【晩秋の東日本・北海道フリーパスたび】(6)「留萌線終点・増毛と鉄ちゃんたち」…身近に自然がいっぱい
ラスト・エピソード。このラスト・エピソードがあってこその「旅ログ」です。
いったん実家に帰って横になったのに夜中の1時にまた函館駅へ。
アタマおかしいんちゃうの?(笑)
なんと、あせって駅へチャリこぐ、深夜の国道278(海岸沿いの漁火国道)で、
センターライン付近を悠々と行くキタキツネに遭遇。
おいおい山から10kmはあるだろう。てか、函館山の住人?それでも4、5km。
って、この市街地ど真ん中でキツネに遭ったのは小学生のときでも記憶にない。
やっぱり何かの前触れ? 写真撮れなかった。「はまなす」乗り遅れるもんなあ。
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この際、終わりの近い急行「はまなす」にも改めて乗っておこうと思い、
函館1時23分発、札幌6時07分着。
これがまた平日なのに、混んでいるんだ。何が? 指定席が。
自由席は空いているのにね。まさに逆視点。
嵐の札幌ドーム公演目当てのファンがけっこう乗っていたらしい。
以前は道内移動でEXILEのコンサートでかぶったことがあったし、
札幌ドーム公演って、JR北海道にめちゃくちゃありがたいものなんだね。
はまなすの車体撮影は常に一定人数が群がっているので、何も驚かないのだが、
今回は改めてひと通りの写真を撮った。鉄ちゃんに混じると、
どこを撮るべきかの感覚も少しは磨けるもんだ。
↑函館本線、滝川手前の車窓。遠くに増毛連峰、暑寒別岳も冠雪済。
深川から増毛までの留萌線の列車は、5時44分発のあとは11時08分。
空き時間はもったいないので、留萌発9時50分発の路線バスで増毛へ。
増毛発深川行きは12時54分なので、どのバス停で降りたら、
町内を効率的に回れるか考えを巡らせつつ、増毛駅をスルーして暑寒橋で下車。
10時34分。バスは別苅方面まで行くので、終点まで行ったら深すぎるに違いない。
増毛は冬期は荒天でしばしば陸の孤島化する厳しい気候の場所だが、
11月半ばでも、いまだ晩秋の趣き。うららかな晴天で、
外を歩いている人もあまり見かけない長閑さ。
途中、この地出身の三国清三シェフの監修「オーベルジュましけ」でランチ。
そこから河口の野鳥を観察しつつ、リバーサイドパークから赤い吊り橋を渡り、
約1時間かけて散策。駅に戻ったのは12時半。
↑暑寒別川の河口にカモメたちがたくさんいたので、慣れているのかと
思いきや、近づいてかなり驚かしてしまったようです。河口からすぐの
ところにはシノリガモの群れが。シノリガモ、これも初めて見ました。
どこにでもいる奴ですが。せっせと餌集め。スズメと競ってました。
まだ、列車の時間まで余裕があるので付近をひと通り撮影。
なかなか風情のある駅付近で、けっこう観光的なパワーのある町と見た。
↑このタイミングじゃないとこのアングルは撮れないです。
↓で、こんなところに灯台。
いざ深川行きに乗り込もうとすると、たくさんの観光客がどこからか湧いてきている。
車両止めと撮影するもの、駅名標を撮るもの、列車を撮るもの。
さっきまで数人だったのに、軽く15人も!
そっか、深川発11時05分発で増毛に12時44分に着いた人たちなんだね。
たった10分で駅近辺を撮って、また帰っていく。ほとんどがお一人様だ。
終点増毛はわかっても、駅のある増毛の町は10分じゃどうしようもなかろう。
約1時間町内散策をして、観光客のひとりとも出会わなかったのにね。
まあ、これが鉄道旅好きではあっても、鉄ちゃんに同化したくない最大の理由かな。
それにしても来春の廃線を待つ駅にしては、かなり魅力的な町。
もちろん真冬はきついんだけれども、深川~増毛が1日6本という時点で、
もう外堀は埋められているんだよね。
ダイヤ改正という名の「宣告」がきっと下るのでしょう。
でも、現状としてはバスがかなり本数出ているので、
すでに輸送手段の移行は済んでいるというしかないんだな。
地元民はバス利用が主で、JRに乗るのは鉄ちゃんたちだけ。ツライものがある。
<追記>
外装は修復済ですがかなり痛々しいです。
もう40年走ってきた車両なんですね。
やっぱりそろそろ、なんでしょうか。
なかなかマネのできないブログがたくさんありますねえ。いろいろ参考になるなるっ!
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