★ドコイク函館ランチ(29)後編★プチコション→遠足は帰宅するまでが遠足
後編です。オードブルの段階で期待が膨らむ。
自分の採点基準は(今まで辛すぎたので)この店のせいで修正なのか。
料理を待つ時間も何か、手持無沙汰ではなく、
ゆるやかでかつ期待に満ちた時の流れに思えてくる。
メイン料理。
右にパイを敷いたブリの叩き(半生)。
パイ仕立てにはアマランサスのソースが仕込んであるという説明。
アマランサス?またまた未体験ゾーン。
そして真ん中にはご覧のようにムール貝。敷いてあるのは青梗菜。
白いのはこれも半生のイカ。
おっと、これは函館らしい。味のバリエーションが豊かなひと皿。
パイ生地の上のブリの叩き…。こちらの甘めのソースと、
ブリのソテーのトマトソースのスパイシーな酸味。素敵なコントラスト。
どんどん幸せになっていく。
デザートの前に登場したのはブリュレ。
焦げたキャラメルの層がスプーンに抵抗する厚み。
いま焦がしたキャラメルの熱と、ブリュレの冷たさが絶妙に混じり合う。
できたて、いいよね。
そしてデザート。デザートはシェフ自らワゴンを持参して説明。
7種の中からお好きなものをぞうぞ。
↑シェフ自身の盛り付けがこれ。ということは4種め、5種めを希望してもいいみたいだな
全部ひとくちずつ食べたいです、という客が多いのでは?
洋梨のタルト、プリンのマーブルタルト、プルーンのスパイス煮の
3種をチョイスする。
プルーンの煮汁から黒胡椒がポロリ。
食べる順番に悩むこれも幸せな時間。これ、ひとつずつ片づけていかないと
いけないよね。
この店をもっと早く訪れていたら、全体の採点基準に影響したんじゃない?
などと考えながら、100点満点もあるか?と思いながら、
レジでの精算する際の、賞賛の言葉を探す。
「とてもおいしかったです。舌に刺激があったばかりか、脳にも刺激を受けました」
ごくごく正直にそう言ったのだが、レジでの反応は???
あれ?すべったか?
「ごちそうさまでした」
を告げる、その瞬間、見てはいけないものを見てしまったんですね。
というかそれが減点材料そのもの。(でも、注意深く見ない人には関係ない事)
いまいちインパクトに欠ける料理をデザートが救う、というパターンは
ありますが。デザートまで感動させておいて、精算時に「!」となることも
あるんだなあ。初めて知りました。
94点。
それでもルクリマの上を行く、でいいのか悩むけど、あの日の自分の採点は94。
そこは間違いがない。
100へ突き抜けるのと、やっぱり94止まりなのと、大差はないかもしれないけどね。
でも思い返して、
・船上で活〆の説明、ムカゴ、アマランサス、デザートワゴン
すべてが練られたシステムだとしたらどうでしょう?
さらに場数を重ねると、そこの不明瞭な部分が見えてくるはず。
当然クリスマスと年末の予約はいっぱいらしいですけど、この日に限っては
先客のご夫婦しか見かけず、長閑なランチタイム。
このペースで1日3、4組だったら、やってけないでしょう。
たまたま、ですか?
こんな店、特別の日にしか行きません、でしょうか?
きっとその答えもいつか出る。
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