陸した榎本・土方ら、
旧幕府軍は守備する松前藩に対して連戦戦勝。
その勢いに恐れをなした箱舘奉行は五稜郭から逃亡し、旧幕府軍は
五稜郭を手に入れたわけです。しかしこの過程で開陽丸を含む
主力艦を次々に失いました。年が明けて雪がとけた五月、
政府軍の反撃が始まりました。ここからが箱館戦争本番です。
つまり噴火湾の側から上陸して南下した旧幕府軍。日本海側から
反撃に出た官軍。上陸地は対をなすはずです。
そこで鷲ノ木の現状をこの目で見ておきたい、そう思いました。
おしゃまんべ温泉宿泊からその足で森へ(特急北斗)。
そして普通列車でとなりの無人駅桂川へ。まあ森から歩いて歩けない
こともないのですが、そこまでムダな体力は使わんほうがよかろう、と。
これが桂川駅。まあ、予想以上、でしたね。
細かいのでさらに拡大
iPhoneの地図で「史跡公園」を確認しながら行ったのですが、
駅にはまったく案内がなく、方角はあっているのですが、道が通じている
確信が持てません。先にトンネルが見えてきたので引き返し、
いったん国道へ出ました。
おかげで10分でたどりつけるところ、前日に続き、30分もかかってしまいました。
上陸碑の場所から見えた駒ケ岳、なかなかでしたが、その前に森駅の跨線橋で
いい絵が撮れましたのでそれを先に。
史跡公園はそんなに古くない公園ですが、四阿は蜘蛛の巣が張っていて
手入れがされておらず、トイレもありません。
資料館はカギがかかったままで閉館ともなんともありません。
まあ榎本武揚・土方歳三と言えば、ビッグネームだと思っていましたが、
この町では単なる歴史上の人物扱いで、物好きでなければ訪ねて来ない。
そう思っているのでしょう。日本全国にそういう物好き多いんですけどね。
iPhoneで撮った画像のほうがコントラストにダイナミズムがあります。
トンネルの手前、小さな川沿いのアンダーパスをくぐったところに
こんな風景が広がっています。(桂川からなら一直線ですが)
いずれにせよ、簡単な記念碑と説明板、慰霊碑があるだけなので、
そんなに大げさな展開は望まないのですが、いったい何の史跡?という
感じです。これもまた森町の公式サイトを見るといまのところ
one of themという扱いだという事がわかります。
ある意味、予想以上の秘境感にブログ主は逆にワクワクしましたけどね。
帰りのバスまでここで2時間つぶすより森まで歩いたほうが良かったかもしれませんが、
桂川駅から史跡公園入口までの道のりをヒマなので3往復ぐらいしました。
これもまた噴火湾ののどかな眺めということで満喫です。
それにしても北斗、スーパー北斗からこの場所がよく見えるとは
ついぞ知りませんでした。まあ、一瞬ですけどね。
ブログ主的にはこれで話が続く!そう思った鷲ノ木訪問でしたね。
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