2016初タビ=第5回…明日が見えない、吹雪で見えないぞ、阿寒湖温泉!
「決死の帯広脱出作戦」…
この時点ではこの初タビのメイン目的が
達成できるかどうかの感触は四分六でアウト。
まあ、開き直って新たな展開を見出すぞ。
逆に燃えてきた。
阿寒バスの運転手さんいわく
「十勝川温泉から中国の方が13名乗車です」
そ、そうなの?
この荒天に十勝川温泉?
さっき白鳥見にいってきたばかりだわ。
なんならあっちでこのバス、待ち伏せてたらよかった?
おっと、それじゃあぶたはげの豚丼、食べられなかったでしょう。
十勝川温泉までバスで約30分。
地図を見ると、阿寒湖までは国道242号、241号を経由して
奥地のほうへ山を越えていくルート。
もしかして、この先はこんな穏やかな帯広のような天気じゃないのかも。
途中停車の場所からは誰も乗ってこない。
ここまでは根室本線だから。
そこから離れて、本別(ほんべつ)の道の駅でトイレ休憩。
あたりはすっかりシャレにならん状況に。
さあ、それでもバスは行く。
吹雪になんか負けてられるか。
途中、松山千春の出身地、足寄(あしょろ)を通過。
知ってはいたけど、実際吹雪を突いて訪れると、
遠いんだなあ。まだ映画のロケセットが観光用に
残してある、らしい。
ピントが合っていないのか、シャッターがスローでブレているのかすら
わからない真っ白な世界が車窓に広がる。
足寄からは242号に別れを告げ、阿寒湖へ。
視界がきかず、かなりヤバイ状態。
国道なので除雪車が走っていて、バスはかろうじて
追い越す。
帯広駅から3時間。
バスはようやく阿寒湖温泉へ。
宿泊ホテルは評判の「あかん遊久の里 鶴雅」
もう、ここは奮発! 一泊に賭ける!
じゃなくて先に紹介した北海道旅行券を活用し、
原価率60%でのオフシーズン狙い。
それにしても、この吹雪、屋内に逃げ込むのがやっと。
どんな温泉街なのか、まったく外出のきっかけなし。
果たして明日はどうなるのか。
そう思ったので、この鶴雅だけで3回ぶんはゆうに書ける、
ブログネタを収集。
でも、じっくり書いていると旅程が進行しないので
別枠でね。
いやいや無理やり引き延ばすのではなく、
それだけ価値のあるホテルだったのです!
このパートは「食事編」「お部屋編」「総合編(温泉含)」と
3回に分けてやります。
オフシーズンの吹雪の中→個室露天なし→夕食朝食バイキング、でのこのくつろぎ値段(北海道旅行券含)
と
昨年7月に行った別府「晴海」の
夏の海、眺望抜群→充実の個室露天、広い居室、ブルーレイつき→朝食のみ
での値段比が1:2だったら、
やっぱり前者に魅力をかなり感じるでしょう。
旅行券を使ったおかげで2食つきで4桁ねだん。しかも、サッポロクラシック生ジョッキ+根室の地酒「北の勝 大海」込み
もう、これでメインの目的が達成されなくても悔いはない。
いっそのこと翌日、飛行機も飛ばなくて
JRも止まったままで
1泊延泊したほうがもっと幸せか、まで
考えたわけです。
1/19午後6時時点…
以下は翌朝出発時の絵です。早朝散歩どころの状況じゃない。
1日雪かき。まじで。商売してられんって。そう温泉街の人の顔に
書いてありました。雪、ふりやまず。
ここでは北海道随一のミシュランの★も無力だ。
それでも、これだけ宿泊客がいる、このホテルについて
じっくり3日3晩考えたほうがいい、とも言いますね。
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