知らないってハズカシイ。知る気がないって未来がない!嗚呼ランパス
某所で使っていたフレーズを若干アレンジしてみました。
(誰も知らない…)
4月某日。
いる場所はビルの隙間から東京タワーが奇跡的に覗くとある小さなオフィスビル。
時間は午後5時半。
「待たせた。さあ行こう」
その年上の人物のあとについていく。
90秒歩いてすぐにたどりついた場所はとある小料理屋。
旧交を温めるというか積もり積もった自分の近況の話。
1時間ほどしたところで、これを出す。
知ってる、知ってる。(彼は50年間東京で暮らしています。東京育ち!)
「それね、第一弾はこのあたり新橋・虎ノ門なの」
そうなんか。
そこへ突然、店のおかみが
「うちなんかね、原価率が40%もあるから、お昼の500円なんてできないのよ」
「それにそのために食材の質を落としたりなんかしたら、常連さんが離れちゃう」
「原価率20%前後のお店だったら、あるかもしれないけど、うちはさ材料費以外に運賃もかかるから」
ほんと食い気味に会話に入ってきます。
そう言いながらおかみさんはアジフライを揚げている。
「最近のアジってまるまる太った大きなのばっかりで大味なの」
「小さいのは小さすぎるし、このぐらいでサクッと揚ったのを食べたいのにね」
出てきたサイズは10cmほどの小さめの身をあげたフライが2切れ。
「私ね、腰越で育ったから、アジなんかバケツに捨てるほど獲れたのよ」
「お腹いっぱい食べるのがぜいたくな時代だったけど、アジならいくら食べても平気だった」
まあ、よくお話しになるおかみさん。
ちょうどこの日、江ノ電に乗ってきたばかりなので腰越(こしごえ)、湘南の海が目に浮かぶ。
「ランパスね。1回めはやってみたけど2回目はやめちゃったお店も多かったって聞くわ」
せっかく知人にこの函館ランパスどう燃やしてやろうかと相談しようとした矢先、
答えがすでに出ていました。
知らないって恐ろしい。
知る気もないって絶望的。
函館ランパス狂騒曲。
まあ5軒ぐらい回って元をとったところで、
こんなものか、とわかるでしょう。
版元はそれでも初心者にお買い上げいただいてホクホク。
後に残るのは売り上げがた落ちの飲食店の残骸。
これを全国40数か所で繰り返しているって、
日本の消費者って賢いわあ。
いかにエリアが違うと悪評が広がらないっていうことだよねえ。
本の売り上げ人気だけが伝わるってか。
見事なビジネスモデル!!!
知人いわく
「ボクね、2回買ったかな。最初のときは5か所。次では3か所。
知らない店を見て、ああこうなんだって写真が載ってるから、
使えないこともないと思うよ」
優しい発言、ありがとうございました。
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