【函館夜景・成分分析11】函館夜景ハートの「ハ」の偶然
函館夜景第11回です。
今回はハートのハの字に迫ります。
左右の2つの通りでできているかと思ったら大間違い。
「ハ」の字の左側は2本の通りが合流してできてます。
「ハ」の字の右側は電車通り。
ただ、この電車通りも五稜郭に向かって進んでいるようでいて、
中央病院のところでくっと左折しているんですね。
夜景の煌めきの中から真剣に「ハート」を探そうという奇特な方には
申し訳ないですが、まずは地図を使ってネタばらしをいたします。
こういう構造なんですね。
八幡通りと合流した高砂通りがあたかも五稜郭タワーへまっすぐ向かっているかの
ような伸び方になってます。
八幡通りと合流するまでの高砂通りがとても地味であまり夜景に参加していないのに、
中の橋で合流以降、主役級に躍り出る理由は…
「交通量」なんです。
↑黄色の縦長の楕円が五稜郭タワー、その右横の横長の楕円が
オーシャンスタジアム(ここの照明ももけっこう光ります)
地味な合流前の高砂通りで主張するアークス大繩店のインパクトを
ぜひ、伝えたいところですが…
五稜郭タワーが見えません。
つまり高砂通りがタワーに向かっているのではないんですね。
あくまで山頂からそういう目印になってるだけ。
松風町の祇園通りでもありました。タワーへのヌケがいいけど、
それと通りの向きは無関係。単なる偶然。
撮りましたが、高さがないと見えてこないということもあります。
サツドラ日の出店がまさに偶然の角度と隙間の一致だったのと同じ。
まあここまで来て「なぜだ」と思うほうも珍しいけど。
278号線漁火国道でもそうですが、交通量が夜景に如実に反映します。
この部分を「函館市民の生活の灯り」と言えば確かにそうなのですが、
夜景の正体って実は…なことがとても多いんですね。
意図した演出と、偶然必然入り混じって夜景になっている。
まあでも意図した演出が7~8割じゃないでしょうか?
次回はそう言ったそういう意図?な部分に踏み込んでみたいと思います。
それにしても平面地図(2D)では理解できない、夜景(3D)の不思議を感じます。
なかなかマネのできないブログがたくさんありますねえ。いろいろ参考になるなるっ!
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