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2016年5月 1日 (日)

旅を重ねる中で徐々に見えてくる「函館」という街

151011jujigai


そろそろ時期も時期だし、

機も熟したような気もするので、

より書きたい事、伝えたい事を強めにいや、

多めにしていこうと思ってます。

まあ旅はいいものです。

いろいろな場所を訪ねることで、

日常から離れたさまざまな新しい視点を獲得することができます。

もちろん経済的なあるわけですが、

人間、見聞を広めるにこしたことはないと思います。

それが若いうちは後々の人生に響いてきます。

もちろんさまざまな事情でそういう体験ができなかった人もいるでしょう。

でもチャンスがあれば生まれた場所以外のいろんな

異質なものをちゃんと見て受け止めてみることをお薦めしますね。

さて函館。

自分が生まれたこの街の気質をどう見ているかというなら、

函館人は雑でプライドが高い。

これをいい意味で考えてみたらいいんです。

いろんなことに挑戦する。

思ったことはやってみる。

これは開港以来の外国文化流入に順応してきた歴史だと思います。

ただし、順応したとはいいますが、それを函館なりに消化して

自分のモノにできているかどうかは別問題。

「まあ、人生いろいろあるで。明日は明日の風が吹くさ」

この精神はタフでもあり、雑でもあるというわけです。

昭和9年の大火は函館の街からさまざまなものを奪いました。

大切なものをたくさん奪いました。

そして市民はそれ以前の華やかなりし頃の

さまざまな記憶を失いました。

とある北海道ローカルのTVで言っていましたが、

歴史ある街はこだて、そういう感じだね!と。

それは札幌に比べたらそうでしょう。

でもたかだか百何十年では、ちゃんちゃらおかしいわけです。

それでも函館はいまだに札幌、小樽、旭川などには

圧倒的な優位でいると思っているらしいです。

あくまでこれは観光資源の上で、の問題だと思います。

いま函館には海外からの観光客も含めて

非常にたくさんの来訪者があります。

年間500万人ほど。

百何十年の歴史しかない街にこれだけの人が集まるのは

ある意味異例です。

函館の何が魅力なのでしょうか。

まあ、それはご存知の通りです。

ひとつひとつはあげません。

異質な文化・背景を持った人々が函館を訪れて、

そのいわゆる日本には珍しい、と思えるような観光資源を

楽しみます。

ところが、多くの函館市民はそのどこが特異なのか、

よく知りません。

坂があって教会があって港があって夜景がきれいだから。

それって長崎???

かねてから夜景は函館、という自分は夜景において長崎には

負けない、と思っていますが、街の歴史では大差がついています。

行ってみたい人気の観光地として

京都と競う、というデータもありますが、それは函館に

「よく知らない感じ」が強いからです。

もちろん京都が観光のライバルだなどとはおこがましく、

京都は観光の師匠・先生レベルの重みなのだと思います。

近年の町村合併で函館市のエリアは広がり、「函館市民」の感覚にも

格差がついています。

それも大きな問題です。

日本中のどこの街でも中心駅の周囲の繁華街を目指して、

もしくは病院がある中心街を目指して人は集まります。

この場合、「都会へのあこがれ」が発生します。

多くの道民が「札幌に行ってみたい」とまず思うのといっしょです。

最初は東京も大阪も横浜も名古屋も知らないから、身近な都会に

あこがれます。

全国チェーンのさまざまな企業が人口規模に照らし合わせて、

支店・営業所・店舗を開設します。

全国チェーンが出店して事業が成り立つかどうか、業種によっては微妙な

ところですが、7~8割は成立しているようです。

それは住民が東京から来たものに弱いから。

数字前とあるチェーンでランチをしましたが、不思議な感覚でしたね。

そこの本社には自分の知り合いが勤務していたことがあるのですが、

この価値観が函館で通用すると思って出店したのなら、ある意味

「買いかぶり」だし、新規進出するタネが尽きたのか?と。

自分だったら、函館に住んでいるのになんでここへ行く必要があるのか?と。

でも、軸足が函館に移ってくるにしたがって、まあそこまで明確なものでも

ないのかな?と思いました。

まあまあそのランチ話は別記事でも書きますが、

こうして日本全国、独自性個性は失われています。

コンビニも牛丼屋もスタバもみんなあります。

ATMもコンビニで済みます。それはそれで安心です。

でもこんな時代だからこそ、自らの独自性、背負ってきたものを次世代に

伝えていく必要があると思うんですね。

まあ大層な話ですが、「ハコダテ頑張れ」の底流にはそれがあります。

これ、もういいかげんにしろと言われてもこのブログで

言い続ける、伝えないといけない部分だと思ってます。

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